わたしが猫に蹴っとばされる理由

文学・芸術・哲学・思想の読書&鑑賞日記が中心ですが、雑食系なのでいろいろ取り上げてます。猫もいるよ♡

妙に腹が

 五時四十五分起床。今朝は特に寒い。布団の中に入っていても寒い。

 九時、喘息の検診のために内科医へ。最近痰が絡みやすいと言ったら薬を出してくれた。

 午後は銀座へ。なんとかモノにできればいいのだが。久々にNさん、Hさんと再会。お二人とも元気そう。某代理店で相談を受ける。Hさんは、「丸出だめ夫」の森田拳次さんと仕事して以来だな。無類のマンガ好きの方。

 時間が少し空いたので、銀座の東急プラザをぶらついてみた。特に欲しいものはなかったなあ。

 続いて後楽園へ。新規案件の打ち合わせを二時間ほど。最後に、別の打ち合わせを十分だけ。

 妙に腹が減る一日だった。

 

 読書は、届いたばかりの「群像」2019年2月号にざっと目を通した程度。そして佐伯一麦の短篇を読みはじめた。

 

群像 2019年 01 月号 [雑誌]

群像 2019年 01 月号 [雑誌]

 

 

 

 

 

堀江敏幸「二月のつぎに七月が」(19)

「群像」2019年1月号掲載。

 市場の食堂のスタッフと店に訪れるお客たちの会話や記憶が巧みに紡がれているのだが、彼らの記憶を通じて、その世界観が少しずつ広がりはじめているような…。

 

 

群像 2019年 01 月号 [雑誌]

群像 2019年 01 月号 [雑誌]

 

 

▼堀江敏幸の作品はこちら。

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大澤真幸「〈世界史〉の哲学」近代篇26 分離派の倫理と資本主義の精神

「群像」2019年1月号掲載。

 ドストエフスキーの作品を、「資本主義の原理」という視点から読み解くという試み。バフチンの読解が重要になる。ロシア正教の分離派という存在については全然知らなかった…

 

 

群像 2019年 01 月号 [雑誌]

群像 2019年 01 月号 [雑誌]

 

 

 

〈世界史〉の哲学 近世篇

〈世界史〉の哲学 近世篇

 
<世界史>の哲学 東洋篇

<世界史>の哲学 東洋篇

 
<世界史>の哲学 イスラーム篇

<世界史>の哲学 イスラーム篇

 
<世界史>の哲学 古代篇

<世界史>の哲学 古代篇

 
<世界史>の哲学 中世篇

<世界史>の哲学 中世篇

 

 

嘘つく猫

 五時に目が覚めてしまった。寒い。寒すぎて目が覚めたか。それともジジイの生活リズムになりつつあるのか。今年で五十歳になる。

 仕事。某企業の展示会ブースのコピー。コンセプト/メッセージ的なものをお送りし、つづいて展示内容の説明パネル用のコピーに着手。葵が遊んでくれとうるさい。手芸用のウールボール(フェルトのタマッコロ)がおもしろくて仕方ないそうだ。投げてあげるとそのまま一人サッカーになだれ込んだり、転がった玉を取ってきて、もう一回投げてとせがんだり。最後には家具と床のすき間にスポーンと入れてしまって、取ってくれと要求してくる。ここに入っている、と嘘をつくこともある。そのたびに手を止め、家具を動かしたりすき間に定規や孫の手を差し込んでみたり。あー、めんどくさい。

 夕方は少々長めに歩いた。といっても5km少々だが。北風が強く、耳の先や指先が金属のように冷たく固くなってくる。

 夕食を食べながら「探検バクモン」を観た。ウィッグメーカーの技術力、やっぱりすごい。そして、コンプレックスは諸刃の剣だな、とも思った。人を閉じこもらせることも、動かすこともできる。

 

 妻が参加中の、猫雑貨店「猫の額」のグループ展、参加メンバーが続々とインフルエンザで倒れているらしい。ちょっと心配。

 

今日の事件簿

  • 目を閉じただけで夢を見た事件
  • 妙に腹減る事件
  • 竹内アナ復帰事件
  • 妙に腹減る事件
  • 秋乃ろーざさんはスフィンクスを買っている事件
  • 妙に腹減る事件
  • 黙々とillustrator事件
  • 妙に腹減る事件
  • まだまだシュトーレン事件
  • 妙に腹減る事件

 

▼秋乃ろーざさんは、NHK「ラジオ英会話」のパーソナリティ。

 

すき間とおもちゃ

 五時四十五分起床。今日から仕事が本格的に始動。とはいえ、初日はスロースタートだ。打ち合わせの日程調整などのメールは何通か来たが、それ以外は静かだ。こちらからは、冬休み中に進めておいた案件をいくつかメールで納品。受け取ったとの連絡は来たが、それ以上の動きはない。

 午前中は外出。気温はさほど落ち込んでいないようだが、北風が冷たい。銀行で事務処理を済ませる。

 午後は書斎にこもって某案件を進める。葵がちょいちょいやって来ては、おもちゃが家具のすき間に入ってしまったので取ってください、と訴えるのだが、見てみると、そんなものはない。どうやら、「すき間に入ったから取って」ではなくて「すき間からおもちゃが湧いて出てくるはずだから取って」と言っているらしい。ったく。

 夕食は七草がゆ。余ったので、明日の朝食にする予定。

 

 読書は堀江敏幸「二月のつぎに七月が」(「群像」2019年1月号掲載)を少しだけ。風呂で読んでいたら居眠りして本のかどっちょが少しお湯に浸かってしまった。

 

▼再掲。

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絲山秋子「御社のチャラ男(9)」

「群像」2019年1月号掲載。今日、2月号が届いちゃったけど、まだ1月号を読み終えていない。読みたいところしか読んでないんだけどね。

 万引き癖のある男、共依存な妻、そして男を上司として無意識のうちに攻撃して優位に立とうとする(と男が勝手に分析している)チャラ男。男とチャラ男は被害者と加害者の関係に近いというのに、読み進めるうちに、こいつらはおなじタイプの人間、仲間なんだ、という気がしてきた。

 

 

群像 2019年 01 月号 [雑誌]

群像 2019年 01 月号 [雑誌]

 
群像 2019年 02 月号 [雑誌]

群像 2019年 02 月号 [雑誌]

 

 

 

薄情 (河出文庫)

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夢も見ずに眠った。

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ダーティ・ワーク (集英社文庫)

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沖で待つ (文春文庫)

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