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五時二十五分、目が覚めてしまう。昨夜は布団に入るあたりから鼻詰まりがひどくなってまったく眠れなくなってしまった。しかたなく一度起きて鼻うがいをすると落ち着き、すぐ眠ることができた。早く目が覚めたのはこれとはあまり関係ないと思う。
今日もオフ。しかし会計担当をしているマンションの管理組合の仕事があるので、半日ほど働いた。
午後は完全休養。完全に緊張感が途切れてしまい、昼食後はグースカと眠ってしまう。その後、妻と長めのウォーキング兼買い出し。やはり阿佐ヶ谷の住宅街より西荻のほうが花を植えている家が多い。地域柄なんだろうなあ。
永井玲衣「世界の適切な保存(23)」(「群像」2024年5月号掲載)。日雇い労働者のおじさんとの思い出。生きていたという証としての思い出こそ、適切に保存すべきもの。せつない。永井さんの連載、次号が最終回。
五時四十分起床。ゴールデンウィークも残り二日。今日はオフにした。午前中は掃除に読書と、昨日とさほど変わらぬ過ごし方。結局のところ、旅行だ帰省だと事前に予定を立てておかない限り、過ごし方はふだんと大して変わらない。
午後は妻と外出。荻窪の西友で買い物をしてから、阿佐ヶ谷まで迷路のようになっている住宅街を迷路を楽しむように歩いた。昨日のランニングでは善福寺池の周囲や、近辺の一戸建ての庭に咲く初夏の花をたっぷりと眺めることができたが、荻窪から阿佐ヶ谷あたりの住宅街はあまり花を見つけられず。馬橋稲荷をお参りしてから阿佐ヶ谷で少し買い物をしてから帰宅。夕食は阿佐ヶ谷で買ったカレー弁当を食べた。
福尾匠「言葉と物」(「群像」2024年5月号掲載)。「置き配時代の社会学」って感じなんだよなあ。今回は芸術論寄りだけど。
五時四十分起床。今日も五月晴れ、東側の窓から差し込む朝日の明るさと鋭さを見ただけで、暑くなる予感がしてくる。とはいえ湿度はさほど高くなさそうだから、それなりに快適なのかもしれない。カリフォルニアあたりの気候はこんな感じか、こういった空模様の日にはよく考えるが、行ったことはなく、いまのところ行って確かめる気も起きていない。
完全休日。掃除したり、読書をしたり。そしてテレビ。毎週土曜日、楽しみにしているMX「ぐるり東京江戸散歩」。テレ東「もやさま」を少し見てから、その流れで「家着いていっていいですか」の総集編を少し。
十五時、ランニングへ。まだハムストリングスが完全ではないので、ゆっくり6.5km。最後のほうだけ少しいつもと同程度のスピードを出してみたが、大丈夫そうだ。善福寺池に大きな鯉のぼりがたくさん掲げられていた。個人宅で大きなものは飾れないし、そもそも飾る家も少ない。季節の暁治は、こうした公共施設での催し物に集約されていくのかもしれない。風情と効率、両方を求めたら自然とこうなる。
夕食は牛肉と筍のオイスターソース炒め、水餃子スープなど。食べながら、録画しておいた「家事ヤロウ」を見る。前半は和田明日香の新キャベツ料理、後半は冷凍チャーハンのど素人ランキング。後半のアイデアは秀逸。最高に面白く、最高にグダグダだった。
長野まゆみ「もう森へ行かない」(「群像」2024年5月号掲載)。出生の秘密、なのかな。
吉岡乾「ゲは言語学のゲ(10)」(「群像」2024年5月号掲載)。言語における人名の付け方についてのラフで楽しい考察。宗教との関連性があるような、ないような。そして現代の日本におけるあまりに自由すぎる命名法。著者がいうように、ぼくも人命に「淘汰」「沙汰」の「汰」という字をつけるのはどうかと思った。「選び分ける」「分を超える」といった意味があるのだが、多くの場合、ネガティブな使い方をされているような。ま、どんな名前であろうが自由なのだけど。
大澤真幸「〈世界史〉の哲学 現代篇(30) 「知っている神」と「探偵」」(「群像」2024年4月号掲載)。ピューリタンの終末論、最後の審判と資本主義との関連性の考察から、なぜピューリタンが終末論を信じ、その信仰にもとづき敬虔質素な行動をとるのか、についてを「アブダクション」という視点から、そしてなんと「シャーロック・ホームズ」を起源とする(のかな?)探偵小説を鍵として考察している。
五時四十分起床。今日も五月晴れ。妻が日焼けを気にしそうなくらい、すっきり晴れた。
憲法記念日で休日だが、間に合わないので仕事。某航空会社の案件。時折迷路にはまり込んでしまうのだが、それでもなんとか、資料を見てはメモをつくり、メモをつくっては書いてみて、を繰り返して、なんとか抜け出すことができた。
夕方、妻とウォーキングを兼ねて西荻窪のライフへ。あまり行かないスーパーなので、ついつい珍しいものを買い込んでしまった。
夕食はライフで買った鰹のたたき。ゴールデンウィーク後半戦、もう初鰹の季節だ。
長野まゆみ「もう森へ行かない」(「群像」2024年5月号掲載)を少しだけ。ルカチカシリーズの第2弾。ジェンダーだの家族だのあれこれ複雑に絡んでいて、よくわからないのだが、なんとなくおもしろい。