五時前に目が覚めてしまい、少しウトウトはしたものの、結局五時半には起きてしまった。気合い十分、と起き上がったものの、時間に余裕があり、なおかつ祝日でもあるせいか、朝の身支度の動作も動物たちの世話の段取りもどこか緩慢だったようで、いつもより、かなりもたついた。
春分の日。世間は休みだが、仕事。某IT企業の案件を朝から進めた。なんとか形になったので午前中で終了。昼食後、午後は一時間ほど昼寝。その後は経理処理やら、ノートパソコンの設定変更やら。
夕方、長めにウォーキング。気づいたら吉祥女子中学・高等学校の先まで来ていた。
読書は工藤庸子「文学ノート・大江健三郎(8) Ⅲ 神話・歴史・伝承 『万延元年のフットボール』『同時代ゲーム』」(「群像」2024年4月号掲載)。やっぱり『万円元年』を読み解くには、民俗学という鍵が必要になるということだな。それだけじゃないけど。ストーリー展開とか美しい文章とか社会批判性とかそういうことではなく、構造の妙、というか。作品世界の重奏性、というか。
五時四十分起床。右ハムストリングの肉離れはかなりよくなっているが、寝起き直後はどうしても痛む。体の冷えや強張りが影響するのだろう。激痛が走るようなことはもうないのだが、それでも布団から抜け出し立ち上がる時はつい慎重になってしまう。
仕事。某案件のWeb企画。頭の中にイメージはできあがっていたつもりだったが、いざ手を動かしはじめてみると、あれがわからない、これがわからない、とわからないことだらけ。加えて、イメージの組み立ての段階でも細かな部分に不都合が出てくる。あーでもない、こーでもないと考え、メモを増やし、書き換え、とやっているうちに夕方になってしまった。
十六時、整形外科へ。よくなってきてはいるが、まだストレッチは厳禁、もちろんランニングなどもできない。もう一週間様子を見なさい、と言われた。診察料380円。
夕食はブリを食べた。
小川洋子「踊りましょうよ」(「群像」2024年4月号掲載)。耳をテーマにした連作短篇。前回はめちゃくちゃグロいシーンがたくさん登場したが、今のところ今回はそれがない。前回については、小川洋子ファン歴はぼくよりずっと長い妻いわく「小川洋子の悪いところが全部出た」。同感。
五時四十分起床。洗面所で、左目の白い部分が真っ赤になっていることに気づいた。まぶたの上から軽く触れると痛む。こりゃやばい。今日は働く予定だったが取りやめ、朝イチで眼科へ。見た目はひどいが眼球自体が傷ついたわけではないそうで、心配はいらず、薬なども必要ないとのこと。ついでに眼底検査をしていただいたが、こちらも問題なし。瞳孔を開く薬を使ったので、眩しくて目を開けていられず、帰宅に難儀。せっかく晴れて春らしい陽気なのにまったく楽しめず。手で庇をつくったり薄めになったりしながら歩き、なんとか帰ったものの疲労困憊、帰宅後は倒れてしまった。
昼食後、長めに休息。薬の効果が切れて目が見えるようになってきたので、軽くウォーキングへ。ついでに買い出し。膨らみはじめた木蓮を楽しむ余裕も出てきた。
目の疲労感は残っていたので、読書はせず早めに寝た。ふう。