わたしが猫に蹴っとばされる理由

文学・芸術・哲学・思想の読書&鑑賞日記が中心ですが、雑食系なのでいろいろ取り上げてます。猫もいるよ♡

チュンチュンピョンピョン

 五時三十分起床。雲は多いが青空も雲のスキマからチラチラと覗いている。葵は朝から窓辺に置いたキャットタワーのてっぺんに乗って外の観察に余念がない。向かいの一戸建ての屋根に来るスズメが気になって仕方がないらしい。チュンチュンと鳴きながら両足でピョンピョンと屋根の上を飛び回るスズメを見て、もうすぐ四歳になるこの猫は、いったい何を感じているのか。

▼妻の投稿。数日前だけど。

 

 午後から雷雨という予報なので、朝のうちにウォーキングを済ませることにした。暑い。今朝から四度目の緊急事態宣言の期間となるが、朝の通勤の人の流れは、いつもがどうなのかはよくわかっていないが、少なくなってはいないのだろう。

 戻って、軽く掃除を済ませてから仕事。ユーモアをどこまで盛り込むかでしばらく悩んでしまった。

 

 長嶋有「ルーティーンズ」(「群像」2021年8月号掲載)。私小説に近い……のかな。

 

 

 

 

 

川沿いを東へ

 六時起床。曇天だが時折陽が差す。朝から葵と追いかけっこ。ふくらはぎのあたりに数回襲いかかられた。

 朝食を済ませ、ランニングへ。昨夜はスタンバイしたところで雨が降りはじめて断念したので、そのリベンジだ。善福寺川沿いを東へ。

 
 
 
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 帰宅後、シャワーと掃除機かけを済ませてから青梅街道沿いのユニクロでパンツなど。雨つづきで乾かず、足らなくなってしまった。ついでにクイーンズ伊勢丹でパン。妻とサンドイッチにして食べた。

 午後は読書したりAmazonプライムで映画を観たりしてのんびりと。明日からまた激務がはじまる。

 

 読書は宮澤隆義「大江健三郎のquarantine」(「群像」2021年8月号掲載)。パンデミックの状況下、大江健三郎の後期作品を「quarantine=隔離」という視点から読み解くという試み。確かに大江作品には主人公なり重要な人物なりが隔離されるという状況は多い。それ以前に、ぼくには大江作品が、わかりやすいところでは戦後という時代や反原発といった現在の社会問題を敏感に反映させながらも、実はどこかで現実から隔てられた閉鎖的な世界でのみ展開しているような印象を受ける。ある種のマニアックなオタク向け作品(ほとんど読んだことがないけど)から感じる「余所者にはわかってもらえなくてもいい」的な雰囲気とどこかで共通している、というか。意識は社会に向けてひらかれているはずなのに、作品自体が一般的な小説作品、文学作品よりも閉じている、というか。その感覚と「隔離」は、何か関係があるのかも。本作を読み切ればわかるのかな。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

歯車の歯が一個分だけ

 五時四十分起床。真夏のような暑さは感じないが、梅雨の湿気に口や鼻を軽くふさがれているような息苦しさがある。身支度はのろくなり、葵やコジコジゴハンの準備も、いつものことだというのに、そのルーティーンが軽く乱れる。どこかで、歯車の歯が一個分だけ狂っているような、そんな違和感がある。

 午前中はせっせと掃除。

 午後は読書したり、クイーンズ伊勢丹まで買い物に行ったり、Amazonプライムで残り5話くらいだった「コブラ」(アニメ版はなぜか「スペースコブラ」というタイトルになっている)を最後まで見たり。

 夜はランニングしようと思っていたが、雷雨で断念。明朝、天気が大丈夫そうだったら走る。

 

 読書は、大澤真幸「〈世界史〉の哲学 現代篇(9)」(「群像」2021年8月号掲載)。章タイトルは「もうひとりの「もうひとりのモーゼ」」。ファシズム/ナチズム、スターリズムと同時代的に展開され、加えてよく似たアーキタイプを持つ政治活動/政策として、ニューディール政策が挙げられている。ちょっと意外な感じだが、いずれも世界恐慌に端を発し、民主主義を肯定しつつ否定するという両面的な性質を持つという点で類似性を持つ。なるほど。

