わたしが猫に蹴っとばされる理由

文学・芸術・哲学・思想の読書&鑑賞日記が中心ですが、雑食系なのでいろいろ取り上げてます。猫もいるよ♡

納得しながら、数秒だけ

 五時四十分起床。朝のゴミ出しがTシャツ一枚ではちょっと寒いかな、と感じるようになった。もっとも、日中の部屋の中はTシャツだけだが外に出る時はシャツを羽織る。人前では半袖を着たくない。

 仕事。資料の読み込みに徹した一日。月曜は、ここからアイデアをひねりださねば。

 夕方、整骨院へ。よくなってはいるものの、しぶとく残る痛みがある。なんとか治したい。

 整骨院ついでにウォーキング。一戸建ての庭先からキンモクセイが香るようになってきた。冷たい風とこの香りは、自分の記憶のなかではセットになっている。ひんやりした風とともに華やかさと哀愁の両方を含んだ香りが突然やってくる。周囲をみまわすと、こんもりと刈られた庭木に小さなオレンジ色の花がたくさん咲いているのを見つける。ああ、と納得しながら、数秒だけ見つめてみたり、さっと立ち去ったり。

 葵の、年に一度の健康診断の結果が来た。良好。

 

 保坂和志「鉄の胡蝶は記憶は歳月は夢は彫るか(62)」(「群像」2023年10月号掲載)。思考の流れや変化、掘り下げを追体験する。そんな読書体験。こういう小説があってもいい。読むのはタイヘンだけど、楽しさはある。