五時四十分起床。今日も秋晴れ。ウロコのようなヒツジのような、雲の群れが空のところどころに広がっている。風はやや冷たい。
午前中はせっせと掃除。午後、妻が取引先のギャラリーへ。ぼくは善福寺川をランニング。和田堀公園、この季節になるとキンモクセイが非常に多く植えられていることに気付く。
夕食は妻が買ってきてくれたイタリアンの惣菜と、妻が懇意にしてくれているカフェのオーナー特製のラタトゥイユ。うまし。
鷲田清一「所有について(最終回)」(「群像」2023年11月号掲載)を少し。所有という概念が実は個人の資産、そしてその根本としての生命や存在を守るためにあるだけでなく、実は社会的なシステムの一部であり、義務でもあるということへと広がる。社会構造が高度になればなるほど、「持つ」という言葉の意味が拡大していく。