わたしが猫に蹴っとばされる理由

文学・芸術・哲学・思想の読書&鑑賞日記が中心ですが、雑食系なのでいろいろ取り上げてます。猫もいるよ♡

2007-04-01から1ヶ月間の記事一覧

スタニスワフ・レム/久山宏一訳『大失敗』

十年ぶりくらいに読むSF小説。最後にレムの作品を読んだのも十年以上前のことになると思う。学生のころはレムとディックをむさぼり読んだりもしたなあ。 アンガス・パルヴィスが操縦する貨物宇宙船「ヘリオス」号が、土星の衛星タイタンに緊急着陸する。そこ…

町田康『真実真正日記』読了

江美保元という男を主人公にした長編小説を書きつづけている小説家の日記、かと思いきや、最後になって実は日記は精神を病んだ江美という男が空想/妄想として書いたウソの日記であったことがわかる。……って、夢オチかよ! 町田が複雑な構造の作品世界を構築…

一日早い/棚と順応性

七時三十分起床。最高気温は二十五度との予報だが、北西の部屋で目覚めたかぎりでは気温の高さは実感できず。寝ぼけまなこで東に面したリビングに出て、はじめて今がゴールデンウィークであり、季節にふさわしい青空が広がり季節にふさわしい陽光がふりそそ…

町田康『真実真正日記』

社会的などん底から、個人のどん底へ。視点がミクロになったり、マクロになったり。まあ、それが文章というものなんだけどさ。

鼻と花

九時起床。鼻水がとまらない。毎年、この季節になるとアレルギー性の鼻炎に悩まされてしまう。日本中がマスクマンだらけになる3月、その元凶であるスギ花粉に我が両の鼻孔はなんら反応しないのであるが、桜の季節ごろになるとむずむずしはじめ、軽くではある…

野菜のカルパッチョ

茄子1本を輪切り。 トマト、茄子と同等の量を輪切り。小玉なら2個くらい? オリーブオイルで両面を焼く。軽く塩コショウ。 引き上げたら皿に盛り、バージンオリーブオイルとバルサミコをかけてでき上がり。冷やして食べても、熱々の状態で食べてもGOOD。

豚ロースの香草入りパン粉のオーブン焼き

豚ロースをカタマリで買ってくる。厚さ10mm弱くらいに切る。軽く包丁の背で叩いておく。 ニンニク1.5かけくらいをみじん切り。パセリも1束をみじん切り。パン粉1カップにこれを加えてよく混ぜる。 アルミホイルのお皿をつくっておく。最終的に豚肉はオーブン…

阿佐ケ谷「希須林」

中杉通り、南側。細田工務店のちょい先を右。中華的な要素を一切排したおしゃれな店内で食べる本格中華。カミサンが食べた坦々麺は辛味とコクが絶妙にマッチしていて美味しかったが、ぼくの食べた鮭とほうれん草の炒飯はハズレ。ベッタベタの仕上がり。うー…

町田康『真実真正日記』

作中世界は荒れ狂い、不条理な暴力に満ちている。こういう部分だけ抜き出せば、まあパンク作家と言えなくもない。ただ、主人公は決してパンク的に世の中に中指立ててるわけではなく、むしろおっかなくて腰引けちゃってる。まあ、それがパンクスの現状だった…

曖昧にぼける/ニンニクアロマ

昨夜は「タモリ倶楽部」の途中で睡魔の侵攻に白旗を上げ、気絶するように眠ってしまった。 九時起床。曇りがちの青空。鮮やかに咲きはじめたツツジの色が曖昧にぼける。 掃除を済ませてから、カミサンと阿佐ケ谷まで歩く。かねてから一度行ってみたかった中…

アレルギー

花子のアレルギー皮膚炎、ちょっと悪化。かゆければ引っ掻く。引っ掻けば、血がにじむ。血がにじめば、またかゆさを感じる。この悪循環。あまりひどくなったら、またエリザベスカラーをつけなければ。

締切

六時五十分起床。晴れ。某インテリアメーカーのパンフ、今朝も昨夜書き上げたコピーを朝一番で推敲。結局かなりの部分に手を加えることに。なんとか今日の午前中いっぱいという締切に間に合った。 午後は精神的にも時間的にもフリーになったので、カミサンと…

澄耳/迷便

ざわめいた気配に目覚めることがある。決まって六時四十五分くらいだ。ひとの声が耳につくわけではない。同じマンションに住む隣の、あるいは上下の家族の身支度の音が壁越しに響くわけでもない。眠っていた空気が、一斉に起き上がる。抽象的な表現だが、こ…

