わたしが猫に蹴っとばされる理由

文学・芸術・哲学・思想の読書&鑑賞日記が中心ですが、雑食系なのでいろいろ取り上げてます。猫もいるよ♡

2008-07-01から1ヶ月間の記事一覧

「崖の上のポニョ」と聞いて

崖の上の放尿? と思ってしまった。さぞかし気持ちいいでしょうね。 ♪ ほーにょ、ほーにょ、放尿、さかなの尿〜崖の上のポニョアーティスト: 藤岡藤巻と大橋のぞみ,大橋のぞみ,近藤勝也,藤岡藤巻,宮崎駿,久石譲出版社/メーカー: ヤマハミュージックコミュニ…

今日の事件簿

●牢獄の武蔵事件 ●神の雫でなぜか事件 ●とはいえ漫画離れ気味事件 ●ポニョ事件その1(日テレ) ●ポニョ事件その2(カラオケ喫茶) ●おれにカレーを喰わせろ事件 ●ウンコはまだ出ない事件 ●花子の写真が出てきた事件 ●おそらくチャイナシンドローム事件

金井美恵子『昔のミセス』

本日発売?のエッセイ。懐古趣味的なタイトルだが、金井さんのことだからそういうわけではないのだろう。昔のミセス作者: 金井美恵子出版社/メーカー: 幻戯書房発売日: 2008/08メディア: 単行本 クリック: 17回この商品を含むブログ (43件) を見る

金井美恵子『恋愛太平記』

二巻目を読みはじめる。決して「太平」ではないよなあ。恋愛太平記〈1〉 (集英社文庫)作者: 金井美恵子出版社/メーカー: 集英社発売日: 1999/11メディア: 文庫購入: 6人 クリック: 11回この商品を含むブログ (53件) を見る恋愛太平記〈2〉 (集英社文庫)作者:…

桃色

五時五十分起床。雲は厚く、蝉の声は遠い。早朝から、いや早朝のうちにというべきか、川沿いをジョギングする人を多く見かける。 今日は外出もせず、某IT企業PR誌に終始。おなじことをただひたすらに掘り下げてゆくという作業はかなりの集中力と持続力を要す…

古井由吉「朝の虹」読了

「新潮」八月号より。老いによる感覚の狂いに、生き方の、あるいは存在自体の狂いが重なる。狂気とは騒々しさを含むものだが、本作での狂気は常に浮ついていながらも寡黙である。狂気が、静寂に向かって耳を澄ませている。そこに徒労感はない。あるとすれば…

金井美恵子『恋愛太平記』

ようやく第一巻読了。なっげえなあ。二千枚くらいあるのかな。 姉妹それぞれの異性に対する想いがねじれた方向へ、よたつきながら進んでいく。それを支えているのが、病的と思えるほど細かな日常描写。その視点は大半がよく言えばシニカル。個人的には、壮大…

効率的な働き方

五時三十分起床。体調は万全とは言えぬのに、どういうわけか目覚めだけは早い。暑さに根を上げて布団から抜け出すわけではなく、かといって悪夢にうなされたりもしていない。ただ、目が覚める。目覚ましの設定を早回りしている。 某IT企業パンフ、某アミュー…

金井美恵子『恋愛太平記』

カンジダ菌感染。恋愛太平記〈1〉 (集英社文庫)作者: 金井美恵子出版社/メーカー: 集英社発売日: 1999/11メディア: 文庫購入: 6人 クリック: 11回この商品を含むブログ (53件) を見る恋愛太平記〈2〉 (集英社文庫)作者: 金井美恵子出版社/メーカー: 集英社発…

緩んだ薄さ/パラレル・ワールドの不条理

四時三十分、花子の突然のウンコに起こされる。夜明け前に猫トイレの片付け。 五時四十分起床。水色の空がわずかながら黄に染まっているのは朝焼けの名残か。緩んだ薄さの雲が横へ横へと黄色く輝きながら広がってゆく。 仕事。某放送局企画、某IT企業PR誌。…

金井美恵子『恋愛太平記』

お節料理の準備と、ハルエさんの事故。 うーん、やっぱりこの作品の意図が読めない。考えずに、感じる。そんな読み方のほうがあっていそうだな。恋愛太平記〈1〉 (集英社文庫)作者: 金井美恵子出版社/メーカー: 集英社発売日: 1999/11メディア: 文庫購入: 6…

回避的二度寝/タモさんの生姜焼き

日曜くらい少し寝かせろ。仕事するつもりではいるが、いつもよりほんの一時間くらい寝坊したっていいじゃないか。と、自分の無意識に抗議したい気分で五時三十分に目覚めたのだが、もちろん本当に抗議したわけではなく、むしろ自然とこの時間帯に目が覚めて…

浦沢直樹『プルートゥ』(6)

比呂美ねーさん、出ましたぜ新刊が(そのまえに、お帰りなさいまし。お疲れさまでした)。主人公不在の状態に。どうなっちゃうんだ、一体。 『MONSTER』や『20世紀少年』は途中でわずかに失速した感じがあって興ざめしてしまうのだが、今のところ本作はそう…

金井美恵子『恋愛太平記』

年末年始。ディテールの徹底描写が基本。多焦点の写真のような。だが、視点に独特なシニカルさとゆるさがあるから重たくならない。恋愛太平記〈1〉 (集英社文庫)作者: 金井美恵子出版社/メーカー: 集英社発売日: 1999/11メディア: 文庫購入: 6人 クリック: 1…

