わたしが猫に蹴っとばされる理由

文学・芸術・哲学・思想の読書&鑑賞日記が中心ですが、雑食系なのでいろいろ取り上げてます。猫もいるよ♡

2009-06-01から1ヶ月間の記事一覧

中上健次『鳳仙花』

フサ、ついに龍造の子を孕む。この子が秋幸なのかな。鳳仙花―中上健次選集〈4〉 (小学館文庫)作者: 中上健次出版社/メーカー: 小学館発売日: 1999/02メディア: 文庫 クリック: 5回この商品を含むブログ (23件) を見る枯木灘 (河出文庫 102A)作者: 中上健次出…

そうだ、そうなのだ、と信じながら

五時四十五分起床。雨。今日も七時半には仕事をはじめた。忙しいというよりは、おもしろくて時間を割いているといったほうが正確か。ただし、頭痛だのなんだのと多少の代償はある。いや、代償ではなく、梅雨時で体調を崩しかけているだけなのかもしれぬ。そ…

中上健次『鳳仙花』

龍造とフサの関係が深まる中、ようやく戦争は終わる。だが、フサの暮らしはさらに厳しくなってゆく。その、厳しさと比例するようにフサは龍造に惹かれ、同時に龍造に怖れを抱く。鳳仙花―中上健次選集〈4〉 (小学館文庫)作者: 中上健次出版社/メーカー: 小学…

帰りがけに買ったアンテンドゥのパンで

昨夜は突然の胃痛で悶絶。一晩寝たら回復できたからたいしたことはないと思うが、まだちょっと身体が重い。五時三十分起床。 七時三十分には仕事をはじめた。朝イチでアップする原稿の最終確認を大慌てで済ませ、メールで納品。そのまま外出。十一時三十分よ…

安彦良和『機動戦士ガンダム THE ORIGIN』

ソロモン編。マグネット・コーティングにソーラ・レイ、ボール初登場(おまけにハヤトがパイロット。似合いすぎ)、そしてまだ姿は見せていないがビグ・ザムまできちんと出てくるようで(あまりに突飛な兵器なので、オリジンではスルーされるか、と思ってい…

福井晴敏『機動戦士ガンダムUC(3)』

オードリーを助けたい。ただそれだけの想いに駆られて、ふたたびユニコーンガンダムに乗り込み「赤い彗星」の再来、フル・フロンタルに挑む主人公バナージ。 オードリーことミネバ・ザビを人質に、ネオ・ジオンに撤退を交渉するものの決裂してしまうシーン、…

中上健次『鳳仙花』

龍造に心を許してしまうフサ……。鳳仙花―中上健次選集〈4〉 (小学館文庫)作者: 中上健次出版社/メーカー: 小学館発売日: 1999/02メディア: 文庫 クリック: 5回この商品を含むブログ (23件) を見る十九歳の地図 (河出文庫 102B)作者: 中上健次出版社/メーカー:…

出鼻もクソも

七時起床。さっさと身支度や掃除を済ませ、どこかに出かけたいと思っていたのだが、そのどこかをイメージすることができない。カミサンは友だちに会いに出かけるので、夕方まで一人だ。午前中に情報収集でもして、観たい映画を探すか、散歩にちょうどいい街…

中上健次『鳳仙花』

戦争が日に日に激しくなる中、夫・勝一郎の死につづき、まだ幼い末っ子まで死んでしまう。そしてついに、フサは「イバラの龍」と出会う。のちに生まれることになる秋幸のとーちゃん。鳳仙花―中上健次選集〈4〉 (小学館文庫)作者: 中上健次出版社/メーカー: …

ハンディキャップ猫の飼い主募集 http://www6.speednet.ne.jp/~nekojarasi/newpage3.htm

七時に起きてドウブツの世話をして掃除して十時からマンションの総会に参加して決算報告していろいろ議題出して話し合ってそれから設備点検と共有部分の清掃をみんなでやって冷やし中華で昼飯にして食い終わったら議事録つくって各戸に配って落ち着いたとこ…

中上健次『鳳仙花』

美恵の肋膜手術、そして勝一郎の死。フサは行商に出ることで五人の子どもを養う。必死。だが、まわりが支えてくれている。 中上作品、本当におもしろい。今さらですが。鳳仙花―中上健次選集〈4〉 (小学館文庫)作者: 中上健次出版社/メーカー: 小学館発売日: …

ウンコ

花子がウンコをペット用のカーペットになびりつけていた。肛門に挟まったままだったのを、こすり出そうとしたらしい。書斎にあるぼくの机の上にも、コロンとかったいウンコが転がっていた。花子のふっさりとした腿にも、かったいウンコがプラプラとぶら下が…

数秘

五時五十五分起床。パチスロ好きというわけではないが、デジタル時計がゾロメになっているのを見るとうれしくなる。アナログでは味わえない快感だ。数字が揃うという単純な事実が、妙な神秘性とともに脳を刺激する。数秘術、なんてものがあるらしいが、数字…

浦沢直樹・手塚治虫『PLUTO(8)』

完結編。破壊されたゲジヒトの記憶チップを埋め込まれることで再生したアトムは、憎しみを受け入れるべき感情として自らに取り込むことで強大な力を得る。その力が、プルートゥの心を変え、さらには地球の危機を救う……。 ラストの盛り上がりで、アトムはこれ…

