わたしが猫に蹴っとばされる理由

文学・芸術・哲学・思想の読書&鑑賞日記が中心ですが、雑食系なのでいろいろ取り上げてます。猫もいるよ♡

2010-05-01から1ヶ月間の記事一覧

高橋源一郎『「悪」と戦う』

また章が変わる。さらに別の(?)世界で高校生になっていたランちゃんは、美少女ミアちゃんに恋をするが、ミアちゃんはランちゃんに激しい暴行をつづける…。 ランちゃんは、別の世界でさまざまな悪に対峙している。悪と戦っているというわけではない。むし…

軽い胸、痛い尻

五時四十五分起床。久々に晴れた朝の空を見ていたら呼吸が昨日より深くなったような気がした。晴れ間が差したのはほんのつかの間で、曇り空に目を向けていると今度は息が詰まってくるかと思ったが、実際はそんなことはなく、なお胸は軽い。風邪も抜けてきた…

ナッチラリアット? ナッチエルボー?

ネットで見つけた。あー、ばかばかしい。 安倍なつみSummer Live Tour2009~やっぱりスニーカーがすき!-Tour FINAL-“新たな誓い” [DVD]アーティスト: 安倍なつみ出版社/メーカー: hachama発売日: 2009/11/11メディア: DVD購入: 3人 クリック: 59回この商品を…

高橋源一郎『「悪」と戦う』

また章が変わる。もう一つの(?)世界で、十一歳の殺し屋になっていたランちゃんは、環境破壊の被害を受けているシロクマなどのドウブツたちから、仕返しのためにニンゲンを一人だけ殺して欲しいと頼まれる。そのターゲットは、悲惨な人生を歩んでいるミア…

訴え/花交替

六時起床。いや、五時半くらいには目が覚めていたはずだ。枕元をうろつく花子に何か長々と言っていたような気がするが、内容はまるで覚えていない。ドア越しに騒ぐ麦次郎にも何か言ったような記憶があるが、これまたディテールは思い出せない。いずれも、実…

『灯台へ/ウルフ サルガッソーの広い海/リース』

これも「池澤夏樹=個人編集 世界文学全集」より。二作で一冊。 ヴァージニア・ウルフはとても気になっていた作家のひとり。ちょっと海外文学の読書量を増やそうかな、と思っていて、ならばウルフに挑戦してみよう、と思って買ってみた。さて、どーなんだろ…

トマス・ピンチョン『競売ナンバー49の叫び』『ヴァインランド』

前者は、大学生のころからずっと読みたかったのだけれどなかなか手がでなかった作品。文庫化されていたのを最近知り、購入した次第。後者は「池澤夏樹=個人編集 世界文学全集」より。この企画、とても気になっていたのだがまだ購入したことがなかった。ピン…

堀江敏幸『一階でも二階でもない夜 回送電車II』読了

長いこと時間をかけて、毎日のウンコの友としてトイレに置いておいた。長グソは痔の大敵なので、ホントはこういうことをしてはイケナイのだが、このシリーズのエッセイは一篇がとても短くて2ページくらいで終わってしまうので、排便は3分以内と決めていても…

高橋源一郎『「悪」と戦う』

また章が変わる。舞台は一転、アタマの悪そうな、学級崩壊している高校の授業中の様子からスタート。高校生になったミアちゃんがいじめられている。ミアちゃんはその場で自殺してしまうが、背後霊の「日本軍」(正しくは「日本兵」だよね)に助けられる。そ…

五度/パン喰い/とっかえひっかえ

一時、花子が鳴き叫ぶ。水を飲ませ、ついでに自分は小便。二時、花子が鳴き叫ぶ。また水を飲ませる。自分は小便はせず。四時、花子が噛む。痛い、やめろ、と文句を言いながらゴハンを用意する。「銀のスプーン まぐろ・かつおにしらす入り」は大好きなようで…

iPadが発売されたわけですが

モバイル端末としてどこまで使えるか、が気になっている。コンテンツビューワーやゲームマシンとしてのポテンシャルが高いのはよーくわかるけれど、クリエイティブな活動にどこまで応用できるんでしょうか。 半年後くらいには手に入れているかもしれません(…

高橋源一郎『「悪」と戦う』

第2章から第3章。第2章は「ミアちゃん」のお母さんの、わが子への愛の告白。第3章は、……なんだか、源一郎版「幻魔大戦」になってきました。マホさんというナゾの女性とランちゃんとの会話が、宇宙意識体(だっけ? 映画版では美輪明宏が声優やってた)フロイ…

児童書2冊

いずれもデザイナーT氏が今日のプレゼンで持参していたもの。子どもの教育、特にクリエティビティの開拓に興味があるみたい。知るって、なに? (こども哲学)作者: オスカー・ブルニフィエ,パスカル・ルメートル,重松清,西宮かおり出版社/メーカー: 朝日出版社…

役に立つこと/すごいこと/濃いこと

五時三十分起床。花子のおかげで身に付いた超早起きの習慣は体調が優れなかったときもつづいていて――といってもドウブツたちの世話をしたあとにまた寝てしまうのだけれどいったん起きて活動をしたのは確かなこと――、そして当然ながら、恢復してからもつづい…

寝過ぎに注意

月曜から苦しめられてきた風邪がようやく少しずつ抜けてきたようで、喉の痛みはもうほとんど感じず、長くつづいていた微熱からも解放されたように思えるのだが、頭痛だけは緩慢にだらだらとではあるが感じている。これは風邪の作用ではなく、単純に疲れなの…

