わたしが猫に蹴っとばされる理由

文学・芸術・哲学・思想の読書&鑑賞日記が中心ですが、雑食系なのでいろいろ取り上げてます。猫もいるよ♡

地震

 北海道地震の被災者の皆様、お見舞い申し上げます。

 

 明け方から驚いた。が、ここまでの被害があるとも思っていなかった。

 仕事。午後は新宿で打ち合わせ。人と会うたびに、地震のことが話題になり、台風や豪雨のことも話題になる。そして嘆く。だが、すぐに切り替える。

 

 読書は軽く「週刊モーニング」を読んだ程度。

千切れ千切れ

 五時四十五分起床。明け方まで雨が降っていたらしい。台風一過。路面には細かなゴミや木の枝葉が散っているが、この程度で済んでいることに感謝すべき。被害を受けた方、お見舞い申し上げます。

 仕事。部屋の中も暑い。

 夕方、一時間ほどウォーキング。夕方になるとずいぶん涼しくなる。そして秋の虫の声。千切れ千切れの雲がひとつずつオレンジ色に染まっていく。

 

 読書は奥泉光『雪の階』。主人公の親友が他界。どんどんわけがわからなくなってきた。そして一気にミステリー色が濃くなった。

 

 

雪の階 (単行本)

雪の階 (単行本)

 

 

東京自叙伝 (集英社文庫)

東京自叙伝 (集英社文庫)

 

 

ビビビ・ビ・バップ

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災害の既視感

 五時四十五分起床。台風が接近。幸い、外出の予定はないので書斎にこもってあれこれ作業。取引先からの連絡は不思議になるほど少ない。みな、台風の接近に声をひそめているのか。ベランダの日除けシートを取り外し、植木を片付けた。

 夕方ごろには仕事が落ち着き、台風の状況は、とTwitterをチェックしてみたら、関西方面がかなりの被害を受けていて驚く。冠水どころではない。建物の崩落や自動車の転倒、火災など、きりがない。東日本大震災の時を思い出してしまう。

 結局、家から一歩も出ることなく、夜を迎えた。

 

 読書は奥泉光『雪の階』。あまり読む気にならない気象状況だったなあ。

 

雪の階 (単行本)

雪の階 (単行本)

 

 

今日の事件簿

  • 奥歯の詰め物が取れた事件
  • 過敏性腸症候群?事件
  • でも銀行行って借受住民税を納税しなきゃ事件
  • 少しだけ作業事件
  • 少し腱鞘炎事件
  • 歯科医で詰め直してもらった事件
  • なんだか集中できない一日でした事件

 

▼妻のツイート。

 

戦争のこと

 六時二十分起床。降ったり止んだりを繰り返す気まぐれな雨。

 午後は雨がやんだようなので妻と吉祥寺へ。猫のゴハンやら人のゴハンやら。

 夕食は吉祥寺ロンロンで買ったちらし寿司。食べながらEテレ日曜美術館」(の再放送)。「遺(のこ)された青春の大作~戦没画学生・久保克彦の挑戦」。戦中にこんなに優れた画家(この方をあまりデザイナーとは呼びたくない)がいたとは。戦争は優れた才能を簡単につぶしてしまう…。

 

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www4.nhk.or.jp

 

 

 

《図案対象》を読む―夭折のアヴァンギャルド画家、久保克彦とその時代
 

 

 その後は、流れでドラマ「この世界の片隅に」。 舞台や時代背景、そしておおまかなストーリーは原作とおなじだけれど、世界観が違うのかな。

 

 読書は奥泉光『雪の階』を再開。ナゾのドイツ人音楽家、オカルト、そしてナチス。この文体は、横溝正史あたりを意識しているのかな? 推理小説はほとんど読まないのでよくわからないのだけれど、硬質だが微かに崩れた文体が心地よい。

 

 

雪の階 (単行本)

雪の階 (単行本)

 

 

 

東京自叙伝 (集英社文庫)

東京自叙伝 (集英社文庫)

 

 

 

ビビビ・ビ・バップ

ビビビ・ビ・バップ

 

 

 

▼猫用の茶わんを買ってあげた。イマドキのシャムは顔が細いから、大きくて深い茶わんだと食べにくいらしい。

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▼先代シャムは顔が丸い。そして茶わんの使い方を間違えがち。この写真は晩年。

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並行世界

 六時二十分起床。雨。じっとりと蒸し暑い。午前中は掃除に精を出し、午後は溜め込んだシャツにアイロンをあて、時々居眠りし、と家事中心のののんびりした休日。

 

 読書は、大澤真幸「〈世界史〉の哲学 近代篇22 役に立たない辞典」(「群像」2018年9月号掲載)。近代小説の起源からもう一歩進んで、小説を書き、読む衝動を駆り立てる何かを探るために、著者はフローベールの『紋切型辞典』と、この辞典(を模した小説?)が組み込まれる予定だったフローベールの未完の作品『ブヴァールとペキュシェ』を分析している。『ブヴァールとペキュシェ』は二人の男の失敗につぐ失敗の人生を語る作品のようなのだが、なんだかこれが、黒澤明の「隠し砦の三悪人」の太平と又七みたいに思えて、すごく興味が湧いてきた。それはそうと、脈絡のない連続する失敗譚が多元宇宙・並行宇宙的な、あるいは生じたであろう可能性の提示のようで、となると今度は、平井和正の「幻魔大戦」シリーズの多元宇宙構造やら、荒木飛呂彦スティール・ボール・ラン」の、並行世界を行き来できる大統領のスタンドやらをつい考えてしまう。

 

 

群像 2018年 09 月号 [雑誌]

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<世界史>の哲学 東洋篇

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<世界史>の哲学 イスラーム篇

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〈世界史〉の哲学 近世篇

〈世界史〉の哲学 近世篇

 
<世界史>の哲学 古代篇

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<世界史>の哲学 中世篇

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紋切型辞典 (岩波文庫)

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隠し砦の三悪人 [Blu-ray]

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隠し砦の三悪人 THE LAST PRINCESS スタンダード・エディション [DVD]

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真幻魔大戦1 超意識との邂逅

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幻魔大戦 1 (サンデー・コミックス)

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新幻魔大戦

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幻魔大戦 神話前夜の章 1 (秋田文庫 5-40)

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夕立

 五時四十五分起床。今朝もパジャマをじっとり重たく濡らす寝汗が耐えがたく、朝風呂に入る。

 仕事。来週納品予定だった某案件をさっさと済ませてしまう。

 午後は後楽園で打ち合わせ。帰りがけ、夕立。だが二十分ほどですっかりやんだ。湿度が上がったのか、蒸し暑い。

 夜はランニングへ。暑いせいか、思うようにカラダが動かない気がする。13.9kmを、1時間27分。走っている人、あまり見かけなかったなあ。

 

 読書は移動中に小田嶋隆『ポエムに万歳!』を読んだ程度。メール衰退論、おもしろい。5年くらい前に書かれた文章だが、プライベートなメールはほぼSNSのコミュニケーション機能に置き換わっているよなあ。ビジネスでのメールも、あと5年でなくなる気がする。Slackみたいなサービスが増えるんじゃないかな。

 

 

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