わたしが猫に蹴っとばされる理由

文学・芸術・哲学・思想の読書&鑑賞日記が中心ですが、雑食系なのでいろいろ取り上げてます。猫もいるよ♡

2008-09-01から1ヶ月間の記事一覧

デトロイト・メタル・シティのサントラって

元SPIRAL LIFEの石田小吉だったのね。どうりで完成度高いわけだ。魔界遊戯~for the movie~(初回限定盤)(DVD付)アーティスト: デトロイト・メタル・シティ,石田ショーキチ,Kiminori Wakasugi,Gary Newby出版社/メーカー: インディーズ・メーカー発売日: 2008/…

町田康『宿屋めぐり』

異世界か、勘違いか。 町田作品の主人公は必ずロクデナシ男なのだが、「くっすん大黒」のころと比べると、かなり変わってきたような。「くっすん」は時代を先取りしたニート感覚があったけど、今はただひたすら暴力性に向かっているというか。その向かいっぷ…

大正漢方胃腸薬

五時四十五分に起床しアヂイアヂイと汗を拭きつつせっせせっせと某運送会社の企画を考えたり某企業Webサイトのコピーを書いたりと慌ただしく働きつづけ夕食は卵焼きやキンピラなんかであっさりと済ませさてもうひと頑張りと机に向かったらあっさりごはんだっ…

町田康『宿屋めぐり』

時代小説的世界観の入り交じった現代というか、そんな架空の世界が舞台。『パンク侍』に近いのかな。のっけからチャンバラ戦闘シーン。宿屋めぐり作者: 町田康出版社/メーカー: 講談社発売日: 2008/08/07メディア: 単行本購入: 2人 クリック: 58回この商品を…

「デトロイト・メタル・シティ」

観ましたぜ、比呂美ねーさん。内容は原作よりかなりソフト。間違ってもスパンキン風林火豚や東京タワーにレイプなど期待してはいけない。日本映画の典型的ハッピーエンド型サクセスストーリーのパターンに、あの狂乱の物語を無理やり押し込んだ感じ。あちこ…

余熱を生かす/荒ぶる神をしずめてください

八時起床。果てしない暑さに、地球はついに公転をやめ日本が夏のところでぴたりと止まったままになっているのではないかという馬鹿げた妄想をしてしまうのだが当然そんなはずはなく、確実に秋分の日の昼と夜が半分ずつの位置まで近づいており、したがって暑…

小川国夫『止島』読了

「志願」。流されて結婚してしまった女(語り手の姉)が、かねてからの夢であった修道女になるべく離婚してしまう。見放された元夫のなさけない孤独感。それを救うのが、語り手との友情。 この作品集で描かれているのは、さまざまなかたちの孤独。晩期にこん…

G-SHOCK「ガルフマン」

海での使用を前提に開発されたモデルで、防錆のために外気に接する金属部分はみーんなチタンでできている。金属アレルギーに悩むぼくには向いているんじゃないかな、と。 [rakuten:tokeiten:911293:detail] [rakuten:10keiya:10133487:detail] [rakuten:kiry…

小阪修平『現代思想のゆくえ』読了

90年代に著者が行った講演がベースになっているから、ちょっと内容が古いかも。相対主義とはなんぞや、そして相対主義になだれこんだ現代思想とリアルな社会との関係性はどうなっちまっているのか、ということが、前半はわかりやすく、後半は難解に書かれて…

主婦かよっ

七時三十分起床。曇天。夜、雷雨。 掃除して買い物してシャツにアイロンかけて晩ゴハンにタイ風レッドカレーつくった。家事しかしてないような気がする。

小川国夫『止島』

表題作「止島」。孫を疫痢に感染させてしまい、そのショックからか、自身も病気になり命を落としてしまう老婆。戦前という時代背景だの家長社会だのによって生まれた女の頑固さのようなものが、死を目前にした老婆を無慈悲にも孤独へと追いやっていく。 「母…

冷房猫

ここ数日、夜中になると花子が騒ぐ。この夏はどういうわけかすぐに暑がって、冷房を入れろとやたらにねだる。リモコンからスイッチを入れ本体からピッと電子音が聞こえると、必ずそちらに視線を向けてきちんと稼働しているか確認する。寝る前にエアコンは切…

さよなら、ナントカ。

花子、一晩中騒ぐ。暑いと文句を言っているらしい。そう言われても。おれは神様ではない。気象予報士でもない。できることと言えば、日記に天気のことをつづるくらいだ。五時五十分起床。ひどい寝汗。枕が湿っぽい。 雨。晩夏の雨は罰ゲームのように過酷。蒸…

木下古栗「教師BIN☆BIN★竿物語」読了

「群像」9月号。タイトルにある「竿」は、物干し竿なのかと思っていたが(そんな描写がちらりとあった)、どうやらチンボコのことらしい。木下氏の作品、はじめて読んだ。読み終えた感想は、「こんなのを書く人だったのか」。エログロバイオレンス純文学。病…

誰だよ、この人。

夢日記。スピリチュアルカウンセラーの江原さんに、寝るときは窓を締めなさいと怒られた。その後、箱田浩司という名が出てきたのだが(漢字で)、どんな流れの中でだったかは覚えていない。誰だよ、この人。 五時四十五分起床。もう暑い。一時間ほどしたら、…

小川国夫『止島』

「未完の少年像」。戦後数年経ってからの話だろうか、精神障害者施設で文学について講演してほしいと依頼された主人公は、戦争体験を織り交ぜながら書くことの孤独について語る。講演後は、スタッフとともに命の価値について語り合う。人は、なんのために死…

んがー! TXが……

知らぬ間にかどっちょが傷ついてる。アスファルトか何かにこすれたような感じ。ううう、ショック。ミヤビックス オリジナルUSBクレードル for Palm TX/Tungsten T5出版社/メーカー: ミヤビックスメディア: エレクトロニクスこの商品を含むブログ (2件) を見…

なかったことにされている

六時起床。暑い。昨日感じた、秋めいた朝の空が、早朝よりもくもくと立ち上る入道雲たちによって、なかったことにされている。朝顔や瓜の類は伸びる勢いが落ちはじめてきたというのに、一度落ちたはずの夏の勢いはふたたび強まりはじめている。ひどく汗ばむ…

鼻水で衛生的に

http://gizmodo.com/5043802/nose-gel-dispenser-is-fun-for-the-whole-family-or-maybe-just-me

小川国夫『止島』

「舞い立つ鳥」。旧制中学には進学せずカフェで女給をしている車夫の孫、琴が、家を飛び出して歌劇団(なのかな)に入団してしまうまで。 「潮境」。中国系の同郷の同級生とのいびつな友情。 読みすすめるにつれ、時代が現代へと近づいてくる(今のところは…

Yohji Yamamoto Autumn/Winter 2009

DMが来た。伊勢丹限定でライダーズジャケットが出るらしい。

軽く重たく

六時起床。入道雲を扁平にしたような、果てしなく広がっているのだが、だからといって薄っぺらいというわけではなく妙な立体感を伴う灰色の雲の隙間から、一瞬晴れ間がのぞいては消える。蝉の声は九月になったという先入観で聞いているからか心なし弱々しい…