わたしが猫に蹴っとばされる理由

文学・芸術・哲学・思想の読書&鑑賞日記が中心ですが、雑食系なのでいろいろ取り上げてます。猫もいるよ♡

2007-08-01から1ヶ月間の記事一覧

叱咤激励/激安感激

八時起床。また夏の陽射しが戻ってきたが、空の表情に夏の厳しさはない。モクモクと、成長期の末は相撲取りかと言われている大柄な子どもみたいな育ちっぷりの入道雲はなりをひそめ、薄く引いた綿のような雲がまばらに広がっている。 午後よりカミサンと恵比…

伊藤比呂美『とげ抜き 新巣鴨地蔵縁起』

よく知る知人の病など、描かれる生きる苦しみの範囲はどんどん広がってゆく。そのなかで、コトバがぎりぎりのところで救いになっているような感覚。とげ抜きの信仰よりも、そのために費やされるコトバ、語り。

西荻窪「La Peche Blanc ラ・ペーシュ・ブラン」

女子大通りにある正統派洋菓子店。イートインもできる。和栗のモンブランとプリンがうまいと評判らしい。上品と評するひともいるようだけど、ぼくは庶民的なほっとする感覚があると思う。値段は1個400円前後と比較的良心的。

復刻滝/霊界との接点

八時起床。梅雨の中休みというコトバがあるが、今日は猛暑の中休みといったところか。灰色の平坦な雲の広がりに、陽射しもアスファルトの照り返しも和らいでくる。無風のなかでエアコンの室外機のファンの音と蝉の声が入り交じりながら響き、照りつける太陽…

伊藤比呂美『とげ抜き 新巣鴨地蔵縁起』

おもしろい。娘の育児、夫との不和、母親の介護などから感じられる苦しみが淡々と、しかし比呂美ねーさん得意のユーモアと悲しみの同居した文体で延々とつづられていく。限りなく私小説に近い内容なのだが、「…でございます」を多用した語り部風の文体は明ら…

お客様、そして/あるいは資本主義経済の本質(約2000字を1文で一気に書いてみました)

七時起床したものの、まったく予定がないので、対外的には「夏休みはナシ」と言っているものの、気分だけは夏休み、すなわち開店休業状態ではあるが、それでも仕事用の電話のコールが鳴ると、はいスタジオ・キャットキックでございます、と営業用の声のトー…

ギター二本タッピング同時弾きでスーパーマリオ

すごい! メロディラインは固定されたギターで、そしてベースラインは自分でしょっているギターで。こんな弾き方、思いつかないよなあ。 http://jp.youtube.com/watch?v=aZpD0btOZx8&mode=related&search= チャップマン・スティックかWARRギターのようなタッ…

身体の芯から

六時五十分起床。今日は観測史上最高だかなんだか、とにかく記録的な暑さを記録したらしいが、その兆しは朝から色濃く表れていたようで、寝床でかいた、身体の芯から絞り出されたようなおかしな汗が不快で、寝起きざまにシャワーを浴びた。一日中、この汗に…

ねこ鍋

つくり方を丁寧に解説したYouTubeムービー。調理にはかなりの根気が必要。個人的には2分20秒くらいのねこ鍋が好き。 http://jp.youtube.com/watch?v=QVSGRwqgvl0

伊藤比呂美『とげ抜き 新巣鴨地蔵縁起』

「群像」連載のときに、ちょこちょこ読んでたんだけどね。通読するとまた印象変わるかな。比呂美ねーさん、どんどんバケモノ詩人になっていくようでコワイ。とげ抜き 新巣鴨地蔵縁起作者: 伊藤比呂美出版社/メーカー: 講談社発売日: 2007/06/12メディア: 単…

フッハッハッハッハ

六時三十分起床。昨日は荷物が妙に重かったせいか、腰が痛む。 一週間前より今週のほうが空に雲が多い。空の色も雲の色もいかにも夏らしいが、やがてこれが少しずつ秋色を帯びていくのだろう。松田聖子の名曲を思い出す。 某IT企業パンフ二種。 立川キウイか…

宮崎誉子「欠落」読了

「新潮」07年9月号掲載。ニート小説がブームのようだが(もう過ぎたか…)、本作は派遣社員小説。ドラマ「ハケンの品格」に触発されたか。主人公たちが繰り広げる馬鹿っぽくて世の中をなめきった会話からは現代社会に対する抗体のなさが露呈し、それが就労時…

大江健三郎「臈たしアナベル・リイ 総毛立ちつ身まかりつ」第4回 読了

「新潮」07年9月号掲載。ロリコン的スキャンダルにより、主人公が脚本で参加していたコールハース映画は製作中止となる。そして、主演女優だったサクラは、幼い頃に自分が出演した「アベル・リイ映画」に隠された秘密、すなわち撮影中に米兵により性的な悪戯…

