わたしが猫に蹴っとばされる理由

文学・芸術・哲学・思想の読書&鑑賞日記が中心ですが、雑食系なのでいろいろ取り上げてます。猫もいるよ♡

今日のオンガク

Robert Fripp/Glass and Breath

なんと、Discipline Global Mobile(http://www.dgmlive.com/)のサイトで、このアルバムがまるまる1枚分無料でダウンロードできる。Soundscapeモノ。アンビエントな楽曲はとくに盛り上がりもなく、収録された3曲は聞き分けが困難なほど似ているが、ぼくは結…

Eyes Wide Open

King Crimsonの、2000年と2003年のライブ。2003年のほうは、エイドリアン・ブリューとトレイ・ガンがオッサンの肌着みたいな白いピタピタのTシャツで登場。これがダサいのなんの。でも、音のほうはすっばらしいのでした。2K Crimsonのコンセプト「ヌーボー・…

犬にインタビュー

ムーンライダーズの最高傑作は「Don't Trust Over 30」だと思う。が、一般には話題に上りにくい本作がとても好き。ドウブツをテーマにしたコンセプトアルバム、というところが気に入っている。加えてテクノロジーの使い方が絶妙。ライダーズのフォーク的叙情…

ブラジャーいっちょで踊り狂うガイジンのオバハン

ユーリズミックス。高校三年だったか、大学生になる直前の春休みだったか、ぼくの音楽の(とくにプログレの)師匠であるSセンパイといっしょにライブに行ったことがある。そのときのアニー・レノックスが↑このタイトルのような感じだった。 初期の不思議な浮…

久々に聴いたらよかったシリーズ

こないだはムーンライダーズだったけど。 これはたしか、Enoがプロデュースした作品。トンチンカンなポップさとドロドロした呪術的な雰囲気が同居している。Remain in Lightアーティスト: Talking Heads出版社/メーカー: Warner Bros / Wea発売日: 1994/11/2…

これを聴くと泣きそうになっちゃうんだよな

というわけでしばらく封印してたけど、散歩しながらひさびさに聴いた。 ♪涙は悲しさだけで、できてるんじゃない Who's gonna cry first?最後の晩餐アーティスト: ムーンライダーズ出版社/メーカー: EMIミュージック・ジャパン発売日: 2006/08/23メディア: CD…

30過ぎたらだーれも信じるんじゃねえ

七時起床。今日も終日書斎に籠って仕事。 午前中、ヘッドホンでムーンライダーズを聴きながらちょっとだけ散歩。桜。アタマの真上に桜前線がどーんと載っているような感じ。春休みの子どもたち。暖かな陽射し。そして「9月の海はクラゲの海」、「Don't trust…

宇多田もいいんだけどさ

聴けば聴くほどはまり込んでいくのがDavid Sylvianの音世界。暗く湿ったデジタルサウンドと不協和音的アコギのせめぎ合いの中で響くボーカルは、とても私的なことばかりを歌っているようなのだが、私的世界がいつの間にか強烈な超現実(シュールということで…

意外と思われるかもしれませんが

ウタダちゃんはテレビで観るくらいだけれど結構好き。 アンジェラ・アキはピアノはイマイチ、ヴォーカリストとしてはこれからが楽しみ、容姿はスゲエよ今が旬、って感じ。 どちらも買ったわけではナイ。Flavor Of Lifeアーティスト: 宇多田ヒカル,Alexis Smi…

聴いてないし、ほしくもないんだけれどさ

先日発売された「ビッグコミックスピリッツ」のグラビアページに載っていたなっちこと安倍なつみが妙に大人っぽくて驚いてしまい、気になったのでamazonで検索してみたら写真集が出ているんだか出る予定なんだか、そういうことを知り、うかつにも詳細ページ…

Ghosts of my life blew wilder than the wind

久しぶりに聴いた。ぼくの音楽指向の原点。2000回は聴いている。Tin Drumアーティスト: Japan出版社/メーカー: Caroline発売日: 2006/04/07メディア: CD クリック: 12回この商品を含むブログ (29件) を見る

図書館で借りてきた

Milesの「Miles in the Sky」は、電子音楽を取り入れはじめたころの作品。以前友人から借りてとても気に入っていた作品だが、どういうわけかCDショップで見かけたことがない。amazonで注文すればいいのだが、と思っていたところ今日図書館で発見できた。Mile…

散歩のついでに図書館で借りた

まだ聴いてないのばかり。Sonny Clarkは今聴いている。いたって普通のジャズ。「Cool Struttin'」よりタイトでジャズらしい。あれはゆるすぎる。それが魅力なのではあるが。 Pink Floydはずーっと手を出しかねていたプログレ。実は、フツーのプログレってあ…

Tweaker「The Attraction to All Things Uncertain」

元Nine Inch Nailsのひと。David Sylvianがヴォーカルで参加している。2001年の作品だが、ずっと買いそびれていた。 NINみたいな狂気っぽさはほとんど感じられない。良質なデジタル・ポップに仕上がっている。Attraction to All Things Uncertainアーティス…

Davidと教授の化学反応

何年か前の、J-WAVEの何かのキャンペーンのテーマソング。教授が引っ込んだほうが、最近はいい方向に向かうみたい。この曲を聴くとそう思うのだが、実際はどうなんだろう。World Citizenアーティスト: David Sylvian / Ryuichi Sakamoto出版社/メーカー: Wea…

村治さん、どーしちゃったの?

