わたしが猫に蹴っとばされる理由

文学・芸術・哲学・思想の読書&鑑賞日記が中心ですが、雑食系なのでいろいろ取り上げてます。猫もいるよ♡

2008-01-01から1年間の記事一覧

高橋源一郎『いつかソウル・トレインに乗る日まで』

引きこもりはアカン、と気づく主人公。その行動も思考も、なんとまあ、青臭いこと。最初のころとは別人のよう。いつかソウル・トレインに乗る日まで作者: 高橋源一郎出版社/メーカー: 集英社発売日: 2008/11メディア: 単行本 クリック: 9回この商品を含むブ…

ハッピーフライト

テレビCMや番宣では綾瀬はるかちゃんのぼけっぷりばかりが目立っていたが、ホントの主人公は田辺誠一ですな。「成長」がテーマ。ぼくみたいな飛行機好きにとっては、すばらしい映画。笑いを期待すると、ちょっとがっかりするかも。ハッピーフライトアーティ…

トマトジュースを使ったスープパスタ

鍋に湯をわかし、塩をひとつまみ。 ニンニクをつぶしておく。玉葱をスライスしておく。ベーコンも細かめに切っておく。 大きめのフライパンか炒め鍋に、オリーブオイル少量でニンニクを香りが出るまで炒める。つづいてベーコン、そして玉葱をジュジュジュッ…

詳細別項

七時三十分起床。あー眠い。晴れている。朝日が目に入る。全身に降りかかる。でも眠い。 十時、カミサンは個展会場へ。本日が最終日。ぼくは生協へ。今日の晩ゴハンの買い出し。鶏肉、水菜、エノキ、春菊、ゴボウ、とくれば、きりたんぽ。 昼食はスープパス…

高橋源一郎『いつかソウル・トレインに乗る日まで』

オッサン主人公と若き恋人との、愛の日々。見方を変えれば、引きこもり。逃避的な、極めて逃避的な、引きこもり。いつかソウル・トレインに乗る日まで作者: 高橋源一郎出版社/メーカー: 集英社発売日: 2008/11メディア: 単行本 クリック: 9回この商品を含む…

美しい最後

七時起床。晴れ。寒い寒いと前日の天気予報でさんざん脅されていたのに、呑気な空の青さに拍子抜けた。 カミサンは朝から個展会場へ。ぼくは残って掃除など。午後からはかなり前に録画しておいたNHKの石ノ森章太郎特集「サイボーグ009」平成版ヨミ編の四話分…

高橋源一郎『いつかソウル・トレインに乗る日まで』

あれ、と思った。どこか、処女作であり文学史に残る名作でもある『さようなら、ギャングたち』に似ているような。内容はまったく違うし、文体も手法も方向性も、そしておそらくはテーマも違うというのに、そう感じてしまうのは、おそらく処女作とおなじくら…

下ネタで

六時起床。朝焼け。赤く燃えるというよりも、黄金色に気化している。そんな印象。 今日もひたすら仕事。一人で書くにはかなりのボリュームの案件。 午後、並川歯科医院へ。半年おきの定期検診。とくに異常はなし。並川先生、立川抜志として参加した快楽亭ブ…

高橋源一郎『いつかソウル・トレインに乗る日まで』

大きな流れの中に、小さなエピソードがいくつもちりばめられている。高橋源一郎お得意の作品構造。いつかソウル・トレインに乗る日まで作者: 高橋源一郎出版社/メーカー: 集英社発売日: 2008/11メディア: 単行本 クリック: 9回この商品を含むブログ (33件) …

初冬のつぼみ

六時十五分起床。遠くへ遠くへ、広がりながら霞む朝焼けを鈍く映し出す善福寺川の川面に、コガモたちがゆらりゆらりと漂っている。ときおり水の中に顔を潜らせ、尻だけを水面に突き出すようにしてエサを探している。川から突き出た植物のつぼみのように見え…

ずっとずっとずーっと

六時起床。今日は一日、カミサンと猫以外は誰とも会わず、ほとんど電話もせず、ずっとずっとずーっと、書斎に籠もって黙々とお仕事してました。おしまい。

高橋源一郎『いつかソウル・トレインに乗る日まで』

なんか、あんたにしちゃ変だよ、とツッコミを入れたくなるほど、スタンダードなんだよなあ。 仕事を放棄して、かつての恋人の娘(不感症)と韓国でチュー三昧。読んだことないけど、渡辺淳一の恋愛小説ってこんな感じなのかな。いつかソウル・トレインに乗る…

犬も歩けば関取に当たる

六時起床。かなり眠い。こうなることを予測して目覚ましを三重にかけたが、結局一つ目できちんと起きることができた。 深夜に一雨降ったらしい。濡れ冷えたのか、窓には結露が多い。 仕事。某案件の関係でルーマニアに関する資料を読み込んでいるのだが、ル…

覚え書き・OS5で、SDカード内の「Palm」ディレクトリの異常増殖を防ぐ方法

原因は、Macを母艦にして、Japonを使って日本語化している場合の文字化け対策ソフト「P@lmSJIS」にあるらしい。回避するには、HotSync中にSDカードを抜いておけばいい、とどこかのサイトに書いてあった。Palm Magazine Vol.25 永久保存版 (アスキームック)作…

高橋源一郎『いつかソウル・トレインに乗る日まで』

はじめてーのーちゅうー、きみとちゅうー、という歌を思い出した。いつかソウル・トレインに乗る日まで作者: 高橋源一郎出版社/メーカー: 集英社発売日: 2008/11メディア: 単行本 クリック: 9回この商品を含むブログ (33件) を見るニッポンの小説―百年の孤独…

