わたしが猫に蹴っとばされる理由

文学・芸術・哲学・思想の読書&鑑賞日記が中心ですが、雑食系なのでいろいろ取り上げてます。猫もいるよ♡

2011-11-01から1ヶ月間の記事一覧

古井由吉『蜩の声』

「枯木の林」。年を重ねると女は季節とともに生きるようになり、男は見栄や後悔、虚勢とともに生きるようになる……。蜩の声作者: 古井由吉出版社/メーカー: 講談社発売日: 2011/10/28メディア: 単行本 クリック: 6回この商品を含むブログ (35件) を見る古井由…

あまり眠らない男

目覚めた瞬間、しまった寝過ぎたか、と思ったのはなぜだろう。時計を見る前、沈殿していた意識が徐々になのか急になのかはよくわからぬが、浮上した直後のことだとは思う。「寝過ごしたあ」ではなく「寝過ぎた」と思ったのだから、時間の感覚はあったのだろ…

週刊モーニング

「ReMember」麻酔なしの手術。痛そうだ。 「グラゼニ」プロとプロもどきの違い。ReMember(4) (モーニング KC)作者: 王欣太出版社/メーカー: 講談社発売日: 2011/11/22メディア: コミック クリック: 1回この商品を含むブログ (20件) を見るグラゼニ(3) (モー…

胸を張る

五時五十五分起床。日に日に冬らしい朝に近づくのかと思えばそうでもなく、今朝は妙な表現だが寒さがもたついた印象で、その隙に秋らしさが一瞬ぶり返したように感じた。しかし空の色だけは一歩先んじて、冬らしい霞み方と抜け方をしている。 仕事。某不動産…

古井由吉『蜩の声』

「枯木の林」。四十代で離婚を経験した女性が迎えた五十代。身体感覚の描写が秀逸。蜩の声作者: 古井由吉出版社/メーカー: 講談社発売日: 2011/10/28メディア: 単行本 クリック: 6回この商品を含むブログ (35件) を見る古井由吉の作品はこちら。

ウンコの報告

五時四十五分起床。その前に二度起きている。猫たちの夜鳴きが恒例になりつつあるからだ。近ごろの眠りは深い。それでいて、すぐに起きる。猫の鳴き声には、耳がというよりも肌が、神経全体が反応し、起きなければという使命感より先に身体のほうが、ほとん…

今日の事件簿

iPad2買っちゃった事件(しかも安く) 鼻っ柱をへしおっちゃえ事件 アートディレクターは坂川さんじゃないの!事件 ベルギーワッフルうまし事件 間違えて逆ノリ事件 久々のパン食のような事件 複合機、そろそろリプレースか?事件 またカラオケです事件(歌…

古井由吉『蜩の声』

「年の舞い」。へんな踊り。おどけたって、いいじゃねーか。蜩の声作者: 古井由吉出版社/メーカー: 講談社発売日: 2011/10/28メディア: 単行本 クリック: 6回この商品を含むブログ (35件) を見る古井由吉の作品はこちら。

女子高生に囲まれて

五時四十五分起床。頭ではもっと眠りたいのだが、身体は起きようとしている。いや、逆か。身体は眠りを欲しているのに、起き上がっている。テンションが高いというわけではない。ただ、焦燥感のようなものに駆られている。しかし、焦る理由が見つからない。…

古井由吉『蜩の声』

「年の舞い」。耄碌しはじめると妙に勘がさえはじめた主人公の祖父、祖父の晩期をたどるように、しかし異なる生き方をする父。これは対比と捉えるべきなのか、それとも延長なのだろうか、老いの。蜩の声作者: 古井由吉出版社/メーカー: 講談社発売日: 2011/1…

Hanako

カミサンが購入。以前ふたりで通っていたロルフィングの先生、扇谷さんがナビゲーターになって、ロルフィングを紹介している。ロルフィング、身体の抱える慢性的な問題の解決に結びつくことが多いようなので(ぼくは頭痛がかなり緩和された。腰痛もない)、…

シャープ FU-Z51CX-W/ホワイト 空気清浄機

花子の猫トイレはアトリエ(というよりもカミサンの作品兼資料置き場なんだけど)に置いてある。すぐそばに、かなり安く購入した三菱製の空気清浄機を置いて蹴散らした猫砂の埃を吸わせていたのだが、フィルター交換のサインが出てしまった。交換するのは2年…

痛い。痛すぎる。

茨城県民の日。 六時四十分起床。今日も晴れているようだ。布団を干す。 眠いが、走ることにする。が、「仮面ライダーフォーゼ」を観ていたら出発が遅くなってしまった。やべえ。子どものいないアラフォーのオッサンが毎週日曜にこんな番組を観ているなんて…

古井由吉『蜩の声』

「年の舞」。神話の老海神を材に取った枕(って書くと落語みたいだけど、古井さん落語好きだから、まあいいか)から、老いをテーマにしているらしい本編へ。蜩の声作者: 古井由吉出版社/メーカー: 講談社発売日: 2011/10/28メディア: 単行本 クリック: 6回こ…

