わたしが猫に蹴っとばされる理由

文学・芸術・哲学・思想の読書&鑑賞日記が中心ですが、雑食系なのでいろいろ取り上げてます。猫もいるよ♡

2012-05-01から1ヶ月間の記事一覧

週刊モーニング

「ReMember」絶望的な事実の判明。しかし仲間は集いつづける。そして誰もが諦めない。 「グラゼニ」こういうの、よくわかる。 「社長 島耕作」花嫁がしたたかすぎないか?ReMember(6) (モーニング KC)作者: 王欣太出版社/メーカー: 講談社発売日: 2012/06/22…

シビアな朝

五時五十分起床。朝から気分がささくれ立っているのは急ぎの仕事の依頼が来ているからだろう。焦ってもしかたない、と自分に言い聞かせながら、いつもどおりの手順で、手を抜くことなく身支度をした。 仕事は順調。予定より二時間ほど早く目標に達することが…

シック ハイドロ5 パワーセレクト その後

使いつづけているうちに、肌が荒れやすくなってきた。カミソリ負けをして、ヒリヒリと痛む。ヌルヌルのスムーザーがついているというのに、なぜだろうと思っていたが、どうやら原因はパワーセレクトモデル最大の特徴であるモーターによる振動にあるようだ。…

クリンスイ その後

1日使ってみるうちに、どんどん水がまろやかになってきたような。固いと感じた原因は、ポットの素材臭、あるいは製造時についたニオイのように思えてきた。三菱レイヨン・クリンスイ ポット型浄水器 クリンスイCP002 CP002-WT出版社/メーカー: 三菱レイヨン…

保坂和志「揺籃」

なんだか、後藤明生の傑作『挟み撃ち』に似ているような。『挟み撃ち』はエロくないけど。 そして、だんだんつげ義春の「ねじ式」っぽくもなってきた。明け方の猫 (中公文庫)作者: 保坂和志出版社/メーカー: 中央公論新社発売日: 2005/02メディア: 文庫 クリ…

鼓膜と水

六時起床。普通に起床。晴れたり曇ったりを曖昧に繰り返す朝の空。 身支度、掃除、麦次郎の皮下輸液、軽く事務処理。十一時、近所の耳鼻科医院へ。ここ十日くらい、左耳の奥から時折聞こえるガサガサという音に悩まされている。音はしっかり聞こえるが、何か…

三菱レイヨン「クリンスイ」

国産のポット型浄水器。Amazonで購入。 仕事の友、以前は烏龍茶だのプーアル茶だのビワ茶だの野草茶だのとあれこれ楽しんでいたが、飽きてしまったのと、なんだか体調が悪くなった気がしたのと、といろいろ思うところがあって、最近はもっぱら水ばかり。一日…

保坂和志「揺籃」

微妙に姉弟相姦モドキな変態エロ小説になりかかっている。 保坂和志の作品はこちら。

黙々

二時半、花子の意味不明の大騒ぎで起床。三時半、花子のゴハン催促で起床。五時、麦次郎のゲロで起床。六時、正式なる起床。寝た気がしない。ぶつ切れで何度も夢を見たようで、脳味噌が混乱している。 朝から仕事。大雨が降るという予報なので散歩にもいかず…

今日の事件簿

夜中は切るべきかな事件 AKB夢の常連事件 ごっくんちょだけ事件 パンおいしいパン事件 あの人もいたこの人もいた事件 仕事おわらん事件

保坂和志「揺籃」

印象は昨日の日記から、まったく変わっていない。 保坂和志の作品はこちら。

排除

六時三十分、眠気を引きずるように起床。晴。掃除、身支度、「仮面ライダーフォーゼ」。 九時三十分、「日曜美術館」を観る。鉛筆をつかった作品が有名な木下晋の描いた、ハンセン病患者の絵。闇から光へ。あまりの美しさに、液晶画面ごしだというのに息を呑…

保坂和志「揺籃」

『明け方の猫』収録の、デビュー前に書かれたらしい短篇。実験的で、ものすごく鼻息が荒い感じ。 保坂和志の作品はこちら。

睡魔の標的

六時三十分起床。すっきりとした晴れ空に、雀たちの鳴き声がよく響く。 午前中は掃除と仕事。午後は書斎で仕事しながら書斎のエアコン交換の工事立ち会い。かなり特殊な配線だったようで、三時間半もかかった。途中、何度も睡魔に襲われた。本当に睡魔という…

アリッサ・ナッティング/岸本佐知子訳「亡骸スモーカー」

「群像」6月号掲載。髪の毛をたばこのようにして煙を吸うと、その人の記憶が…というヘンな設定のラブストーリー。アリッサ・ナッティング、日本ではまだ単行本は出版されていないようだけれど、期待できそう。群像 2012年 06月号 [雑誌]出版社/メーカー: 講…

発作ではない

六時起床。曇天。午前中は掃除を済ませてから事務処理のために銀行をはしご。雨が降りはじめる。少し濡れた。 うどんで昼食。 午後は新宿御苑前にあるデザイン事務所にて打ち合わせ。ビルの1階に讃岐うどんの「丸亀製麺」が入っていたのでフラフラと入店して…

