わたしが猫に蹴っとばされる理由

文学・芸術・哲学・思想の読書&鑑賞日記が中心ですが、雑食系なのでいろいろ取り上げてます。猫もいるよ♡

2009-07-01から1ヶ月間の記事一覧

津島佑子『電気馬』読了

表題作。電気馬とはなんなのか、さっぱりわからず。物語の中心にあるらしいのは「OUT」のような遺体解体話なのだけれど、それがテーマの根幹かというとそうではなく。 おもしろい。おもしろいのだが、どこがおもしろいのか、なぜおもしろいのかについて考え…

ハリのあるバリトンに酔いしれる

四時五十分起床。うー眠い。小雨。涼しい。 六時五十分、成城学園前にある砧ハウススタジオへ。某官公庁の案件の、TV-CMとポスター/パンフ表紙用スチールの撮影に立ち会う。スタジオでのコピーライターの仕事はほとんどないのだが、コンセプトやCMの基本構…

ぷちぷち入院

六時起床。曇り。蒸し暑い。 ぷちぷち、朝から元気いっぱいでおかしい様子はまったくなかったのだが、十五時くらいだろうか、カミサンが、ウンチが妙に黄色いのに気づいた。便の色の変化は体調不良のサイン。慌てて鳥の病院「リトルバード」に連れて行った。…

ウンコが原因

夜中、花子が騒がしい。一時間おきに起こされた。こっちゃ下痢ピーでグロッキー気味だったというのに。寝かせてくれよ、と思ったらウンコした。どうして静かにウンコできないんだろう。まあ、昨夜のぼくもうーんうーんと大騒ぎしながらトイレに入っていたわ…

強烈な一日

六時起床→強烈な痔痛で悶絶→下半身ガクガクのまま仕事→昼食→仕事→軽く散歩→仕事→夕食→仕事→強烈な腹痛と下痢で悶絶→下半身ガクガクのまま風呂→もう寝る★送料無料サービス商品【武田薬品】ボラギノールA軟膏 20g【第(2)類医薬品】【RCP】【HLS_DU】【10P12Oct…

津島佑子『電気馬』

「オオカミ石」。オオカミに母親を喰い殺された昔話の娘の怒りと、母に死なれ兄に死なれ夫に死なれ(しかも有名歌手と浮気心中)息子にも死なれてしまった女の怒りとが時を超えて重なり合う。いつしか、女の息子の葬式の参列者たちの姿はオオカミに変わり………

妖怪カオアライ

昨夜は二十三時前に寝てしまった。暑さに体力を奪われている、というよりも、昼のウチに全力を出し切ったから、という感じに近い。肉体的に、というよりも、頭脳的あるいは精神的に、ということなのだが。で、一時半に目が覚め、三時半に猫に起こされ、四時…

「機動戦士ZガンダムI/II/III」

やたら立て込んだ毎日ではあるが、こっそりこそこそ、一日十何分かずつ、かなりの時間をかけて見た。ファンからは「今ごろかよ」と言われそうだが。 テレビ版の屈折したお先真っ暗なストーリーからうって変わり、ハッピーエンドになっているのは知っていたが…

ブタでなくても生姜焼きはイケる

毎年おなじことを書くが、今日が本当の誕生日。昨日が戸籍上の誕生日。どういうわけか、一日ずれている。 年の離れた従兄たちには、会うたびに、梅雨明けのクソ暑いときに生まれたんだ、と言われる。今日もクソ暑い。梅雨明け宣言はかなり前にあったものの、…

津島佑子『電気馬』

「恋しくば」。「恋しくばたずね来てみよ和泉なる信太の森のうらみ葛の葉」という短歌を中心に、安倍晴明誕生の逸話と現代が交錯し合う。電気馬作者: 津島佑子出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2009/03メディア: 単行本この商品を含むブログ (14件) を見る寵…

ヨウジヤマモトのファミリーセール

●ヨウジオムの、袖が二重になっているウールギャバジンのジャケット。袖に「Dr.YY」と小さめに刺繍されている。背中にも刺繍されているが、どんなメッセージかはナイショ。 ●ヨウジオムの、ジャケットと同素材のパンツ。尻から腿回りは太めだが、かなり急な…

後ろに並んでいたおばちゃんと

七時起床。ここ数日悩まされた頭痛が消えているのは、きっと昨夜、寝る前にカミサンがワークショップで軽く習ってきた「ロルフィング」の効果だと思う。いわばセルフロルフィングともいうべき技法の極初歩的なもので、身体全体のバランスを正し、肩こりと首…

津島佑子『電気馬』

「アマンジャク」。学生運動のお話。妖怪っぽさは、ない。電気馬作者: 津島佑子出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2009/03メディア: 単行本この商品を含むブログ (14件) を見る火の山ー山猿記(上) (講談社文庫)作者: 津島佑子出版社/メーカー: 講談社発売日: 2…

たりだりたりたり

五時五十分起床。雨。降ったり止んだり、強まったり弱まったり。ただし、湿気だけはどんどん強まっていく。 一日中、頭痛と闘いながら書斎で仕事。猫たちがおとなしかったので、アタマ痛いわりにははかどった。いい感じ。

蹴散らす

五時五十分起床。わがマンションのゴミを荒らすカラスを蹴散らしてから仕事に取り掛かる。仕事は楽しいが、頭痛がつらい。肩こりや首の歪みによるものなのか、それとも軽く出ている喘息の症状が引き起こしているものなのか、よくわからない。まあ、偏頭痛っ…