町田康『真実真正日記』

グダグダしてるんだよなあ。『告白』もこんな雰囲気がちょっとあった。このグダグダさ、決して嫌いじゃない。町田の作品をパンク文学と評するひとがいるが、そうでもない部分のほうが大きいのではないか。むしろ、パンク的/ロック的要素を引っこ抜いた残り…

ありがとうございます

七時起床。雨。昨日から頭痛がつづいている。まあ、たいしたことはない。 終日仕事。某インテリアメーカーのパンフレット。峠、山場、正念場。 午前中、事務処理のため銀行へ。うっかりカードをATMコーナーに落としてしまったらしいが、親切な方に拾っていた…

TXって…

Graffiti Area以外の部分、つまり全画面でGraffiti 2が書けるのね。Graffiti Anywhereみたいに。偶然気がつきました。

花毛

花子、抜け替わりの時期らしく毛抜けが激しい。毛玉ゲロも三日に一度の割合で吐いている。だからか、手入れに余念がない。

町田康『真実真正日記』

自虐的すぎるぞ町蔵。それも含めて創作なのだろうが。

荻窪・比内や

「ブックオフ」の隣のビル(だったかな?)の地下にある、秋田の比内地鶏が食べられるお店。チェーン店。ランチメニューの比内地鶏を使った親子丼は、店側は究極の親子丼などと嘯いているようだが、たしかにおいしいけれどそれほどじゃない。880円。みそ汁じ…

ナントヤラ

昨夜も頓珍漢奇妙キテレツな夢を見た気がするが、さっぱり思い出せん。 六時五十分起床。意識ははっきりしているのだが、布団から抜け出せない。といっても二分か三分くらいなものだが。眠いのか眠くないのか、さっぱりわからん。自分で自分がわからぬとなる…

春眠、暁を覚えぬ猫

暁どころか黄昏も覚えぬグースカなまけ猫。麦次郎め、押し入れにこもって眠ったきり、全然起きてこない。かみさんいわく、一度起きてきたと思ったら、カリカリをつまんで、またすぐに押し入れに戻ってしまった。ちなみに、カリカリとはドライフードのこと。 …

犬にインタビュー

ムーンライダーズの最高傑作は「Don't Trust Over 30」だと思う。が、一般には話題に上りにくい本作がとても好き。ドウブツをテーマにしたコンセプトアルバム、というところが気に入っている。加えてテクノロジーの使い方が絶妙。ライダーズのフォーク的叙情…

町田康『真実真正日記』

犬とチャーハンのすきま。ワハハハハハッハハ。

ヤクザの娘/黄昏時の赤白黄色/ゲタがわり

七時起床。ヤクザの娘に恋する夢を見た。自分は高校生だった。 曇天。朝のうちは湿度が高いようで深呼吸するとモワッと湿った生ぬるい空気が肺に飛び込んでくる感覚の妙さ加減が全身に伝わりそのまま残留するようで不思議ではあったが、身支度を済ませ家を出…

古井由吉 連作小説「黙躁」11「糸遊」

「群像」5月号より。病に伏したひとの見た安普請の改築の夢、語り手(≒古井自身?)が病に倒れそうになったときに無意識のうちに玄関に置いた百円玉、そしてひとが死んだ土地から上る陽炎。すべてに、魂の不可解さが不思議に絡みつく。そんな内容。 ラスト。…

町田康『真実真正日記』

まともに小説化したらハシにもボウにもかからぬくだらないアイデアの安置所でもあるのかな、本作は。

真夜中のチグハグ

三時に目が覚めた。花子も目覚めたようで、ふにゃんふにゃんと鳴きながらうろつきはじめたので、かなり早いが朝ゴハンを与えてしまう。テレビをつけた。二度寝を決め込みたいとは思っているものの、ひょっとしたらなにか、おもしろい番組に出会えるのではな…

本日のわが家のドウブツちゃん

花子、いっぱい毛が抜けた。抜け替わりか。そういえば、今朝はでっかい毛玉ゲロしたな。 麦次郎、今日はハナクソがなかった。でもメクソはでっかいのを付けていた。 ぷちぷちに昼ゴハンをあげるのを忘れた。トリはエサ入れにいっぱいエサをいれておいて、減…

なごみ系

http://gigazine.net/index.php?/news/comments/20070421_lazy_cat/

町田康『真実真正日記』

町田による虚構の日記。架空の小説作品の執筆日記でもある。おもしろいけど、装幀が悪趣味すぎるよマチダちゃん。真実真正日記作者: 町田康出版社/メーカー: 講談社発売日: 2006/11/03メディア: 単行本購入: 3人 クリック: 25回この商品を含むブログ (70件) …