五時三十五分起床。桜が終わるのとほぼ同時ということになるのか、ハナミズキが咲きはじめると少しずつ夏の気配が濃くなっていく。部屋の中ではTシャツ1枚で過ごせる時間が増えてきた。
午前中は仕事。某案件の企画書を最後にもう一度見直し、かなり手を加えてから納品。
午後はぽっかり空いてしまった。昼食後に昼寝を、と横になったのだが、そのまま夕方まで眠ってしまった。たまにはこんな日があってもいい。
夜はまた5kmほど軽く走った。エアロバイクは痔を悪化させる可能性がなきにしもあらずなので、やめることにした。その分、できるだけ歩き、走る。
読書は大澤真幸「〈世界史〉の哲学 近代篇29 ヘーゲルを通してドストエフスキーを読む」(「群像」2019年5月号掲載)を半分くらい。ドストエフスキーの作品構造を通して資本主義を読み解く、という試みはまだつづく。ドストエフスキーと言えばバフチンなのだろうけれど、著者は新たな導き手としてヘーゲルを引っ張り出してきた。正直、ちょっとついて行けてない。ドストエフスキーの作品を読んだことがないからだと思う。読まなきゃなー、と思いつつ30年以上過ぎている。
そして奥泉光『雪の階』。いわゆる戦前の国粋主義にもいろいろ方向性があったのかなー、と思ってしまう。まあ、本作は創作なのだからどこまで史実に基づいているのかわからないのだが。