わたしが猫に蹴っとばされる理由

文学・芸術・哲学・思想の読書&鑑賞日記が中心ですが、雑食系なのでいろいろ取り上げてます。猫もいるよ♡

大澤真幸「〈世界史〉の哲学」(125)近代篇40 母の欲望

「群像」2020年5月号掲載。連載完結…なのだが、ううう、物足りない!

 ゲーテやホフマンをフックにしたネーションのオリジン論からエディプス・コンプレックスへと話題が進み、フロイトへとつながらい、さらにはドゥルーズ=ガタリの「アンチ・オイディプス」やジャック・デリダのロゴス中心主義批判へとつながっていくことを予感させる展開が、「さらに読みたい」という欲求を強く刺激する。それくらいおもしろい連載だった。

 大澤さん、長年の連載お疲れ様でした。次回作を期待しております。

 

 

群像 2020年 05 月号 [雑誌]

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  • 発売日: 2020/04/07
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〈世界史〉の哲学 近世篇

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  • 作者:大澤 真幸
  • 発売日: 2017/03/22
  • メディア: 単行本
 
<世界史>の哲学 古代篇

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  • 作者:大澤 真幸
  • 発売日: 2011/09/21
  • メディア: 単行本
 
〈世界史〉の哲学 イスラーム篇

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<世界史>の哲学 中世篇

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  • 作者:大澤 真幸
  • 発売日: 2011/09/21
  • メディア: 単行本
 

 

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