五時四十分起床。曇天。路面に、微かに雨が降った形跡があった。形跡なんて言葉を使うと、犯人捜しみたいだな。
仕事。昼から都内某所にて某案件の取材。フォトグラファーの女性が社交性の固まりのような方で、その会話術に驚いた。これは見習わなければ。
終了後、ロフト某店で傘を購入。
戻ってからは溜まったメールの対応などにひたすら追われた。
村田喜代子「新「古事記」(10)」(「群像」2022年7月号掲載)。不穏さと、科学の残酷さと、音楽の絶対的な幸福感と。たった一章の中で、読んでいるほうの感情が大きく揺れ動く。だがこれは、感動とは違うと思う。