わたしが猫に蹴っとばされる理由

文学・芸術・哲学・思想の読書&鑑賞日記が中心ですが、雑食系なのでいろいろ取り上げてます。猫もいるよ♡

2014-06-01から1ヶ月間の記事一覧

古井由吉「春の坂道」

「群像」7月号掲載。最初の章は、春の坂道での友人の独り言に意味もわからずうなずくだけという地味な内容だというのに、鮮やかなループ構成になっている。ぐずぐずとしたさえない四人組の学生たちと、読んでるこっちまでいっしょにぐずぐずと春の東京をあて…

危険な一気飲み

五時四十五分起床。昨日買ったタオルケットが体に巻き付いている。布団はけっ飛ばすもの、タオルケットは巻き付けるもの、ということか。 八時過ぎから仕事開始。 九時三十分、喘息の定期検診へ。この天候不順の中、ほとんど発作がでないのは奇跡的らしい。…

奥泉光「ビビビ・ビ・バップ」(7)

「群像」7月号掲載。どんどん推理SFになってゆく。謎ばかりで先が見えない。群像 2014年 07月号 [雑誌]出版社/メーカー: 講談社発売日: 2014/06/07メディア: 雑誌この商品を含むブログ (4件) を見る奥泉光の作品はこちら。

半分走る

これからヒグマとゴールデンレトリーバーを戦わせるから万が一どちらかが派手に暴れて人に危害を与えるようだったらサイボーグであるあなたがなんとかしてくれ、と言われ、いつでも変身できるようにスタンバイしつつ、そしてなぜ無意味な戦いをさせるのだと…

古井由吉『鐘の渡り』

「机の四隅」。「机の四隅」という表現のある古い句の引用と解釈、そして私小説的なつぶやきとを、境界線はあいまいなまま、幾度も往復しながら、少しずつ作品世界が深まり、そしてずれていく。気付けば戦時中の記憶なのか、それとも創作なのか、よくわから…

気まぐれの空

五時四十五分起床。不安定な空。色味だけで見れば無表情の極みだというのに、いつわがままを言い出すかわからない気まぐれさに満ちている。 午前中はひたすら仕事。先日の取材を元にコピーを書き起こす。これまた先の見えにくい案件だったが、やりだせばすぐ…

大澤真幸「〈世界史〉の哲学」(63)

「群像」7月号掲載。「近世篇9 信仰の外注」。宗教別に見る奴隷制度の由来と親和性、あるいは奴隷制度と宗教の関係。主軸にあるのはイスラム教。社会システムの必然性としての奴隷。しかし奴隷であるという時点ですでに、その制度は崩壊の結末を迎える運命に…

予定を変える

六時三十分起床。あいまいな梅雨の朝。午前中はポッドキャストで「荒川強啓デイキャッチ」「たまむすび」など聞きながら掃除。仕事しようかと思っていたが、スケジュールを確認しなおすと、なんとかなりそうだったので休むことに。少し読書。軽く買い出し。 …

週刊モーニング

日本が惨敗だったので「GIANT KILLING」がよりインパクト強く感じてしまう。 「会長 島耕作」。最近エロギャグが増えているような。GIANT KILLING(32) (モーニング KC)作者: ツジトモ,綱本将也出版社/メーカー: 講談社発売日: 2014/07/23メディア: コミック…

人には会わない

五時二十分、花子に起こされ、そのまま三十分間遊びに付き合わされた。眠い。 朝からせっせと仕事。取材のため止めてしまった仕事、そして昨日の取材のとりまとめ。後者はまったく終わらず。電話とメールは多かったが、誰とも会わず。 夜、大雨。二時間ほど…

古井由吉『鐘の渡り』

「八ツ山」。偽の記憶から思いがけず広がる舞台。物語未満から物語への、巧みなバトンパス。鐘の渡り作者: 古井由吉出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2014/02/28メディア: 単行本この商品を含むブログ (15件) を見る古井由吉の作品はこちら。

最後の湘南

六時起床。うっすら晴れているような曇っているような。雨の気配はないが、予測はつかない。 掃除、麦次郎の皮下輸液。その後、事務処理のため銀行回り。十一時過ぎ、カミサンと合流して養殖低ブラームスで昼食。 十二時、荻窪駅から中央線に乗車。東京駅で…

古井由吉『鐘の渡り』

「八ツ山」。桜の咲く頃の不安定な天気。描かれている季節は数ヶ月ずれてはいるものの、まさに今日の空模様に近いものがあったりもする。鐘の渡り作者: 古井由吉出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2014/02/28メディア: 単行本この商品を含むブログ (15件) を見…

けたたましい空模様

五時五十分起床。曇天。低く垂れたあやしい色の雲。湿った部屋の空気までおなじ色に染まりかけているように感じる。だが、時折、不意に晴れる。 足の痛みはかなり引いてきた。もうびっこは引かない。 朝から社会保険の算定基礎届の準備など、ひたすら事務処…