正確には「昨日のオンガク」なのだが。昨夜の「オーラの泉」番組開始直後の演奏、前半は緊張していたのかボロボロだったと思う。あの村治さんも緊張するのか。やはり魑魅魍魎、妖怪相手に曲を聴かせるのは大変な精神力が必要なのかもしれない。アランフェス…

この男、マジで狂暴につき

Jah Wobbleというひとは、パンクを越えホントに危ない領域にいっちゃっていた超狂暴男。Public Image Limited.のJohn Lydon、Sex Pistols時代はJohnny Rottonと名乗り大暴れしていたわけだが、そのJohn以外のP.I.Lのメンバーはみな、この男がおっかなくて仕…

こういうのを聴くひとは「チョイヲタ」です

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20070216-00000028-inet-inetという記事がヤフーに出ていたが、まあ、どうでもいいや。 Robert Frippが、自身が主催するギター学校の生徒の選りすぐり優等生によるCalifornia Guitar Trioと、クリムゾンのスティック奏者…

「修養」という名のロック

King Crimson「Discipline」。技巧派ではあるがメロディ重視ではなく過剰にドラマティックな楽曲構成でもなくブンガクかぶれしているわけでもなく、ガムランなどのエスニック・サウンドの影響のもと、二本のギターによる複雑なシークエンスとアルペジオを中…

ネット限定Fripp & Eno

Robert Fripp/King CrimsonのレーベルであるDiscipline Global Mobileから、Fripp & Enoの最新作「The Cotswold Gnomes」がダウンロード限定で販売されている。実験的テイストは相変わらずだが、他のFripp & Eno作品より少々攻撃的。似ているわけではないが…

これがぼくのサカモト

あるアーチストの、今の状態がどうしても受けれいられなくて、過去の作品を愛聴しつづけるというのはよくあること。ぼくにとっては坂本龍一がそんな感じかもしれない。今のロハスなサカモトが嫌いというわけではないが、やはり80年代にYMOをやりつつ、裏では…

Public Image Ltd.「Metal Box」「Flowers of Romance」

元セックス・ピストルズのジョニー・ロットンが「ジョン・ライドン」と改名し、キース・レヴィンやジャー・ウォブルと結成した超実験的バンド。ぜーんぜんピストルズっぽくないところが、ピストルズにあまり興味のないぼくは気に入っている。二枚とも持って…

ピーガブの映画音楽

「タクシー・ドライバー」「ハスラー2」などを撮ったスコセッシ監督の異色作「パッション ――最後の誘惑――」のサウンドトラック。Peter Gabrielが映画音楽を手掛けたのはこれだけじゃないかな。「ovo」は舞台のサントラだったような。 この作品、映画公開後も…

スリリングな静寂

ぼくの音楽嗜好のひとつだったりする。静かなんだけど、盛り上がっていて次の展開がさっぱり読めない、そんな音楽がたまらなく好きだ。Miles Davis「Kind of Blue」、1曲目のシンバルが鳴るまでのメインテーマのリフレインなんか、まさにそんな感じ。Kind of…

David's Instrumentals

仕事中は最も敬愛する音楽家のひとり、David Sylvianのインスト作品を延々と。表現者ではあるがミュージシャンにはなりきれなかった、若き日の(今もか?)デヴィッドのコンプレックスの集合体、と言えなくもないのだけれど、それゆえにか、作品はみなクリエ…

King Crimsonのフラクタル分裂

夜はProjeKct Twoを聴きながら作業した。6人編成・ダブルトリオでの活動再開ができなかったクリムゾンの場つなぎ的実験プロジェクトがProjeKctで、OneからFour、そしてXというのがある。一般的にはあまり評価されていないようなのだが、ぼくはなぜかコレが好…

Piano!

坂本「御法度」→橋本一子「Miles Away」→John Taylor「Decipher」Sony Clark「Cool Struttin'」。John Taylorのピアノの音ってとてもソリッドなんだなあ、と実感。橋本一子は軟着陸系。Sony Clarkはユルユル系。御法度?GOHATTO?アーティスト: サントラ,坂本…

映画音楽家・サカモト

実は「御法度」、観てないんだよねえ。もともと映画はそんなに情熱的に観ないほう。だから本作が映像とマッチしているのかとか、そんなことはわからない。ただひとつ言えるのは、坂本龍一ってひとは、他人が構築したイメージやイデオロギーに乗っかるのがう…

橋本一子さん

今日はBGMを流す気分ではなかったので、気分転換に数曲聴いた程度。マイルス・トリビュートなピアノ・トリオもの。ピアノはいいんだけど、ときどきドラム、ベースと息があわなくなることがあるんだよねえ。それをズレとして楽しむべきなのかな。 橋本嬢、最…

か〜れ〜は〜よ〜

ジャズ・スタンダードと言えば、やっぱり「枯葉」とか「虹の彼方に」とかなのかなあ。そして、ジャズの神髄はやはりジャズ・スタンダードであり、それをどう演奏しているかが鑑賞のポイント、ということになるのかなあ。 本作は、Keith Jarrett Trioのスタン…