高橋源一郎『「悪」と戦う』

第一章、第二章ちょびっと。小説家の「わたし」と、利発な長男ランちゃん、そしてまだ言葉を発することのできない次男キイちゃんは、近所の公園の砂場で、顔が奇形の子ども「ミアちゃん」とその母親と出会う。 ただひたすらに軽い、しかしまじめな、遊びも飾…

今日の事件簿

病み上がり事件 新規ラッシュでウホッホ事件 サンドイッチで十五分事件 クーポン券は手でちぎれ事件 これがセクハラか、そしてパワハラか事件 お久しぶりでございます事件 社内結婚おめでとうございます事件 熱ぶりかえしちゃったよ事件

高橋源一郎『「悪」と戦う』

目下、源一郎さんの最新刊。ひとまず「プロローグ ことばの発達」だけ読んだ。子を持つ親の自慢と心配。そんな、ありきたりなテーマに「文学」「言葉」「時代」といったエッセンスが複雑に混じってゆく。「悪」と戦う作者: 高橋源一郎出版社/メーカー: 河出…

重眠/復活/悪値

体調が優れないが、あいにく猫たちにそれは伝わらないらしく、二時、三時二十分、五時二十分と、三度にわたり大騒ぎされた。だが風邪っぴきのカラダは快方に向かっているようで、繰り返し起きたことがさほど苦になっていない。二度寝、三度寝、四度寝と浅い…

風邪引いた

夜中、喉が猛烈に痛くて目が覚める→朝、発熱→断腸の思いで打ち合わせをキャンセル→病院へ→寝る→寝る→寝る→寝る→寝る→寝る→寝る→寝る→寝る→寝る→寝る→ひたすら寝る。風邪の効用 (ちくま文庫)作者: 野口晴哉出版社/メーカー: 筑摩書房発売日: 2003/02メディア:…

高橋源一郎「日本文学盛衰史 戦後文学篇」(9)

コンテクスト文学論。あるいは、「場」で考える文学論。「場」は、ムーブメント、同時代、流行、そんな言葉で置き換えてもいいかもしれない。電子書籍やiTunesによるコンテンツの流通革命による文学の変質。適応の必要性。細分化の時代。あるいは、時代なき…

いっしょじゃねーか

ここのところ、書き出しの内容が毎日いっしょじゃねーか。文章として、あるいは表現として違った形にしているだけで、伝えていることはいっしょじゃねーか。なぜいっしょになる。それは花子が五時半にぼくを起こすからだ。と書いている今日もまた、書き出し…

保坂和志「未明の闘争」(8)

お腹いっぱいで眠くなってしまい(ロルフィングの影響もあるのだろうが)、あまり読めず。 同窓会のようになってしまった葬式の帰り道、旧友たちと別れた主人公・星川は、駅のホームで思いがけず友人の小滝と出会い、意気投合して中国人のおねーちゃんがいる…

西荻窪「ゴリゾー」

カジュアルなイタリアン。女子大通りをちょっと歩いて、ビデオ屋の角を右に曲がったところにある。ベーカリー「アンセン」の隣り。ものすごく小さな店だが気合い十分って感じで、食材も技術も十分に満足できる、なかなか質の高いイタリアンを楽しませてくれ…

トランジット

ゆっくりしたかったのだが、やはり起こされた。五時四十五分。 午前中は掃除。午後から仕事をしようと思っていたが、明日は天気がくずれるというので仕事は明日に回し、今日はオフにすることに。といってもどこかにでかけたわけではなく、日中はアイロンをか…

ロルフィング・第4回目(痔にいいかも&腹筋割れた!?)

今日のセッションは骨盤まわりの深層筋、具体的には骨盤底や内転筋群を緩める、というもの。セッションというよりはエクササイズを丹念に積み重ねていく感じだった。 施術前のカウンセリングで午前中に肛門科に行った話をすると、今日のセッションは肛門の緊…

ケツを切るかもしれませんが

ここのところ、かなり調子が悪かった。やはりスクワランや馬油は痔の初期症状には効くかもしれないが、ある程度まで進むと力不足ってことか。 今までは内科がメインで肛門科はついで、って感じの医院だったのだが。問診もそこそこに(かなりスピーディでつい…

山崎ナオコーラ「昼田とハッコウ」(4)

「群像」6月号掲載。昼田の育ての親であり、ハッコウたち兄弟の実の父親である公平の突然死。昼田たちは葬儀の手順を踏みながらそれを受け入れ、ゆるやかにではあるが、父の死によって休業状態になっていた書店を再出発させる。しかし、それにより昼田とハッ…

夏の思春期

五時三十分に起床するが、夜まで仕事のスケジュールはぽっかりと空いているので早起きする必要などないのだが、猫に起こされてしまっては仕方ない。せっかくなので、急ぎではない仕事をちょこちょこと進める。 晴れ。夏日。じっとしているだけでも汗は滲むの…

大西巨人『迷宮』読了

推理小説的な構造と評論・文芸批評的な手法で、嘱託殺人・承認殺人を、そして痴呆症に陥った文学者・小説家の最晩期の生き様を、その背後から緻密に描いている。セールス的にはまったくふるわなかったようだが、大西さんは本作で取り上げたテーマを自身の文…