昨夜は一時まで作業してしまったが、結局いつもどおり五時四十分起床。大学を卒業して最初に入った会社で担当した某クレジットカード会社の広報誌のその後、みたいな夢を見た。
曇天。葵が外を見たがっているが、見せるとつまらなそうになる。
仕事。今週は水曜あたりから少し落ち着くと思っていたが、まったくそうならず。午前中は連絡は慌ただしく入りつづけ、その都度細かな対応を繰り返している。午後になると若干落ち着いたので溜め込んでいた事務処理、税理士に渡すために年末調整の書類などつくっていたが、夕方にはまた、軽くではあるが、バタバタしはじめた。振り回されている気がしないでもないが、コロナ禍の中で仕事をいただけているのはありがたい。飲食や旅行、イベントなどの業界の方と比べたら、ぼくはかなり恵まれている。
読書は乗代雄介「旅する練習」(「群像」2020年12月号掲載)。小説家をしている語り手は、中学受験に成功したサッカー女子の姪っ子から、以前鹿島の合宿先の部屋から勝手に持ち帰ってしまった本をいっしょに返しに行ってほしいと頼まれる。乗代雄介は好きな若手作家の一人。軽快なのに不思議なうねりのある文体が魅力的。