今朝も五時四十五分起床。朝からさまざまなメディアで令和初、令和最初の、といった言葉が乱用されているが、自分自身はというと、それほど面白がっていない。子どもの頃なら正月を迎えるたびに、今年初ウンコだ初シッコだ初オナラだ、と喜んでいた記憶があるが、いつの間にかそんな習慣(とは言えないか)は消えてしまった。言葉と時節で遊べる無邪気さが消えていった、ということか。
今日も仕事。某案件のパンフレットのコピーを延々と。昼食はパンを食べた。
夜はランニングへ。この季節は謎のアレルギーで目が痒くなり鼻の粘膜も切れて血混じりの鼻水が出るので、昼間に走る気があまり起きない。夜の方が軽くなるようだ。ジャスミンの香りに包まれながら、7km。包まれるというよりは、かき混ぜる、かき乱す、という感覚に近いか。
片岡義男「窓の外を見てください」(「群像」2019年5月号掲載)。よく考えるとかなり不自然な出来事が起きているはずなのに、すべての登場人物が、その状況を淡々と受け入れている。村上春樹の小説にもこんな雰囲気があるが、片岡義男のほうがすんなり受け入れられるのは、おそらく文体の力(というよりもぼくの個人的な好み)なのだろう。