事実を認めたくないのだろう

六時起床。師走らしい冷え込み。窓が昨日以上の結露に覆われている。ゴミを出しに外へ出る。白い息を吐きつつ眺める東の空は夕暮れ時のようなオレンジ色に染まっている。月が変わると同時に、昼夜が逆転したか、東西が逆転したか。そんな妄想めいた錯覚、い…

Treo 755p売ります

外出先ではキーボード入力がいい感じだったのだけれど、デスクではGraffitiを使いたい。ところがTreoってGraffiti AnywhereをインストールすればGraffitiは使えるものの、タッチセンサーの感度がキーボードなしのモデルよりも鈍いというか粗いというか、その…

高橋源一郎『いつかソウル・トレインに乗る日まで』

この作品はセックスなしかな、と思っていたのだが、出てきましたよやっぱり。ただし、過剰なエロ描写はない。とにかく、クソマジメな小説。自由だのイデオロギーだのを求める60年代70年代の学生たちの回顧シーンが、セックスを絡めつつ、つづいてゆくのだが…

カレー南蛮にゅうめん

七時起床。晴れ。暖かな、小春日和を予感させる朝。窓に付着する結露の少なさが少しだけうれしい。ふかなくて済む。 十時、カミサンは個展会場のギャルリカプリスへ。ぼくは猫たちの世話をしながら仕事。某官公庁パンフレット。資料をひたすら読み込み、ポイ…

高橋源一郎『いつかソウル・トレインに乗る日まで』

かつての恋人の娘、ファソンとの酒場での会話。いかん。物語の筋はわかるのだが、テーマが見えなくなってきた。作者のたくらみにはまったか。それとも。いつかソウル・トレインに乗る日まで作者: 高橋源一郎出版社/メーカー: 集英社発売日: 2008/11メディア:…

[食][レシピメモ]里芋と豚肉のニンニク風味の煮物

●ごま油でつぶしたニンニクを炒め、香りが立ったら豚コマ100gくらいを投入。 ●火が通ったら皮をむいた里芋、小ぶりなものを10個くらい入れ、よく油になじませる。 ●みりん、砂糖、水1.5カップくらい、しょうゆを入れて落としぶたをして中火でしばらく煮込む…

[日記]ありがとうございます

七時起床。カミサン、今日から個展。春の個展は天気に恵まれなかったが、今日はすっきり快晴、のどかな小春日和。猫の絵を見てなごむにはもってこいの陽気だ。 十時、カミサン会場へ。ぼくは家に残って猫たちの世話したり、家事したり。 午後より仕事。某官…

高橋源一郎『いつかソウル・トレインに乗る日まで』

主人公、韓国へ。そして、かつての恋人の娘とともに、恋人夫婦の墓参りにゆく。 青春回顧小説、というか……。いつかソウル・トレインに乗る日まで作者: 高橋源一郎出版社/メーカー: 集英社発売日: 2008/11メディア: 単行本 クリック: 9回この商品を含むブログ…

明日からスタート

六時起床。横殴りの雨。天気は悪いが、体調はよい。 某食器メーカーリーフレット、某IT企業PR誌など。 午後、新宿御苑前にて打ち合わせ。ちゃっちゃと終わらせてすぐに帰社/帰宅。夕方も黙々と仕事。 カミサン、明日から個展がスタート。会場に行けるのは最…

Treo 755p雑感

●小さなキーボードは思いのほか便利だが、これを片手打ちしようとは思えない。ツルリと手から落ちてしまいそう。 ●スタイラスがちゃっちい。Graffiti 2も使うというなら、サードパーティ製のしっかりしたスタイラスを別途用意すべき。 ●画面の小ささは気にな…

高橋源一郎『いつかソウル・トレインに乗る日まで』

団塊世代。学生運動。韓国。自閉気味の主人公。韓国人の元学生運動家との奇妙な友情。とても純愛小説とは思えぬ要素ばかりで作品世界がなりたってゆく。いつかソウル・トレインに乗る日まで作者: 高橋源一郎出版社/メーカー: 集英社発売日: 2008/11メディア:…

シワ雲

六時起床。あーねむい。今にも降り出しそうな空模様。鉛色の平坦な雲の上に、きっちり敷きすぎたときに微かに浮かぶシーツのシワのような、細く長く横へと伸びる妙に白い雲が、いくつもの平行線を描いている。しかしこのシワ雲は数十分後にはすっかり消え、…

[日記]予防注射の影響か

六時起床。早めに寝たせいか、比較的快調。ぼんやりと頭痛がする程度。やはりインフルエンザ予防注射に身体が反応したのかも。 仕事は小康状態。某製茶メーカーパンフレットなどをマイペースで。気晴らしに、書斎のLANケーブルのカバーを付け替えたり。 夕方…

バランスを意識する

うう。喘息の発作。ひどくはないが。午後から雨が降るらしい。低気圧の影響か。それとも、昨日のカビ取り剤にやられたか。六時に起きる予定だったが、三十分ほど余計に睡眠を取っておくことに。多少楽になった。 仕事は幸いなことにさほど忙しくない。午前中…

高橋源一郎『いつかソウル・トレインに乗る日まで』

源一郎さんにしては珍しい、直球型の小説。学生運動をしていた新聞社勤務の男の、ソウルでの思い出が物語の軸というか中心というか、になっているようだ。 源一郎さんも学生運動を経験してますからなあ。問題は、学生運動を虚無的にとらえているということ。…