わたしが猫に蹴っとばされる理由

文学・芸術・哲学・思想の読書&鑑賞日記が中心ですが、雑食系なのでいろいろ取り上げてます。猫もいるよ♡

某海賊とは違う伸ばし方

 五時四十分起床。昨夜のランニングの疲労が抜けていないが、ヘトヘトなままというわけでもない。疲れより、走ったことへの満足感が勝る。八月は二回のワクチンと長く続く雨のおかげであまり走れなかった。走れることがありがたい。

 午前中は仕事。昨日のつづき、そして別の案件の資料の読み込み。

 午後からは休むことにして、三鷹へ。三鷹市美術ギャラリーで開催中の「諸星大二郎 異界への扉」を観てきた。『暗黒神話』の作品世界の構築力、妖怪ハンターシリーズの民俗学への造詣の深さ、その他の作品も圧倒的な知識から生まれたオリジナリティのすごさを再確認できた。諸星作品にゆかりのある美術作品が展示されているのもありがたかった。

 
 
 
 
 
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mitaka-sportsandculture.or.jp

 

▼キャラクター人気投票企画でぼくが投票した「通臂公」はコレ。『西遊妖猿伝』大唐編に登場する半妖怪。右手と左手が一本につながっていて、右手を縮めるとその分左手が伸びる(逆もできるよ)、という設定。某海賊とは違う伸ばし方ですね。

f:id:catkicker001:20210912190247p:plain

 

 

 

 

 

 

 

 

盛夏を過ぎて日中でも

 今朝も五時四十分起床。

 午前中は念入りに掃除、そしてアイロン掛け。やたらとスルスル動くパナソニックのコードレスをシャツの上で滑らせながら、東京MXの美術番組を見る。片桐仁がナビゲーター。琳派をやっていた。ぼくは抱一が好きだ。

s.mxtv.jp

 午後は仕事。某案件のコピーを書き、また別の案件のコピーを書いた。

 夜はランニングへ。繁華街は通らなかったが、人が極端に少ない。盛夏を過ぎて日中でも問題なく犬の散歩ができるようになったから、犬連れの人にはまったく出会わなかった。13.7km。

 
 
 
 
 
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 堀江敏幸「二月のつぎに七月が(38)」(「群像」2021年9月号掲載)。タコの滑り台、赤い金魚、お骨、そして青い空。色彩が妙に印象的。

 

 

 

 

 

 

 

 

贈答用のお線香

 五時四十分起床。朝からコロナで亡くなった友人のことをつい考えてしまう。ただ、どうしても実感が持てない。

 仕事。朝からあれこれバタバタとこなし、午後は某案件のために一時間程度、某社ショールームを覆面取材。帰り道に阿佐ヶ谷の「はせがわ」で贈答用のお線香を購入。帰宅後、妻に手伝ってもらいながらパッケージングした。明日、宅配便で送る。

 

 読書はほとんどできず…。

 

 

 

さよなら

 五時四十分起床。曇天。

 仕事。十一時からリモートで打ち合わせ。午後は書斎にこもって作業。夕方、ウォーキング。

 八月中旬にコロナに感染しホテル療養していた友人が、その後なくなったという連絡が来た。Twitterでの彼自身のつぶやきで感染したことを知り、何度か状況を尋ねたり応援したりしていた。計算では二週間のホテル療養が終わって数日経ったはずの二十六日に、無事に退院(という表現でいいのかな)できたことを祈りつつ状況をたずねたのだが返事がなく、ずっと気にかかっていたのだが、この日に旅立ってしまったのだそうだ。ホテル療養完了の数日前のやりとりでは、うまくいけば病院に移れるかも、と言っていた。今が症状のピークなのかな、大丈夫だろうか、と思っていたが、そのまま悪化し続けていたなんて。残念でならない。

 あいつが好きといっていた記憶のある有島武郎の「生まれ出ずる悩み」を少し読んでみた。いちばん好きと言っていたのは「或る女」だったかもしれない。話すのはマンガなどサブカルのことが多くて、文学の話はほとんどしなかったなあ…。

 

 

騒々しいくらい強く響く

 今朝も五時四十分起床。外はまだ薄暗い。あと二週間で秋分なのだから日の出の時刻が遅くなっているのも当然だ。蝉の声は日に日に少なくなり、日が暮れると草の繁みのなかから秋の虫たちの金属のような声が騒々しいくらい強く響く。あそこには一体何匹いるんだ、何種類いるんだ、とつい考えてしまうが、すべて取り尽くして数えるほどの時間も、捕まえた虫たちの種類を判別できるほどの知識も、あいにく今のぼくにはない。あったとしても、やりはしない。虫たちが可哀想すぎるから。

 夕方から雨という予報なので、朝のうちにウォーキングし、その後仕事。今はそれほど立て込んでいないが、来週は少々忙しそう。

 

 読書は、保坂和志「鉄の胡蝶は(以下略)」(「群像」2021年9月号掲載)。のつづき。公園で無邪気に遊んでいた子猫たちのエピソード、本作に登場するのは二度目だと思うが、何度読んでも切なくなる。そして、寺山修司のこと。寺山はどうしても関心をもてない作家の一人。何度かチャレンジしたが、全然読めなかった。なぜそうなるのか今までわからなかったが、今日、本作を読んで少しわかったような。

 

 

 

 

 

学生みたいだ

 五時四十分起床。雨は降っていない。東側の窓は早朝から朝日が差し込んでいるが夏の強さや明るさはあまり感じられず、どこか秋めいている。

 仕事。某案件資料読み込み。なかなかの分量で、かつ難解な部分もあるので、ノートをつくりながら読んでいる。学生みたいだ。

 妻、午後からコジコジのひさびさの健康診断のために小鳥の病院へ。問題なさそう、とのこと。この病院、いつも激混みなのだがコロナ禍になってから予約時間になるまで院内に入れないことになった。ちょっと不便だが、安心感もある。換羽で体力が落ちていたので点滴してもらったそうだ。

 

 保坂和志「鉄の胡蝶は(以下略)」(「群像」2021年9月号掲載)。逗子の思い出。