異性と深く/誕生日プレゼント

昔付き合っていた女の子となぜか入籍していて、さらに離婚話が進んでいる。ぼくは馬に乗って森を走り抜けながら、離婚について、そしてその後の再婚について考えを巡らしている。おおまかには、そんな内容の夢を見た。なんだこりゃ。で、例によって夢占い。 …

金井美恵子『恋愛太平記』

朝子、離婚した友人とその娘とクリスマスを楽しむ。そして父親の三回忌。 金井さん、この作品で恋愛という言葉の意味を再定義しようとしているのかもしれない、と思った。あるいは、意味を広げようとしているか。

重ねて生きる

今日で三十九歳になる(戸籍上は、だが。実際に生まれたのは翌日の日付が変わってすぐらしい。なぜ、こんなややこしいことをしたのか。日付まで正確に見るタイプの占いをする機会があるたびに困っている)。ここ数年、加齢による身体の衰えをじわりじわりと…

金井美恵子『恋愛太平記』

国際離婚(なんだそりゃ)で帰国したての長女、夕香が子宮膿腫で緊急手術。国民健康保険未加入という悲劇。いや、さほど悲劇的には描かれていないのだが。恋愛太平記〈1〉 (集英社文庫)作者: 金井美恵子出版社/メーカー: 集英社発売日: 1999/11メディア: 文…

猫の心配

震災に遭われた皆さまにお見舞い申し上げます。 日付が変わる前だった。小説を読んでいたらまぶたが重くなり、時折数行分の記憶が飛んでしまったりおなじ箇所を何度も読んでいたり、という情けないありさまになってしまったので、いいや、もう寝ちまえ、たま…

金井美恵子『恋愛太平記』

一気に五年くらいの年月が過ぎ、その間にさらりと美由起の不倫が。不倫と呼ぶにはカジュアルすぎてお粗末なんだけど、80年代という時代設定の反映、なのかな。恋愛太平記〈1〉 (集英社文庫)作者: 金井美恵子出版社/メーカー: 集英社発売日: 1999/11メディア:…

さらば地球よ旅立つ船は

鉛筆で船の絵を描いた。一人でではない。知らない人ばかりに囲まれる中、ぼくが率先して船首を描き、その線を伸ばして船体にし、船底の部分も描き込んだ。それを見た他の誰かが主砲を前方に二箇所、後方に一箇所、描き足す。次は船橋だ。つづいて煙突。誰か…

古井由吉「朝の虹」

「新潮」8月号より。連作の三作目になる。 語り手の男(おそらくは古井自身の投影)と旧友が、死んだ共通の友について語るところから物語ははじまる。死んだ者こそが精神的になのか霊的になのかはよくわからぬが歳を取り成長し、生きつづける者はそこから取…

金井美恵子『恋愛太平記』

ありゃま、不倫物語がはじまっちゃうのかね。恋愛太平記〈1〉 (集英社文庫)作者: 金井美恵子出版社/メーカー: 集英社発売日: 1999/11メディア: 文庫購入: 6人 クリック: 11回この商品を含むブログ (53件) を見る恋愛太平記〈2〉 (集英社文庫)作者: 金井美恵…

夏に勝つ

五時五十分起床。夏と冬は天気予報の気温欄に連日脅されることになる。要するに天気を敵に回しているということになるが、最近流行のビジネス用語である「Win-Win」の発想はできぬものか、と善福寺川で朝日に照らされながら水草をつついているのか虫を食べて…

小阪修平『現代思想のゆくえ』

[読書日記]ではまったく触れていないが、ほぼ毎日、少しずつ読んでいる。今日は夕方に時間をつくれたので、第3章「知の可能性と不可能性」を一気に読んだ。知ってのは「言葉」と置き換えて理解してもいいのだが、そうしたところで本章の曖昧さ(難解さ、では…

金井美恵子『恋愛太平記』

ダンナの下着は絶対に自分のと一緒に洗いたくない、という妻の主張。気持ちはわかるが、という感じだな。恋愛太平記〈1〉 (集英社文庫)作者: 金井美恵子出版社/メーカー: 集英社発売日: 1999/11メディア: 文庫購入: 6人 クリック: 11回この商品を含むブログ …

モヤモヤ

海の日。ならば山の日という休日があってもいいではないかと思うのだが、みどりの日がその役を担っているのだろう。空の日、大地の日もほしいと思う。五時五十分起床。 休日だが、仕事。某アミューズメント企業企画など。昨日一昨日よりは気温が低く風も適度…

金井美恵子『恋愛太平記』

葬式から溢れ出た亭主の愛人疑惑。恋愛太平記〈1〉 (集英社文庫)作者: 金井美恵子出版社/メーカー: 集英社発売日: 1999/11メディア: 文庫購入: 6人 クリック: 11回この商品を含むブログ (53件) を見る恋愛太平記〈2〉 (集英社文庫)作者: 金井美恵子出版社/メ…

遠目に一匹

五時四十五分。昨夜は猛烈な睡魔に襲われ、二十二時ごろには倒れてしまった。アタマはすぐにぐらりと揺れ、背中全体というか腰というか、にまったく力が入らず、それどころかまぶたを持ち上げる力すらないありさまで、テレ東の「美の巨人たち」の片岡珠子を…

金井美恵子『恋愛太平記』

葬式。恋愛というよりも、人間関係の総体って感じなんだよね。恋愛太平記〈1〉 (集英社文庫)作者: 金井美恵子出版社/メーカー: 集英社発売日: 1999/11メディア: 文庫購入: 6人 クリック: 11回この商品を含むブログ (53件) を見る恋愛太平記〈2〉 (集英社文庫…