換羽が終わりに近づき、ちょっとフキゲンなインコのぷっちゃん

そして今日も雄叫びはつづく

またまた深夜の麦次郎の雄叫び。起きて暗闇の中、十五分くらいだっこしたり撫でてやったりしたのだが、逆効果だったかもしれない。アオンアオーンと叫びながら、リビングをズダダダダとかけずり回っている。 六時三十分起床。晴。気持ちいいので善福寺川沿い…

安彦良和『機動戦士ガンダムTHE ORIGIN』最終巻

月末、いよいよ発売。アルテイシアによるクーデターというアニメ版にはなかった要素を、どう展開させるのか。そしてラストシーンはどうなってしまうのか。めっちゃ気になります。機動戦士ガンダム THE ORIGIN (23) めぐりあい宇宙編 (角川コミ…

iPad 2

某案件の大量の資料がメールで届いたのだが、いちいちプリントアウトしてから目を通しているのが馬鹿馬鹿しくなった。タブレット端末から見ればプリントは不要じゃねーか。ただし紙代やプリント代の節約にはならないだろうなあ……。資料に直接メモを書き込む…

古井由吉『蜩の声』

「時雨のように」。身内をあの世に送り出す者の心理を、すぐ隣りに「愛欲」を置きながら表現している。身内との死別は、生の原動力のひとつである愛欲を容赦なく突き放す。いや、送り出す者は突き放さなければ、と思い込んでしまう。その歪みが、二七日、四…

吊り下がる

六時起床。身を縮めるほどではないが冷え込みは厳しく、暖を取ろうというつもりなのだろう、花子がぴたりと身体を寄せてくる。ぼくが起き上がっても、しばらく布団から動こうとしなかった。 晩秋の雨。いや、初冬の雨か。かすかに、ぽつりぽつりと降りはじめ…

週刊モーニング

「ReMember」、結局朝本組に助けられることになる龍治。うむむ。 「グラゼニ」「GIANT KILLING」、どっちもテンション高すぎ。ReMember(4) (モーニング KC)作者: 王欣太出版社/メーカー: 講談社発売日: 2011/11/22メディア: コミック クリック: 1回この商品…

スイッチオン

寒い朝さわぐ猫。一通り騒いで騒ぎ終わったら枕元に来ていつの間にか寝ている。こっちは起きなければという時間。騒いでいる間は起こされている。ならば落ち着いている時間は寝ていいはずだ。だがそう思うのは間違い。猫が落ち着いている時間こそ、あれやこ…

無印良品の、金目鯛の炊き込みご飯

正しくは「昨日のカイモノ」なんだけどね。 某クライアントからレトルト食品のネーミングを依頼されているので、レトルト食品をあれこれ調べている中でコレを発見。手軽に作れて、淡泊でありながら不思議と腰の据わったようなキンメ独特の風味をしっかり味わ…

古井由吉『蜩の声』

「尋ね人」。戦中の記憶から、目を患った友人の入院談、曼珠沙華の花の別名、と話題は曖昧に飛びつづける……。やがて自分自身の所在も曖昧になり、自分が「尋ね人」になってしまっている。あやふやな存在。だが不安ではない。むしろ、年を重ねるにつれてそれ…

冷たい晩秋

五時三十分、花子に騒がれて目が覚めてしまい、結局起床予定だった六時までなだめつづけた。麦次郎も五時前に大騒ぎしていたし、花子は三時にも大騒ぎしたし、どうも我が家の猫たちは人が寝ているのが気に入らないらしい。自分たちはぼくらが起きている時間…

今日の事件簿

この建物知らんぞ事件 モスモーニング事件 ラフなんですね事件 金目鯛事件 セキするならマスクしろや事件 それほど拘束されなかった事件 プログラム化された雄猫の動き事件 眠い事件

猫砂

重たいから、Amazonで買うに限る!ペットキレイ ニオイをとる砂 5L出版社/メーカー: ライオン商事発売日: 2008/02/18メディア: その他購入: 22人 クリック: 61回この商品を含むブログ (6件) を見る

「群像」12月号

短編小説特集と、古井由吉×松浦寿輝(だったかな)の対談が目玉かな。群像 2011年 12月号 [雑誌]出版社/メーカー: 講談社発売日: 2011/11/07メディア: 雑誌この商品を含むブログ (11件) を見る

古井由吉『蜩の声』

「尋ね人」。大病を患い手術を受けてから、ペーパームーンを横にしたような目をした人物の姿が目の前に浮かぶようになってしまった男。その人物が誰かを辿るうちに、彼の思考は戦中の空襲体験の記憶を掘り起こしはじめる。蜩の声作者: 古井由吉出版社/メーカ…

溶接工と尻突き上げ

四時、花子にゴハンを催促されて一度目を覚ました。その直前まで夢を見ていた。他愛もないのに奇妙な夢だった。まんまるレンズの、跳ね上げ式のサングラス。溶接工が利用する、横にレザー製のガードがついたサングラス。アルバム「シンクロニシティ」のジャ…