わたしが猫に蹴っとばされる理由

文学・芸術・哲学・思想の読書&鑑賞日記が中心ですが、雑食系なのでいろいろ取り上げてます。猫もいるよ♡

2006-04-01から1ヶ月間の記事一覧

リービ英雄『星条旗の聞こえない部屋』

W大学生と親しくなった主人公は、わからない日本語をすこしずつ吸収しながら、当時の日本の「時代」を読み取ってゆく。

だらだら

九時三十分起床。いつもより長い睡眠だ。昨日の藤田嗣治展に夢中になりすぎたか。 日中はほとんど寝て過ごす。夕食はエビチリをつくって食べた。

日本橋・千疋屋フルーツパーラー

以前、仕事で取材したことがある。フルーツに関してはハズレがない。紅茶はたいしておいしくなかったけど。フルーツサンドはフルーツの新鮮さと昔ながらといった味わいのちょっと重めの生クリームのバランスがおもしろい。フルーツポンチも懐かしい味。だが…

生誕120年 藤田嗣治展

東京国立近代美術館http://www.momat.go.jp/Honkan/honkan.htmlにて。藤田は、秋田の「平野政吉美術館」で観てから夢中になってしまったお気に入りの画家である。日本ではこれまで知名度、評価ともに決して高くはなかったようだが、根強い支持者は多い。 初…

美について思うこと少々

九時起床。最高気温は十九度という予報だが、信じられぬくらい空は鈍い表情をしている。花冷えという言葉があるが、今日の天気は散り冷えとでも言おうか。 午後からカミサンと外出。荻窪のイタリアン「ドラマティコ」でパスタランチを済ませてから、竹橋にあ…

リービ英雄『星条旗の聞こえない部屋』

1967年。アメリカ駐日大使?の息子である主人公ベンは、家出して日本人の友人の四畳半に転がり込む。

師匠

六時三十分起床。午前中は内幸町の某IT企業で新規案件の打ち合わせ。最高気温は十二度。彼岸前の寒さに戻ったようだが、風に非情な鋭さはなく、雲に陰鬱な深さはない。春とは気まぐれな天気と、それに翻弄されながらも存在しつづけようとする新しい生命との…

加門七海『うわさの神仏 日本闇世界めぐり』

ちらりと読んだ。史上もっともエキセントリックな宗教書。神話や宗教の伝説伝承の類によくある矛盾を、学者ならもっともらしいこじつけで真剣に推察し論じるところを、この作者は笑いのネタにしてしまう。それでいて、しっかり御利益を求める。「闇めぐり」…

リービ英雄『星条旗の聞こえない部屋』

表題作を読みはじめる。外国人とは思えぬ筆の精緻さに驚く。星条旗の聞こえない部屋 (講談社文芸文庫)作者: リービ英雄,富岡幸一郎出版社/メーカー: 講談社発売日: 2004/09/11メディア: 文庫購入: 2人 クリック: 11回この商品を含むブログ (30件) を見る

ピーポ君

七時起床。 九時、家を出る。が、幸先悪い。財布を忘れ、カミサンにもってきてもらった。 以降、二十時三十分まで外出。打ち合わせ四件はさすがにきつい。なにせ、カバンが重くなる。五キロは下るまい。それを抱えて、神田から新宿御苑前、赤羽橋、そして小…

古井由吉『辻』読了

「始まり」読了。母親の葬儀を終え、納骨堂に遺骨を収めた男。そして、ただ父親の世話だけに人生の大半を費やし、その父を失った女。病院でも時折顔を合わせていたふたりが、魂を送り出す場所でふたたび出会う。これが「始まり」なのだろうか。 辻とは魂が彷…

雄弁な花びら

七時起床。外廊下からマンションの裏手を流れる善福寺川を眺めてみる。川沿いの、わがマンションの二階から見える範囲には残念ながら桜の木は一本もないが、川面には白い花びらが点々と浮き、流れてゆくのが見える。桜の花には静けさが漂っていると感じるこ…

舞いの美

六時五十分起床。向かいの古い木造一戸建ての塀越しに覗く桃の花がすっかり散ってしまった。ここ数日の強風のせいか。桃の花が散るさまをしっかり見たことがない。梅もおなじだ。桜に比べると花びらが肉厚で、散るというよりは落ちるに近いのか。それとも、…

古井由吉『辻』

「白い軒」読了。首を患った折谷を見舞いに来た古い友人が、人から聞いた話として、記憶を失い十日間行方不明になった男の顛末を語る。男は十日の間、知らぬ女に他人と勘違いされ、ともに「暮らしていた」という。昼夜はかわす言葉もなく共に過ごし、夜明け…

丸の内・福臨門 魚翅海鮮酒家

香港に本店がある超高級広東料理店。名店ということだが、それがいちばん現れているのはコースの料金。ひとり37,000円の料理なんてはじめての体験だ(支払いは代理店持ちだったので助かった)。フカヒレスープ、北京ダック、干しアワビのステーキ、伊勢海老…

貧しい晩餐

六時四十五分起床。燃えるゴミを出すときに、深呼吸しながら朝日を浴びる。吸い込む空気に春の暖かさがたっぷり含まれているようだ。冬の時分は厳格で繊細な寒さを吸い込むつもりで深呼吸した。冷たい空気は嫌いではない。むしろ、きりりと眠気を冷ましてく…

古井由吉『辻』

「半日の花」読了。三十年前の、旧友の自宅での、ささやかな花見。そこで自分は気が振れた、見えなくなった、と打ち明けられる。狂気は突然、辻での出合い頭のようにやってくる。その後、旧友の狂気はなりを潜めるようだが、彼らの関係も賀状を交わすだけに…

サポートデスクは偉大である

もたれて何度も目が覚めたが、朝には空腹感を感じた。時間が経てば甘〜い肉もしっかり消化できるということか。 日曜であるが、終日仕事。電話もメールも来ない、打ち合わせもないので集中できる。 夕方、義父母からプロバイダを変えたらメールが受信できな…

秋葉原・万世牧場

焼肉店。肉はたしかに価格のわりにうまい。しかし甘い! 味付けが甘すぎる。この甘さが頭痛を引き起こすようで、正直言って苦痛だった。 カルビ、ロース、ホルモン、レバー、ミノ(と、肉がみんな甘い)、キムチ盛り合わせ(これがまた甘い)、テグタンスー…

神田・藪

言わずと知れた蕎麦の名店。はじめて入った。せいろそば600円は良心的。そば自体は、正直言うと他の新進系の気合いの入った蕎麦店のほうが美味。しかしこの濃厚なそばつゆは、他の追随を許さぬ味。 漱石が愛した店でもある。 せいろ、日本酒、春野菜の天ぷら…

江戸の香りから萌え〜の街へ

八時起床。桜の淡い色が映える空。しかし風は冷たく、寒の戻りを思わせる。 午後からカミサンと外出。お茶の水でスピリチュアル・ヒーラーのゆうりさんhttp://www.lovelight.us/と待ち合わせ、神田「藪」で蕎麦。つづいて湯島聖堂をぶらぶら。孔子像のすぐそ…