わたしが猫に蹴っとばされる理由

文学・芸術・哲学・思想の読書&鑑賞日記が中心ですが、雑食系なのでいろいろ取り上げてます。猫もいるよ♡

ちょっと響いている感じだが

 五時四十分起床。昨日の19kmがちょっと響いている感じだが、一方で、あの暑さでこの程度の疲労か、と驚いている自分もいる。

 今日もオフ。基本的に読書して過ごした。

 午後、長めのウォーキングへ。曇りがちの空、そして微かに秋色を帯びた強めの風。和田堀では頻繁に聞こえたセミの声は、善福寺池のほうではほとんど耳にすることがなかった。青梅街道沿いのコジマを通りかかったので、ついつい仕事の資料要のカタログをわんさかといただいてきた。

 

 安藤礼二大江健三郎論(4)」。安藤さん、大江さんの故郷にある文学館的な施設で大江さんの中高生時代の文章のコピーを目にして、そこで『セブンティーン』の原型のような作品を見つけたそうだ。自分が高校生の頃はあんなとんでもないことはまったく考えもしなかったなあ…。ということで、今回はかなり天皇制寄り。ぼくは大江作品をあまり「天皇制」という視点からは読んでこなかった(神話性、家族、救い、世界文学との連関…そんな感じなんだよな。でもこれって『万延元年』以降の傾向なんだだとは思う)。でも、柳田・折口の視点から読み進めるとここに帰着するのは当然、と感じた。