 

 

 

 

 そして、長嶋有「ルーティーンズ」(「群像」2021年8月号掲載)。緊急事態宣言下での、都内に住む作家・マンガ家夫婦の生活。

 

 

 

 

 

 

 

 

今日の事件簿

  • とらやのようかんいただいた!事件
  • ややぽっかり事件
  • コップとどいた事件
  • 編集工学コクコク事件
  • カレーそうめん事件
  • TFCCだいぶいい感じ事件
  • 豚も鶏も事件
  • 食べたのは豚事件
  • スペースコブラ事件

▼義父母からいただいた。夏限定パッケージ、なのかな? ありがとうございます。

 
 
 
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 ▼リピート買い2個目。こういうふうに置けるから、水が切れてホコリも入りにくい。すごく使いやすいです。

 

苦戦するかと思っていたが、意外に

 今朝も五時四十分起床。雨は降っていないようだが、空は、いつぐずつきはじめてもおかしくない表情。雲がうっすらと黒い。

 仕事。某企業のウェブサイトの構成とコピー。苦戦するかと思っていたが、意外にトントンと作業が進んだ。最近はこんなことが多い。三日かかると踏んでいた案件が二日かからなかったりする。ただし、逆もある。一日で終わると思っていたら、二日かけても終わらないこともある。

 夕食は妻が牛肉とトマトとセロリの炒め物を作ってくれた。平野レミさんのレシピらしい。

 

 長嶋有「ルーティーンズ」(「群像」2021年8月号掲載)。昨年の、緊急事態宣言直前の様子からはじまる。

 

 

 

 

 

細切れの夢を高密度で

 今朝も五時四十分起床。細切れの夢を高密度で一気に見させられた。そんな実感だけ残っているのだが、肝心の内容はさっぱり思い出せない。場面転換というよりもまったく別の話がはじまり、いや、はじまったというよりはその世界にいつの間にか自分がいるような感覚で、もちろん結末などそこにはありはしない。気づけばまた別の世界にいる。前の世界のことは覚えていることもあるようだし覚えていない時もある。それが、延々と繰り返されている。そんな感覚、場面転換のめまぐるしさだけが、脳の片隅にしこりのように残っている。

 葵、朝から軟便。だが具合が悪そうではない。むしろ元気だ。

 仕事。某パンフレットの原稿として、A3横の巨大なチャートをひたすら作りつづけた。抽象的な概念や複雑な状況を図式化するのも自分の仕事だ。意外にも、コトバの感覚が重要だったりする。

 午後、妻は画材の買い出しへ。ぼくは少し仕事してから外出。整形外科でTFCC損傷の治療。その後、OKストアで買い物。蒸し暑い。戻って仕事のつづき。

 夕食は外出ついでに買った煮込みハンバーグ弁当を食べた。うまし。

 

 保坂和志『猫がこなくなった』より、「花揺れ土呟く」。読了。感想は昨日とおなじです。

 そうそう、「群像」がとどいた。短篇特集みたいだ。

 

 

 

 

 

ラブレターの代筆をしているような

 五時四十分起床。雨は降っていないようだが、雨降りの朝のような体の重さを感じるのは、昨日が慌ただしく微かに疲れを引きずっていたからか。疲れているという自覚はないが、自分の体の動きの緩慢さやマブタの重さから、ハッと気づかされるということはある。

 仕事。某企業パンフレット。久々に、ラブレターの代筆をしているような気分になった。

 午後はスケジュールにスキマができたので、新宿へ。都庁の免許更新センター(って名前だったかな)で運転免許証を更新。ペーパードライバーなので違反のしようがなく、したがってゴールド免許だから講習は三十分で済む。前回来たときは講師役の警察官(なのか?)がこなれた調子で講義をしてくれたが、今回はコロナの感染予防ということで、DVDの視聴となった。近頃はドラレコがいわゆるヒヤリハット映像を記録してくれているので、この手の教材に妙なリアリティがある。コワイ。

 夕方は戻って作業再開。

 

 保坂和志『猫がこなくなった』より、「花揺れ土呟く」。保坂さんの「植物とわたくし(少しだけ動物も)」という感じの内容で、文体は限りなく「群像」で連載中の「鉄の胡蝶は〜」に近い。