北海道地震の被災者の皆様、お見舞い申し上げます。
明け方から驚いた。が、ここまでの被害があるとも思っていなかった。
仕事。午後は新宿で打ち合わせ。人と会うたびに、地震のことが話題になり、台風や豪雨のことも話題になる。そして嘆く。だが、すぐに切り替える。
読書は軽く「週刊モーニング」を読んだ程度。
▼妻のツイート。
鳥かご横の猫タワーのあおちゃんに向かって猫じゃらし振ると、コッちゃんがギャッギャッと張り切りだす。あなたは猫じゃらしは無理だから〜。 pic.twitter.com/awIk2puDJq
— 梶原美穂@11/16-20個展「なまけ猫王国」 (@kajiyon) September 3, 2018
六時二十分起床。降ったり止んだりを繰り返す気まぐれな雨。
午後は雨がやんだようなので妻と吉祥寺へ。猫のゴハンやら人のゴハンやら。
夕食は吉祥寺ロンロンで買ったちらし寿司。食べながらEテレ「日曜美術館」(の再放送)。「遺(のこ)された青春の大作~戦没画学生・久保克彦の挑戦」。戦中にこんなに優れた画家(この方をあまりデザイナーとは呼びたくない)がいたとは。戦争は優れた才能を簡単につぶしてしまう…。
その後は、流れでドラマ「この世界の片隅に」。 舞台や時代背景、そしておおまかなストーリーは原作とおなじだけれど、世界観が違うのかな。
読書は奥泉光『雪の階』を再開。ナゾのドイツ人音楽家、オカルト、そしてナチス。この文体は、横溝正史あたりを意識しているのかな? 推理小説はほとんど読まないのでよくわからないのだけれど、硬質だが微かに崩れた文体が心地よい。
▼猫用の茶わんを買ってあげた。イマドキのシャムは顔が細いから、大きくて深い茶わんだと食べにくいらしい。
▼先代シャムは顔が丸い。そして茶わんの使い方を間違えがち。この写真は晩年。
六時二十分起床。雨。じっとりと蒸し暑い。午前中は掃除に精を出し、午後は溜め込んだシャツにアイロンをあて、時々居眠りし、と家事中心のののんびりした休日。
読書は、大澤真幸「〈世界史〉の哲学 近代篇22 役に立たない辞典」(「群像」2018年9月号掲載)。近代小説の起源からもう一歩進んで、小説を書き、読む衝動を駆り立てる何かを探るために、著者はフローベールの『紋切型辞典』と、この辞典(を模した小説?)が組み込まれる予定だったフローベールの未完の作品『ブヴァールとペキュシェ』を分析している。『ブヴァールとペキュシェ』は二人の男の失敗につぐ失敗の人生を語る作品のようなのだが、なんだかこれが、黒澤明の「隠し砦の三悪人」の太平と又七みたいに思えて、すごく興味が湧いてきた。それはそうと、脈絡のない連続する失敗譚が多元宇宙・並行宇宙的な、あるいは生じたであろう可能性の提示のようで、となると今度は、平井和正の「幻魔大戦」シリーズの多元宇宙構造やら、荒木飛呂彦「スティール・ボール・ラン」の、並行世界を行き来できる大統領のスタンドやらをつい考えてしまう。
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五時四十五分起床。今朝もパジャマをじっとり重たく濡らす寝汗が耐えがたく、朝風呂に入る。
仕事。来週納品予定だった某案件をさっさと済ませてしまう。
午後は後楽園で打ち合わせ。帰りがけ、夕立。だが二十分ほどですっかりやんだ。湿度が上がったのか、蒸し暑い。
夜はランニングへ。暑いせいか、思うようにカラダが動かない気がする。13.9kmを、1時間27分。走っている人、あまり見かけなかったなあ。
読書は移動中に小田嶋隆『ポエムに万歳!』を読んだ程度。メール衰退論、おもしろい。5年くらい前に書かれた文章だが、プライベートなメールはほぼSNSのコミュニケーション機能に置き換わっているよなあ。ビジネスでのメールも、あと5年でなくなる気がする。Slackみたいなサービスが増えるんじゃないかな。
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