わたしが猫に蹴っとばされる理由

文学・芸術・哲学・思想の読書&鑑賞日記が中心ですが、雑食系なのでいろいろ取り上げてます。猫もいるよ♡

十五年くらい飲んでいない。

 今朝も五時四十分起床。肋間神経痛はかなりよくなっているのか、夜中に痛みで目が覚めることはなくなってきた。ただし尿意で目が覚めている。水分を取り過ぎているのだろうか。昨日は炭酸水が疲労回復によいと効き、ならばウイルス感染している自分の体にもいいのではないかと安易に考えてグビリグビリと仕事中に飲んでいたのだが、これが尿意の原因だったか。いや、これだけではなく総じて飲みすぎたということなのだろう。ただしアルコールは飲んでいない。もう十五年くらい飲んでいない。

 午前中だけ仕事。先日買ったiMac、問題なさそうなので古い方を売却する手続きを取ってから、某案件の資料をひたすら読み込んだ。近頃は「経営理念」というものにすごく興味があるのだが、この会社はそこが非常にしっかりしていて、いや、しっかりし過ぎていて輻輳状態にある。同じ哲学を多方面から語り直しているような感じ。おそらく、それくらいやらなければ思想が社員に定着せず、一般層にも広がらないと考えているのだろう。

 痛み(と尿意)でそれほど眠れていなかったせいか、強い疲労を感じていたので、午後は思い切って休養することに。二時間ほど昼寝した。その後、妻とクイーンズ伊勢丹へ買い出し。戻ってからは読書など。

 夜は「M-1グランプリ」の決勝を見た。ウエストランドはおもしろかったが、個人的にはさや香のほうがおもしろいと感じたかな。審査員がみなツービートの毒ガスの洗礼を受けている年代だから、毒舌漫才を心のどこかで望んでいた、というのはあるのだろうな、と推測してみたり。

 

 大澤真幸「〈世界史〉の哲学 現代篇19 アメリカにおける「始まりの行為」」(「群像」2022年12月号掲載)。アメリカという国が世界のスタンダードであるという認識が実は幻想であり、他のどんな国とも違っているという事実の考察。最も先進的な民主主義国家であるようでも、人種差別は根深く、貧富の差は大きく、そして宗教、特にキリスト教の社会的影響が強い。確かに、こんな国は他にあまりない。