わたしが猫に蹴っとばされる理由

文学・芸術・哲学・思想の読書&鑑賞日記が中心ですが、雑食系なのでいろいろ取り上げてます。猫もいるよ♡

無視していても支障ない

 五時四十分起床。昨夜は突然の逆流性食道炎で胸が激しく痛み、夕食どころではなくなってしまったのだが、頓服薬を飲んでしばらく休んでいると痛みは治まり、違和感、不快感は残っているもののそれなりに動けるようになり、空腹感も感じたので、妻が残しておいてくれたサラダなどを軽く食べた。朝、目覚めると昨夜よりさらに体は軽くなっているが、まだ違和感はしぶとく残る。だが、無視していても支障ないくらいだ。

 仕事。多くの人が今日から仕事始めなのだろうが、特定の取引先以外からはほぼメールは届かず。今日まで休みという人も案外多いのかな、と思いながら、某案件のコンセプト開発やら企画書作成やらをゴリゴリと進めた。

 夜、夕食をとりながらテレビ朝日でやっていた昭和のレジェンド声優の特番を観た。アニメはそれほど詳しくないが、それでも「コブラ」の野沢那智さんなど知っている人がでると気持ちは高まる。

 

 堀江敏幸「二月のつぎに七月が(42)」(「群像」2023年1月号掲載)。阿見さんは、父の形見の文庫本の書写をしながら、自分の癖字や、言葉と数字の本質的な違いのようなものに思いを馳せる。記憶と、文庫本と、書写した手帳とを、散漫に行き来する阿見さんの思考や心の中を追体験する感覚が妙に心地よい。