わたしが猫に蹴っとばされる理由

文学・芸術・哲学・思想の読書&鑑賞日記が中心ですが、雑食系なのでいろいろ取り上げてます。猫もいるよ♡

2011-01-01から1ヶ月間の記事一覧

ぼくは花粉症ではないけれど

アマゾンに、花粉対策ページができていた。ウチのカミサンは花粉症がひどい。だが今年は「さらさらきれい茶」というお茶を飲み続けていたら、そこに含まれるポリフェノールが効いているのか、まだ花粉線線本番前ではあるが、全然症状が現れないそうだ。この…

青木淳悟「私のいない高校」

修学旅行、いよいよ当日。群像 2011年 02月号 [雑誌]出版社/メーカー: 講談社発売日: 2011/01/07メディア: 雑誌 クリック: 9回この商品を含むブログ (22件) を見る青木淳悟の作品はこちら

念入りにマッサージ

二時、喉の痛みで目が覚めてしまう。もしや、と思い目線を上に向けてみると、エアコンがファオオファオオと温風を吐き出しつづけていた。寝る前に確かに切ったのだが、どうやらオンオフスイッチを気づかぬうちに連打してしまったようだ。やはりエアコンの暖…

青木淳悟「私のいない高校」

修学旅行直前。他愛もない高校での日常の淡々とした描写ばかりがつづくというのに、なぜだろう、奇妙なスリルを感じる。群像 2011年 02月号 [雑誌]出版社/メーカー: 講談社発売日: 2011/01/07メディア: 雑誌 クリック: 9回この商品を含むブログ (22件) を見…

ブックエンドのように

夜中に何度も起きているうちに眠気なんてどこかに消えてしまい、かといって猫にゴハンを与え、小便をし、コップ一杯水を飲んでしまうと、もうほかにすることはなくなってしまう。元総理の細川護煕氏は早く目覚めると布団のなかで本を読むというが、それをマ…

今日の事件簿

花子ひさびさの通院でちびり事件(健康状態はほぼ問題ない模様) 発作が出たあとだけど走っちゃった事件 チャーシューのタレでカレー事件 またもや風呂で爆睡事件

青木淳悟「私のいない高校」

修学旅行が少しずつ近づく。物語としては他愛もない、しかし当事者からすればとんでもなく重要な問題やトラブルが地味につづく。それに取り組む担任の姿もまた、まったく感情移入できないというくらい地味。なのにおもしろい。おそらくこのおもしろさは、留…

だからヨウジヤマモトは偉大なのだ

夜中に小刻みに起きているせいで、なのかどうかはよくわからんが、夢の内容を近ごろはまったく思い出せない。夢は必ず見ているらしいから、覚える必要のない、箸にも棒にもかからぬ内容の夢ばかりをムダに見つづけているのかもしれない。もっとも、夢の大半…

青木淳悟「私のいない高校」

表敬訪問。どことなく空疎で、それでいて優しさや細やかな気配りのある人と人の交わり。群像 2011年 02月号 [雑誌]出版社/メーカー: 講談社発売日: 2011/01/07メディア: 雑誌 クリック: 9回この商品を含むブログ (22件) を見る青木淳悟の作品はこちら

ぷうらんぷらんと/「返してください! 返してください!」と

六時、花子の時間が経つにつれて音量が変わる二段階式の目覚まし時計のような鳴き声で起床。うるさいのだが、騒いでいる意味がわからない。 昨日は、軽度ではあるが喘息の発作が出てしまった。まだすこし痰が絡む。エホ、オホ、ホホホ、アッホ、ケホ、と小刻…

どうしたらなるのか

六時起床。 ↓ココ、書きながら眠っていた。おもしろいのでそのまま残す。お子亡ければってのはなんだかイヤな感じだな(笑)。五右衛門ラベルージュってなんだよ。 夜中に何度か花子に起こされ、起こされるたびにお子亡ければいけないのだ、という五右衛門ラ…

青木淳悟「私のいない高校」

ブラジル生まれでカナダに移住していた留学生の日本の高校での様子が軸にはなっているが、ここに来て担任の行動も語られるようになってきた。おもしろいのだが、やはりなぜおもしろいのかがわからない。物語性を排除し、シンプルにリアリティのみを追求して…

麻布十番「猿のしっぽ」

南北線・麻布十番駅4番出口からヒルズ方面に向かってひたすら歩いて行くと、右側にある。ちょっとモダンな感じもするが、田舎っぽさもある不思議な居酒屋。 ランチタイムに利用。お酒が飲めない体になってしまったから夜に居酒屋に出入りすることはほとんど…

もったいねーなー、とぼやきつつ

三時、花子がお腹すいたと騒ぎはじめたので、ねぼけまなこで乱れたパジャマもそのままに、ぼりぼりと腹をかきながらダイニングに向かい「海缶」というネーミングの猫缶を開けて皿に盛りつけ、まずはたまたま起きていた麦次郎に、そして花子に与えた。花子、…

青木淳悟『四十日と四十夜のメルヘン』

今読みすすめている「私のいない高校」が結構好みだったりするので購入。青木淳悟はこれまでノーマークだった。今後はしっかり読むことになりそう。四十日と四十夜のメルヘン作者: 青木淳悟出版社/メーカー: 新潮社発売日: 2005/02/26メディア: 単行本購入: …

青木淳悟「私のいない高校」

新学期の高校の様子についての緻密な描写が延々とつづく。物語性はほとんどない。群像 2011年 02月号 [雑誌]出版社/メーカー: 講談社発売日: 2011/01/07メディア: 雑誌 クリック: 9回この商品を含むブログ (22件) を見る青木淳悟の作品はこちら

意味があるのか、なぜ見たのか/メッセージとは、技巧とは、美とは

ボランティアの夢を見た。障害のある児童に自転車の乗り方を教えていた。昼休み、弁当支給と聞いていたのに出なかったので慌てて弁当屋を探し、まずそうなホカ弁の店でまずそうな唐揚げ弁当を注文し、やはり取り消そうかと思ったところで目が覚めた。五時三…

青木淳悟「私のいない高校」

留学生が主人公なのかと思いきや、そんなことはまったくなく、とくに視点が定められることもなく、ただ淡々と、高校の行事や教室の様子が描かれつづけている。おもしろいのだが、なