わたしが猫に蹴っとばされる理由

文学・芸術・哲学・思想の読書&鑑賞日記が中心ですが、雑食系なのでいろいろ取り上げてます。猫もいるよ♡

2010-01-01から1ヶ月間の記事一覧

ロールケーキ

とある案件でロールケーキのトレンドについて調べる必要があったので、あれこれ検索してみた。つい最近まではロールケーキなんぞ安くてそこそこおいしい、それ以上でもそれ以下でもない洋菓子だという認識だったし市場における評価もこんなものだったと思う…

特別対談 詩を読む、時を眺める/大江健三郎・古井由吉

「新潮」1月号より。どちらかと言うと書斎に引き籠もりがちなイメージのある二人の偉大な現代作家(戦後作家と言ったほうがいい?)が、外国詩と自身の老病死について語り合っている。ベースになっているのは、超難解で根を上げそうになったもののなんとか読…

肛門に優しさを

今朝も花子は騒がず。くるりと身を丸めて寝静まっている。六時起床。身支度を進めているうちに外が少しずつ明るんでくる。細めのかりんとうのような雲が徐々に黄金色に輝いていくのが結露だらけの窓越しに見えた。空の色と光の図鑑作者: 斎藤文一,武田康男出…

Amazonのオススメらしい マキシン・ウェルドン Maxine Weldon「チリー・ウィンド」

ブルージーでパワフル! 憂いと希望の同居! ぼくにはそんなふうに聞こえます。Amazonなら視聴可。 ↓クロい感じで明るく伸びやかな楽曲が好きな人にはオススメ,かな。 チリー・ウィンドアーティスト: マキシン・ウェルドン出版社/メーカー: P-VINE発売日: 2…

シャープ・プラズマクラスター空気清浄機 その後

11月に購入。加湿や除湿などの機能のない、プレーンな空気清浄機。ただし、話題のプラズマクラスター付き。 空気の汚れに対する感度がかなり高いようで、軽くオナラをしただけでもセンサーが働き清浄してくれる。たぶんウンコを漏らしても機能するのではない…

週刊モーニング

「ひまわりっ」最終回。少女漫画的大団円。新作、いきなり来週から連載開始らしい。キョーレツなギャグになるそうだ。楽しみ! 「社長 島耕作」ついに初芝五洋の新CIが…。なんかダサイが、まあマンガの世界のことだしなあ。 「エンゼルバンク」、ドラマ化。…

再認証するはめに

iMacのBootCampパーテーションにインストールしているWindows 7、立ち上げたら突然「このWindowsは正規版ではない」などと表示され、プロダクトキーの再入力を求められた。ソフトのパッケージにある数字を丁寧に打ち込んだが、一向に解消されず。仕方ないの…

干し羽根カワウ/バラエティの影響

六時起床。冷え込んでいるようだが意外に窓の結露は少なく、布団からもあっさり抜け出せた。もちろん、いったん外に出てみれば吐く息は白く、目を凝らせば一戸建ての庭や青空駐車場の片隅などに霜が降りているのを見つけられるのだろうが、コンタクトレンズ…

山城むつみ「『ひかりごけ』ノート」読了

戦後、(少なくとも自意識の中においては)滅亡したはずの日本(日本国になってしまった日本帝国)に生きるということ。そして、自身のアイデンティティ形成に重要な役割を果たしていたはずの、生きる場所であった「上海」という土地の(事実上の)滅亡。そ…

フォーカスデイリーズが目の中で破れたから別メーカーに乗り換えた

昨年12月27日に目の中で破れてエラいことになってしまったチバビジョンの「フォーカスデイリーズ アクア」から、クーパービジョンの「ワンデーアクエア エボリューション」に変更した。チバビジョンのほうは残っていた約3週間分のレンズを返品してしまった。…

身体が眠り足りぬと叫ぶ

四時からおよそ一時間に及ぶ花子の鳴き叫び攻撃やうろうろ攻撃に耐え、やや睡眠不足気味のまま六時に起床。目は覚め意識ははっきりしているはずだが、肉体のほうはまだまだ眠り足りんと不服そうで、いや、それとも朝の冷え込みに根を上げて、ということなの…

家でエスプレッソ飲みたい

長めの休みが来るたびに、そう思う。濃いやつをちょっぴりだけ、クイッと飲む。あの感覚が好きなのだ。気になっているのはお気に入りのメーカー、デロンギ。エスプレッソと言えばイタリア、イタリアと言えばジローラモとデロンギだ。デザインはいいし、業務…

Business Rock'n Roll

最近、経営コンサルタントの阪本啓一さんが「ビジネス・ロックンロール」という概念を提唱されていて(笑)、ご自身のメルマガ「Marketing Surfin'」の中でこんな説明をされている。 下半身の欲やらうまいめしが食いたい、豪華な家に住みたい、ファーストク…

売れているらしい洗濯機

つい先日までドラム型の高機能省エネ型が大人気だったはずなのに、なぜか、というより当然の流れなのかもしれぬが(あまりそう思いたくないんだよね、広告や販促を手掛ける立場のニンゲンとしては)、安価なものが売れているらしい(情報ソースはこちら)。…

伊藤比呂美『読み解き般若心経』

敬愛する詩人、比呂美ねーさんの最新作。ここ一年くらい般若心経の現代語訳(というよりは伊藤語訳)に取り組んでいたことは知っていたのだけれど、ようやく完成しましたか。 最近はなかなか時間をつくれなくて、ねーさんの朗読会に顔を出せない。うーむ…。…

山城むつみ「『ひかりごけ』ノート」

戦中戦後、武田泰淳という作家は何を体験し、何を感じたのか。『ひかりごけ』をはじめとする作品群から、山城さんはひたすらにそれを読み解こうとする。国文学者や旧来型の評論家によくある、作家の年表を辿りながら、表面的な史実と作品の相関関係を読み解…

空と本能

夜中に花子が騒がない。大人しい。こんなごく普通で当たり前なことがこんなにもありがたく感じられるとは、と起きた途端に心が感動で震えた。というと大げさだが、それくらい意外で、かつ(いつもよりは)しっかり眠れたことがうれしく思えた。六時起床。 夜…

山城むつみ「『ひかりごけ』ノート」

「群像」1月号掲載。「特集 戦後文学を読む 武田泰淳」より。論理的な読解に感心しっぱなし。群像 2010年 1月号 [雑誌]出版社/メーカー: 講談社発売日: 2009/12/07メディア: 雑誌 クリック: 4回この商品を含むブログ (19件) を見る蝮のすえ・「愛」のかたち …

糸はどこに消えた

今朝も花子に三十分近く騒がれる。六時起床。 大慌てで身支度を済ませ、外出。幾分冷たい一月の朝の風にコートの裾を軽くまくれらるのを感じながら早足で、仕事始めらしいスーツにコート姿のおっさんたちの間をくぐりぬけるようにして歩く。丸ノ内線に乗車し…

今日の事件簿

ホームセンターとの縁は薄い事件 年始の「ケータイ大喜利」はおもしろすぎる事件 糸が消えた。たぶん胃の中事件 すき焼きは肉が命事件 ニンゲンの本質を静けさから読み取ろうとすると喜劇になるのかもしれない事件 群像 2010年 1月号 [雑誌]出版社/メーカー:…

高橋源一郎「さよならクリストファー・ロビン」読了

「新潮」1月号掲載。『さようなら、ギャングたち』や『ゴーストバスターズ』のころに戻ったような作風。これらの作品では創作=虚構の世界で、言葉や文学、そして「書く」ということと徹底的に、本気で、命をかけて戯れていたが、本作では「書く」ことが生き…

空の違い

六時四十五分起床。初夢はよく覚えていない。お笑い芸人がたくさん出てきたような気がするが、それはおそらく元旦のテレビ番組の影響なのだろう。笑顔を絶やさぬ一年にせよ、という天からの啓示だと受けとっておこう。 大慌てだったわりには何かともたついた…

堀江敏幸「欄外の船」読了

「新潮」1月号。文学研究者の発見と出会い、そしてちょっとした焦燥。うん、とても短い作品ではあるが、堀江節がコブシを効かせてブンブンとうなっている感じ。新潮 2010年 01月号 [雑誌]出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2009/12/07メディア: 雑誌購入: 1人 …

山城むつみ「『ひかりごけ』ノート」

「群像」1月号。瀕死の状態における人肉食という重いテーマを扱った泰淳先生の傑作のひとつ『ひかりごけ』についての評論。人肉食を罪と決めつけ、登場人物の首のうしろに現れる光の輪は罪の象徴である、という典型的な解釈を否定し、道徳観を超えたところに…

恋しがらずにほかのこと

あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いいたします。 六時四十五分起床。気づけば花子を腕枕している。猫に腕枕を要求されると手が痺れてもそのままにしてしまう、とウチのカミサンがよく言うが、今日は容赦なくスポッと手を抜いた。だが、ま…