固く揺れている - わたしが猫に蹴っとばされる理由

　昨夜は微妙に早寝したからだろうか、五時二十五分、目が覚めてしまった。曇天。灰色がかった朝の空は冬のような重さ。風はやや強く、そして冷たい。ベランダのオリヅルランが固く揺れている。

　仕事。朝から昨日打ち合わせした某案件に取り掛かるが、午後に内容変更の連絡が入り、いきなり修正作業。こういう流れはよくあることなのだが、コロナ以降、増えた気がする。

　午後、一瞬の隙を突くように整形外科へ。TFCCの治療。今日のリハビリ担当者は施術がうまかった。痛みがラクになっている。

　十九時、Zoomで打ち合わせ。気心知れたチームなので、ざっくばらんにいろいろ議論できた。

　温又柔「永遠年軽」（「群像」2021年12月号掲載）読了。大切にすべきは何なのか。国か、自分か、未来か、過去か。「多国籍」という切り口から現代という時代に生きる人々が抱える生き方の歪みのようなものが感じ取れた良作。救いのようなものもある。