わたしが猫に蹴っとばされる理由

文学・芸術・哲学・思想の読書&鑑賞日記が中心ですが、雑食系なのでいろいろ取り上げてます。猫もいるよ♡

朝の生ぬる

 五時四十分起床。得意先の営業担当Mさんと畳の部屋で雑魚寝しながら90年代の高級車の話をしている。そんな夢を見た。

 雨は止んだようだが湿度が高く、喩えはおかしいが最近の台風の後の、湿気を引きずった朝の生ぬるさに似た感覚がある。葵は雨が上がってテンションが高まっているのか、朝からコピー機の上に飛び乗ったり廊下を全力疾走したり、と猫らしい気まぐれな一人遊びをしている。

 仕事。少しだけ経営系の仕事をしてから、某案件の資料の読み込みに取り掛かる。ひたすらメモ、メモ、メモ。書いてアタマに叩き込み、書いて考える。

 十五時、代理店D社のKさんとリモートで打ち合わせ。難しい内容だというのに、とにかく楽しい。

 夕方、外出していた妻が帰宅。おみやげの鯛焼きをモグモグ。

 夕食はインドカレーのお弁当。キーマ、チキンとトマト。そしてナンをたっぷりと。

 

 

 工藤庸子「文学ノート・大江健三郎I 敗戦と小説について 大岡昇平×大江健三郎(4)」(「群像」2022年12月号掲載)。『レイテ戦記』の考察。大岡が地質学・地形学に詳しいというは知らなかった。確かに引用されている文章を読むと、「地形」の描写に異様なこだわりを見せている。地形が生物であるかのように描かれた部分は、地形に生命のようなものを感じなければ書けないだろうなあ、と思った。