五時四十分起床。雨。朝のうちはいつもどおりに身支度を進めていたが、そのうち家のなかが冷え込んでいることに気づき、窓を開けると外は冬並みに寒いことに気づき、三寒四温どころではない、おかしなことになっているな、とようやく自覚した。暮らしの惰性が温度への感覚をマヒさせた、ということなのだろう。寒かったが、ヒートテックを着る気にはなれず、いつものままで一日過ごした。
仕事。年度が変わり、クライアントはみな一段落したようだ。四月は体制変更やら人事異動やらがあって、最初のほうは比較的流れがゆるやかになる。マイペースで某案件の構成やビジュアルコンセプトを考えた。
十八時、ウォーキングへ。冬並みに寒いが綿入りは洗濯してしまったので着られない。マウンテンパーカーのジッパーを首もとまでしっかり締め上げて、カラダが温まるよう小走りでうろついた。
前田司郎『誰かが手を、握っているような気がしてならない』。これ、やっぱり家族小説なのかな。