週刊モーニング

「グラゼニ」ちっせえなあ…。 「ReMember」ついにジーザスが覚醒。どうなる、どうなる? 「きのう何食べた?」キムチチゲ食べたいよー。グラゼニ(5) (モーニング KC)作者: アダチケイジ,森高夕次出版社/メーカー: 講談社発売日: 2012/06/22メディア: コミッ…

アリッサ・ナッティング/岸本佐知子訳「アリの巣」

「群像」6月号掲載。体内か体表に生物を飼わなければいけないという妙な決まりのある世界で、骨のなかに穴を空けてアリを育てることにした人気女優の悲劇…。暴走する想像力を言葉が制御する。逆か? 暴走するのは言葉で、想像力がそれを制御するのかも。群像…

歪んだ過去

恵比寿駅のホームに座り込んでくねくねとストレッチをしていたら目に飛び込んできた少しスター・ウォーズのヨーダに似ているのだが決して不細工というわけではなくむしろ端正な印象すら受ける懐かしい顔は大学時代の旧友で卒業後は音信不通だったもののヨウ…

今日の事件簿

Google Moog事件 洗濯機が1分ごとに止まって仕事が進まん事件 洗濯機買い換え事件 Martinやっと届くぜ事件 ピラニアの刃事件 洗濯機買い換えた事件 排水溝がはずれるなんて事件 ペットボトルふりふり事件 大手小町で大人の遊び事件 ひさびさの頭痛事件

せ、洗濯機が…

止まってしまう。洗い物の重量を量れない。購入後、七年経った。ほぼ毎日使った。一日に二回、三回と回すときもあった。寿命かなあ…。 マンションだからナナメドラム式は置けない。乾燥機はあまり使わないからシンプルなタイプでいいのだが、銀イオンなど、…

保坂和志「未明の闘争(32)」

「群像」六月号。旧友たちとの深夜の飲み会の描写はほったらかしにされ、延々と猫の闘病や子猫のいとおしさについてが記憶とともにつづられる。心地よい迷走。群像 2012年 06月号 [雑誌]出版社/メーカー: 講談社発売日: 2012/05/07メディア: 雑誌購入: 1人 …

判読できないメモ

二時、ケータイのメール着信音で目が覚めた。PCのアドレスに仕事のメールが届いたようだ。チェックしてみると、トラブルが発生していた。もうすぐ印刷という土壇場での差替要請。対応は今週いっぱいでいいとのこと、急ぐ必要はないのだだが、気になる。布団…

大江健三郎「晩年様式集(5)サンチョ・パンサの灰毛驢馬」

「群像」六月号。震災以降、不安定になってしまった息子アカリのてんかん発作、そしてそこからの恢復。埋没しかけていた幼いころの思い出であるが行方不明になっていた「ドン・キホーテ」の挿絵が見つかり、アカリは喜ぶのだが、その喜び方が、主人公である…

不完全の美

十七回目の結婚記念日の朝の太陽が、結婚指輪のように輪になることになった。いつもよりやや早い五時五十分に起き、晴れろ晴れろと曇り空に念を飛ばしながら身支度。テレビを付けてみると六時二十分ごろから日食は始まると報じている。手元にある日食ガイド…

長野まゆみ「/Y」

「群像」六月号掲載の連作小説。認知症の鳥類学者の女が昔話として語る「Y字型の橋」が実在することを、女の教え子らしき女は知り、学者を連れてその場に行く。そこで見つけた偶然、そしてその偶然に絡み付く悲しみ…。群像 2012年 06月号 [雑誌]出版社/メー…

土田英生セレクションvol.2「燕のいる駅」@三鷹市芸術センター

演劇の世界についてはまったく無知に近いのだが、土田英生という演出家の作品は、去年「-初恋」を観て以来とても気に入っているので、今回も観ることにした。 「日本村」と呼ばれる街の、駅員の男と売店の女性の、淡く切なくじれったい恋。…と書くとのんびり…

ビワはビワ

結婚記念日イブ。 六時起床。外は晴れているようだ。曇りがちの空からゆるい朝の陽射しが柔らかに広がり、東に面した家々の壁をふわりと浮かび上がらせる。近くで響くスズメの鳴き声に、遠くからのシジュウカラが混じる。 ドウブツの世話、「仮面ライダーフ…

高橋源一郎「日本文学盛衰史 戦後文学篇」(最終回)

「群像」6月号掲載。最後に引用されたのは、古井由吉だった。古井さんは戦中生まれで時折疎開中や終戦直後の記憶を小説に取り入れたりする。しかし思想にまみれたり国の先行きを案じたり個人のアイデンティティの崩壊に危機を感じたり、ということがない。意…

勝新が斬る

勝新太郎がいる。徳川家康風の殿様衣装を着ている。ちょんまげがピピンと上に立っている。はっきりいって似合わないのだが、威圧感だけはひしひしと感じられ、殿様らしさは十分に伝わる。勝新、徳川家康役なんてやっていたのか、と意外に思いながら見ている…