古井由吉『鐘の渡り』

「水こほる聲」。一人寂しく飯を食う子ども。タイトルから静かにそれながらも、どこかで聲がひっかかる。ひっかかりながら、微かに覗くあの世との境界線。鐘の渡り作者: 古井由吉出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2014/02/28メディア: 単行本この商品を含むブ…

原因は靴

五時四十五分起床。昨夜の尿はもう大丈夫。朝イチの尿はいつも通りの色だったので安心。だが、右足が痛む。まともに歩けない。アキレス腱の付け根、かかとの後ろ側が腫れている。アキレス腱そのものは大丈夫だ。昨日のランニングではまったく問題なかった。…

褐色の怖れ

六時三十分起床。雨。午前中は掃除やらシャツのアイロンがけやらを慌ただしくこなす。 うどんで昼食。油断して午後は二時間ほど昼寝してしまう。眠るというより床と一体化しているような、無機的な感覚。雨は止んでいた。 夕方、ランニングへ。9.2kmを54分で…

古井由吉『鐘の渡り』

「水こほる聲」。寒い冬にまつわる記憶。寒さの中で済ます耳に飛び込む近くて遠い音、そして遠くて近い音。鐘の渡り作者: 古井由吉出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2014/02/28メディア: 単行本この商品を含むブログ (15件) を見る古井由吉の作品はこちら。

結婚記念日兼誕生日には地元と銀座で

昨夜は夕方の某社訪問で疲れてしまったのか、二十三時には寝てしまった。もっとも、花子に何度も起こされたり、そうでなくても寝覚めしたりはあったのだが。六時三十分起床。曇天。 朝から麦次郎が盛大におしっこを失敗。すべてトイレの外にこぼし、敷いてお…

今日の事件簿

ありゃまー引き分け事件 またまたK事件 連絡ぞろぞろ事件 久しぶりだね汐留事件 完全忘却事件 そりゃないよね事件 結局見せず事件

古井由吉『鐘の渡り』

表題作。迷い、そして幻聴。死者を思う気持ちの遠さと、遠くから、おそらくは幻であるはずの鐘の音の遠さが重なりあい、男たちを軽く惑わせる。鐘の渡り作者: 古井由吉出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2014/02/28メディア: 単行本この商品を含むブログ (15件)…

落ち着かない午前

五時五十分起床。首が痛む。取材疲れだろうか。少し蒸し暑い。 仕事。昨日の取材内容をまとめる作業にひたすら没頭、と言いたいところだが、花子は騒ぐわ、FAX DMは何度も来るわで、なんだかちっとも落ち着かない。 昼食はカミサンが焼いてくれたパンを食べ…

今日も国際的な

五時四十分起床。曇天。今日は午後から湘南で取材。日本人、ネパール人、中国人。帰りの電車ではぐーすかぴーと熟睡してしまう。 十八時過ぎ、荻窪着。何気なく寄った無印良品で、特価になっていたジーンズを衝動買いしてしまった。夏の履きつぶし用。 夕食…

国際的な

五時三十分起床。曇天。朝から日が暮れるまで湘南で取材。日本人、ベトナム人、中国人、マレーシア人、イラン人。 夜、帰宅すると実家からじゃがいもが届いていた。カミサンがポテトサラダにしてくれた。

古井由吉『鐘の渡り』

「方違い」。死の記憶、残された者の飄々とした会話、そして引っ越しの話。方位の話はどこへやら、地に足のついた毎日。だからこそ、当時の記憶が異化され、遠くなってゆく。鐘の渡り作者: 古井由吉出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2014/02/28メディア: 単行…

鮭色の空

六時起床。晴れ。今日も相変わらず黙々と仕事。夕方は軽く散歩へ。西の空がサーモンピンクに染まっていた。

古井由吉『鐘の渡り』

「方違い」。短編小説らしい舞台設定。戦後間もないころの引っ越しの記憶をたどる、病床の兄と見舞いに来た弟。遠い記憶は、たどればたどるほど、なかったことにでもされているかのように、遠くなる。鐘の渡り作者: 古井由吉出版社/メーカー: 新潮社発売日: …

父の日

五時三十分に目が覚めたが、しばらくスマホをいじったり、倒れてうだうだしたり、花子をいじったり、水を与えたりして六時十五分に起床。午前中は念入りに掃除。十時からはサッカーワールドカップの日本対コートジボワール戦を観たが、なんだかさっぱりおも…

古井由吉『鐘の渡り』

「方違い」。いわゆる方位どりのエピソードなのだろうが…読みはじめて五分で睡魔に襲われ、眠ってしまった。10km走った後の古井さんというのは、あかんな。鐘の渡り作者: 古井由吉出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2014/02/28メディア: 単行本この商品を含む…

横目に走る

六時三十分起床。初夏のさわやかな朝日が差し込む中、猫たちに翻弄されながら身支度、掃除。カミサンはパンを焼きはじめた。昼食で食べたが、イーストの関係か、うまく発酵しなかったものの、それはそれでうまいから問題ない。 午後は仕事。一時間ほどで片づ…