津島佑子『電気馬』

「サヨヒメ」。人柱伝説で神に捧げられた少女サヨヒメ(この話、知らなかった。それとも作者の創作?)と、二歳になる子どもが原因不明(なのかな)で死なせてしまった母親であり妻だった女が重なりあう。というか、前者も後者も「サヨヒメ」と呼んでしまう…

日蝕/毛玉

五時三十分起床。早朝から麦次郎がゲロを吐いた。 日蝕。しかし、打ち合わせ中なので見られず。ただ、東京では雨天のためほとんど観察できなかったそうだ。残念。二十六年後に期待。 仕事が山を越えつつある。もっとも、来週はもう二つくらい山があるから道…

津島佑子『電気馬』

「チャオプラヤー川」。タイ人留学生と彼をホームステイさせていた「姉」と呼ばれる日本人女性の、その後の人生の離れっぷりが、分裂系三人称多元描写で、ものすごくとっちらかったかたちで描かれている。人買い神話、龍神神話、売春、離婚……とさまざまなエ…

生き残れるよ

五時五十分起床。ちょっと喉が痛む。 早朝から仕事。自分でも驚くほどの集中力で、ちゃっちゃかちゃっちゃかと書ける。 昼食。「笑っていいとも」にモー娘。OBが出ていた。「キズナ食堂」と企画がかぶっている(7/18の日記には書いていないが、ちゃんと観た…

津島佑子『電気馬』

「捨て子の話」。性悪な母親や継母に繰り返し捨てられても必ず戻ってくる子どもの童話(というものをすぐに思い出せないのだが……)を材に、現代(というよりは戦後間もない頃、おそらく昭和の時代なのだと思うが)の捨て子話が展開される。母親の、子への愛…

ちょっとだけ恋しい

六時起床。軽く喉が痛むので風邪薬を飲んだ。いつも朝食は固形物を摂らず、トマトジュースだけで済ませてしまうのがいけなかったようで、風邪薬で猛烈な眠気と軽い幻視のようなものが浮かび(目を閉じるとサイケな模様が浮かんでくる程度だが)、午前中はま…

福井晴敏『機動戦士ガンダムUC(4)』

忙しいのと、つい大好きな純文学系の読書を優先してしまうのとでなかなか進まない……。 少しずつ明かされるNT-Dプログラムの内容。NT-Dの発動によりリミッターのはずれたユニコーンガンダム。主人公バナージは、マリーダ・クルスが操るクシャトリアを追いつめ…

苦しき幸福

六時起床。この連休を効率的に使わなければ間に合わなくなりそうなくらいの仕事量なので作業計画をしっかり立て、それに沿って進めれば危機的状況は回避できるようにしておいたのだが、今日は電話もなく夏休みに突入した近所の子どもたちもおとなしかったた…

安倍なつみブログに載っていた、北海道限定ツアーTシャツ

エゾシカがスニーカー履いてます。ものすごくヘンです。http://www.abe-natsumi.com/blog/?p=239 なっちのブログは密かに毎日チェックしてます。【楽天ブックスならいつでも送料無料】安倍なつみ 〜Best Selection〜 15色の似顔絵たち [ 安倍なつみ ]ジャン…

リーバイスのTrue Religionもどき

生まれて初めてビンテージ加工なるものを買った。尻がフリップポケット。ブーツカットではなく、ルーズシルエットのストレート。股上はかなり浅め。左右にファスナーポケットが付いている。最近は、スタンダードなジーンズよりもこういうのに惹かれちゃった…

津島佑子『電気馬』

先週に購入したのだが、ずっと紹介しそこねていた。最新短篇集。津島さん版の遠野物語というか、現代版柳田国男というか。今のところ、そんな感じ。 「指」。これはあまり妖怪っぽくない。他界した男の子の記憶が薄れてゆくさま、悲しみが消えてゆくさまを、…

家事ベテランと家事ボンクラ

七時起床。昨夜から布団を干すぞ干すぞ干すぞと気合いを入れて寝たというのに、この曇天はどういうことだ、いや待て、予報ではハナッから曇りとあった、それを失念していたか、あるいはシカトを決め込んでいただけの話だが、そんなことはどうでもよく、曇り…

田中慎弥「犬と鴉」読了

テーマも表現も多重的過ぎて、ぼくには何が何だか、おおまかなストーリー以外は理解できませんでした。残念。群像 2009年 07月号 [雑誌]出版社/メーカー: 講談社発売日: 2009/06/06メディア: 雑誌 クリック: 1回この商品を含むブログ (7件) を見る切れた鎖作…

牛肉なので驚いた

六時起床。雨音に驚く。そんな予報、あっただろうか。 午前中はしっかりと仕事。某案件のポスター、昨日はまったく何を書いたらいいのかわからなかったが、今日になって不思議と見えはじめてきた。しかし試行錯誤。一行のキャッチフレーズを書くために、十時…

エアコンとわたし

水から上がってきたような感覚に目が覚めたが、その感覚が夢の内容によるものではなく、寝汗とわかり愕然とした。もうエアコンなしで眠ることはできないのか。時計を見る。二時三十分。これから日の出が近づくにつれ、気温は少しずつ上がるのだろうか。それ…