わたしが猫に蹴っとばされる理由

文学・芸術・哲学・思想の読書&鑑賞日記が中心ですが、雑食系なのでいろいろ取り上げてます。猫もいるよ♡

大澤真幸「〈世界史〉の哲学」近代篇13 〈増殖する知〉のふしぎ

「群像」2017年12月号掲載。

 近代科学の根本的な特徴は「知の蓄積性」にあるが、そこには、人間はどんなに科学的に知を積み上げていってもそれらはすべて仮説に過ぎず、この世界の真実すべてを把握し理解することはできない、だから知は終わることなく求め続けなければならない、という前提が存在している。この傾向とプロテスタントの「予定説」における、最後の審判で自分の運命がどうなるかわからないにも関わらず、自分は救われるという前提にたって清貧な信仰生活をつづけるという傾向との接点を探っている。古代、中世のさまざまな「帝国」は国外へ侵略し領土を広げていった際に基本は「陸続き」の経路を取っていたが大航海時代のヨーロッパだけは海を渡っていったことと、そこに知識人たちを同行させたこととは、この「知の蓄積性」の歴史的な行動の現れ。それまで未踏の土地をいい加減に描いていた世界地図が、この頃になるとわからない部分を空白にしたことは、真実すべてを把握し理解することはできない(=すべてを正しく理解したい)という欲求の現れではないか、という分析はとても納得できる。次号が楽しみw

 

<世界史>の哲学 古代篇

<世界史>の哲学 古代篇

 
<世界史>の哲学 中世篇

<世界史>の哲学 中世篇

 
<世界史>の哲学 東洋篇

<世界史>の哲学 東洋篇

 
〈世界史〉の哲学 近世篇

〈世界史〉の哲学 近世篇

 
<世界史>の哲学 イスラーム篇

<世界史>の哲学 イスラーム篇

 

 

 

 

群像 2017年 12 月号 [雑誌]

群像 2017年 12 月号 [雑誌]

 

 

「機動戦士ガンダム00」TVアニメ版

機動戦士ガンダム00」、ファースト&セカンドシーズン、全話をAmazonプライムで見終えた。ファーストガンダムの最終回であんなに美しく描いたのに、その後「Zガンダム」などで否定されることになってしまった「人と人とがわかりあえること」というテーマに対する、平成版からのひとつの回答。幼い頃の罪と孤独を抱え込み、戦いの中に身を落としながらも、平和を希求し、他人を理解しようとする主人公の生き方には惹かれる。

 映画版では地球外生命体との接触というストーリーが展開されるらしい。冬休みにでも見てみよう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

汁麺飯汁

 六時起床。晴れてはいるが、幾分肌寒い。今年は秋の高く抜ける空を見ることがなかったようだ。今日の空は少しだけ冬めいている。透明感があるが千切れ千切れの雲が多く、微かに鉛色の冷たさを感じる。

 午前中は掃除に精を出す。

 マルタイの辛口な豚骨ラーメンを妻と半分こ。そしてライス。ラーメンライスだ。「美味しんぼ」にならい、汁麺飯汁で食べる。

 

 

 午後は妻と吉祥寺へ。ぼくのコンタクトレンズの定期お届けサービス(有村架純がキャラクターをしている「メルスプラン」)を解約する。網膜裂孔後もコンタクトを付け続けて問題はないのだが、自宅ではブルーライトカットレンズのメガネを使うことにしたので、思い切って解約。外出時には1日使い捨てコンタクトレンズを使う。UV対策で薄い色を付けたサングラスはかけるが、打ち合わせのときは外す。そのうち、外出時もメガネにするかもしれない。ほか、有名ベーカリー(店名忘れた)でシュトーレン。「地産マルシェ」で野菜。コピスに入っている食材店でも無添加ものなどをあれこれと。キラリナに入っている文具系雑貨店デルフォニクス(だっけ?)で妻のシニアグラス。もう、そういう歳なんです。ぼくはド近眼のせいか、今のところシニアグラス不要だが。アトレの週替わりコーナーで沖縄の黒糖蒸しパンみたいなヤツ。ハム・ソーセージ専門店で680円の詰め合わせ。

 夜は「IPPONグランプリ」を見た。今回はクオリティが高かったな。

 

IPPONグランプリ17 [DVD]

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塩こん部長

 今朝も五時四十五分起床。霧雨。資源ゴミの古新聞を入れいている紙袋が水気で破れるのでは、と心配なので、ビニールひもをきつく縛り直した。

 仕事。朝イチであれこれメール納品を済ませてから、銀行へ。帰りがけに生協の店舗で「塩こん部長」を買った。

 午後は書斎で某カタログの全体構成を考えつづけた。

 ピザで夕食。もちろん今日も黒酢タマネギはしっかり食べている。

 夜は某企業広告を断片的に。しかし今週末はしっかり休めそうだ。

 

www.kurakon.jp

 

 

塩こん部長のとっておきレシピ

塩こん部長のとっておきレシピ

 

 


フルグラから玄米へ

 今朝も五時四十五分起床。朝からせっせと仕事。夜中に一度目が覚めたときに仕事のメールが来ていたのを確認していたから、早朝から仕事モード全開。

 午後、小雨がぱらつく中、散歩を兼ねて郵便局とスーパーへ。気分転換してからまた集中。

 夕食はブリを食べた。

 読書は「週刊モーニング」を少し読んだ程度。ふう。

 

 ここ数日、朝食をフルグラから玄米あるいは雑穀米に変えている。まだ買いだめしたフルグラが残っているから週1〜2くらいは食べつつ、つづけようと思っている。

 

 

はくばく 十六穀ごはんお徳用 15包入

はくばく 十六穀ごはんお徳用 15包入

 

 

今日の事件簿

  • 朝のゴハンに慣れてきた事件
  • 黒酢タマネギに慣れてきた事件
  • いろいろ一山越えてきた事件
  • バウムクーヘンがうまかった事件

 

治一郎のバウムクーヘン

治一郎のバウムクーヘン

 

 

 

 

 

金井美恵子『カストロの尻』

「廃墟の旋律」。ここにも「胡同の素馨」が登場。連作小説の魅力は多面性だと思うのだが、それを最大限に生かすための要素になっていると思う。あ、つながった、というおもしろさ。

 

 

カストロの尻

カストロの尻

 

 

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