家の外の高いあたりから

四時半前後の猫ゴハンタイムを寝過ごしてしまったが、六時にはパッキーンと目が覚めた。頭痛もせず、爽快。いや、眠気が完全にすっ飛んでいるわけではないのだが、身体が眠りから今ひとつ抜け出せずにいる一方で、意識だけは妙にはっきりしている。雨音は聞…

ますむら・ひろし『アタゴオルは猫の森(14)』

まだ、10巻までしか読めてないのに。ほとんど惰性で買ってます……。アタゴオルは猫の森 14 (MFコミックス)作者: ますむらひろし出版社/メーカー: メディアファクトリー発売日: 2009/06/23メディア: コミック クリック: 13回この商品を含むブログ (11件) を見る

浦沢直樹・手塚治虫『PLUTO(8)』

これから読みます。豪華版を買ったのだが、別冊のほうをなくしそうでコワイ……。PLUTO 08―鉄腕アトム「地上最大のロボット」より (ビッグコミックススペシャル)作者: 浦沢直樹,手塚治虫出版社/メーカー: 小学館発売日: 2009/06/20メディア: コミック購入: 2人…

中上健次『鳳仙花』

フサ、勝一郎との間に生まれた一人目の息子を出産。これが「岬」などに登場する秋幸の自殺した兄・郁夫。その後、すぐに芳子と美恵も誕生。フサは四人目を妊娠する。 勝一郎は、中本の一族。『千年の愉楽』の半蔵や、『奇蹟』のタイチとおなじ、高貴にして汚…

飲み込めないので、大慌て

今日も六時起床。ときおり強まる雨音に、おお、と声を漏らして感嘆したりしつつ、身支度。昨日はひどい頭痛に終日悩まされた。一晩寝れば治るかと思ったが、まだ治らない。おそらく原因は首。梅雨という状況も多少影響があるのかもしれない。 デザイン会社A…

今日の事件簿

●パク森事件 ●34度事件 ●まぶしくなりそう、でもならない事件 ●サーモンピンクの夕焼け事件 ●「益源」について考える事件

中上健次『鳳仙花』

フサの妊娠と結婚。「岬」などに登場する勝一郎の弟の弦や、『千年の愉楽』以降は路地の語り部役となるオリュウノオバも登場。キャラクターをやたらと使い回した手塚治虫ではないけど、他の作品の登場人物が出てくると、うれしくなるな。ファン心理の一種な…

音に、圧倒されぬよう

暑さで目が覚めるようになってきた。もっとも、まだまだ夏の暑さではない。暑さというよりは、湿気に眠っていた身体が気づく。わずかに感じる寝苦しさに、季節の移り変わりを感じる。春と夏の狭間。過渡期というのは、何かと試練が多いのかもしれん、と余計…

中上健次『鳳仙花』

兄・吉広が炭坑での発破事故で死ぬ。その知らせを聞いたフサは実家に帰り、遺体不在の、かたちばかりの葬式を済ませる。 新宮での奉公先である佐倉に戻ったフサはその夜、吉広の朋輩である勝一郎に浜辺で抱かれ、処女を失う。兄の死を想い、初体験の痛みに、…

ハッピーバースデー

七時四十五分起床。眠い眠いと毎日のように書いているが、普段六時前後に起きることに慣れていると、どんなに疲れていても、七時三十分を回ったあたりで、もう睡眠は結構です、と思いはじめてしまう。 身支度をしながらカレンダーを確認すると、今日は夏至だ…

中上健次『鳳仙花』

フサは奉公先で、夕張の炭坑へ出稼ぎに行った最愛の兄・吉広が事故死したことを知る。さまざまなかたちの不安で満ちていた作品世界が一変し、今度は悲しみばかりが溢れる。ここでも鳳仙花が効果的に使われている。気に入ったので、引用。 (前略)じぶんで何…

西荻窪「とも吉」

女子大通り、ちょっと行って右側。ときどき利用している寿司と和食のお店。美しい器に盛られた料亭のようなクオリティの料理を、居酒屋感覚(店の雰囲気も価格も)で楽しむことができる。 お通し(ウリをくり抜いて穴子を入れたもの、大和芋、茄子)、ハモの…

こういうことなのだと身をもって

眠たがりになっている。理由はよくわからない。熟睡できている感じはある。眠りに飢えている感覚はない。だというのに、二十二時を過ぎたあたりから、眠くなる。就寝前の日課にしているストレッチをしているうちに、こくり、こくりとなり、意識が絶え絶えに…

中上健次『鳳仙花』

はじめての新宮見物、はじめての男性経験。後者は未遂だけど。 まだ古座の酒屋で通い奉公をしていたころは、水仙の花が象徴的に登場した。そして舞台が新宮に移ると、これが鳳仙花に変わる。水→鳳。二つに共通する「仙」の文字。何か意味があるのだろうなあ…

恋しく思う気持ちが、静かに

六時起床。相変わらずの曇り空だが昨日ほどの厚みも濃さもなく、ときおり日も射した。妙に黄色の強い、それでいて散漫な、雲の網目から漏れ出るような輝き方に目を凝らしていると、雲ひとつない青空を恋しく思う気持ちが、静かに高まる。 仕事。午前中は見積…

楽しみ

六時起床。曇り。雨という予報だったが、結局降らず。気構えていたのに、拍子抜けた。 一日中、細かなトラブルに振り回されていたような気がする。某案件のデザイナーさんが決まらず、夜中まで代理店と調整したり、とか。だが、こういう状況のあとは必ずいい…