わたしが猫に蹴っとばされる理由

文学・芸術・哲学・思想の読書&鑑賞日記が中心ですが、雑食系なのでいろいろ取り上げてます。猫もいるよ♡

グルグル→気付いたら

 五時四十分起床。走ってヘトヘトだったのに熟睡できず。走ったことで脳が興奮してしまったか。いや、そんなことはないか。

 午前中だけ仕事。妻はカフェでのイベントのため外出。

 十五時、ウォーキングへ。近所をグルグルしていただけなのだが、気付いたら7km歩いていた。

 夕食はカレーをつくって食べた。

 

 蓮實重彦大江健三郎「私」論」(「群像」2025年7月号)読了。こんなことは滅多にないのだが、自分が読んだことのある小説などの文学作品に関する評論や文芸時評を読んで、読解が深まったと感じたり、新たな視点を得ることができたり、逆に「その読み方は違うだろ」と思ったり、何らかの意見を持つのがふつうなのだが、今回はまったく何もなかった。最初は「新しい視点かな」と思ったのだが、読み進めるにつれて、どんどん蓮實さんが言っていることに対して何も感じなくなり(というのはちょっと違っていて、なんだかはぐらかされ続けているな、とは感じた)、読了すると「なんだったんだ、これは」という変な感覚だけが残った。こんなの、はじめてだ。