銀座「ガンダーラ」

パキスタン料理店。とはいえ、ぼくにはインド料理とパキスタン料理の差を説明することができない。チキンコーロマカレー(という名だったと思う)を注文する。要するに鶏モモ肉のカレーなのだが、インドのものより赤く見える。しかし、唐辛子が多くて赤いわ…

長毛猫に窓辺は/iMacのゆるさ

六時四十分起床。花子が起こしてくれなかったのでさみしい。アトリエの窓際で朝の風にそよがれている。長毛猫に窓辺はよく似合う。もう少し長めのよい窓なら、と思いながら花子を二、三度撫でたが、無反応。風の心地よさに酔いしれているようだ。 十一時、浜…

金井美恵子『軽いめまい』読了

ひとりの専業主婦の日常に鬱積する小さな不平不満を様々な角度から描くことで、小さなしあわせを描いたり壮大な物語を描くよりもよりリアルに、生活の本質をえぐり出している。不満からしか本質が見えないというのは皮肉なことだが。主人公である主婦・夏実…

HDDの危機

Mac

といっても、壊れそうだということではない。残量が1/4を切ってしまった。保管する必要はあるがすぐに開く必要のないものをStuffItでガンガン圧縮をかけてみたら、3GBほど容量を稼ぐことができた。だが、おそらく使い切るのは時間の問題。 iMac G5、もう三年…

ヒョイと

六時三十分起床。朝のうちは平坦だった曇り空が、八時を過ぎるころから青と白の力強いコントラストに変わりはじめた。向かいの一戸建ての屋根の上に、積乱雲がヒョイと頭を付き出している。陽射しは今日も強い。夏の朝の光が、白い雲を一層白く輝かせている。…

金井美恵子「女友達」読了/「軽いめまい」

「女友達」は、なぜかラストに、主人公の夏実が友人から借りた本を読む、という設定で、金井が単独のエッセイとして書いたと思われる荒木経惟/桑原甲子雄論2本が組み込まれている。いずれも、「アラーキー→表層的で無防備なわかりやすい時代批評、平板化さ…

完全休養/猫でジレンマ

久々の完全な休日。八時までは布団に倒れていようと思ったが、七時過ぎからいつもとぼくの様子が違うと感じた花子がミャウンミャウンと甲高い声で大騒ぎし、寝かせてくれない。仕方ないので起きる。七時三十分。仕事してると、やめて私をもっとかまって、と…

Robert Fripp「June 23, 2005 The Society For Ethical Culture New York, N.Y., USA

ロバート・フリップのSoundscapeライブ音源。「NY VIII Resolution」という曲が無料ダウンロードできる。早速聴いてみたが…ほかのSoundscapeとの明確な差を表現するのが難しいというか、聴き分け不可能というか。 http://www.dgmlive.com/archive.htm?artist…

金井美恵子「女友達」

シニカルな金井節が炸裂。ひがみやヒステリー(←すでに死語か?)といった日常にありふれたネガティブな感情も、じつは案外不可欠なのではないか、それらと真当に向きあうこと。そこに生活の本質が隠れているのではないか。そんなことを考えながら読んでいる…

朝と夕

七時起床。夏の厳しさは早朝から容赦なく感じられるが、風はまださほど陽に熱せられていないのか、吹き抜けていくたびに心地よさと安堵感を与えてくれる。 仕事。集中してしまった四案件のうち、三つを今日のうちに片づけることに。十八時ごろ、なんとか目処…

妄想ボイス「委員長CD」

学園生活における環境の中、様々な場面にて活躍する人達・・・その名は「委員長」 彼女達の活躍にスポットをあてたピンポイント爆撃CD、それが「委員長(いいんちょ)CD」 10人の委員長キャラを、「桑島法子」「白石涼子」 など10人の有名声優がさまざま…

USBネクタイクーラー

必要ないなあ。 http://www.thanko.jp/usbnecktie/

いしいしんじ『みずうみ』

これ、つまんない…。ひとまず第二章まで読んだので、もうやめます。

ウォーターベッド/しっかりしろ立川キウイ

昨夜は風呂の中で睡魔に襲われ、いかんいかん、浴槽で寝たら死ぬかもしれん、と思い眠らぬよう気を引き締めたつもりが、まるで締まらず、それどころか夢を見たような記憶まであり、ありゃまこりゃダメだと判断し風呂から出て、フウとひと息ついたところで時…

いしいしんじ『みずうみ』

帳、つづき。

大江健三郎「臈たしアナベル・リイ 総毛立ちつ身まかりつ」第4回

今日も移動中にちょこっと読んだだけ。あーあ。

必要なのは平常心

六時四十五分起床。すでに部屋の中は30度を超えていた。 仕事が異様な重なり方をしはじめた。週明けまでにこなす必要のあるタスクが8件くらいある。どうやってこなすか。明日は外出の予定がないので集中できそうだ。あとは、週末の使い方にかかっている。う…