六時起床。盛夏は過ぎ秋が近づいていることが、早朝の空の雲の広がり方やマンションの外廊下に流れる風の柔らかさでなんとなくわかる。
妻は今日から始まる祖師ケ谷大蔵での個展のために外出。ぼくは留守番。散歩したり、読書したり、夕食の準備をしたり。麻婆茄子豆腐をつくった。麻婆なのだが、豆腐もなすも入れちゃう。
夜、ランニングへ。11km。善福寺池のまわりで虫取りをしている親子をたくさん見かけた。夏休みの自由研究だろうか。しかし、40代くらいの男性一人の場合もちらほらと。昆虫マニアなのか、それとも子どもは自宅でほかの宿題に取り組み、親が一人で自由研究を、ということなのかもしれない。
間宮緑「語り手たち」(「群像」2019年9月号掲載)。語られる物語はどんどん不思議な展開になっていくのだが、文体がスタンダードなので異様な雰囲気はない。しかし、それでもどこ時代のどの国でのことなのか、といった細かな設定が語られることはないので、不思議さは相変わらず持続する。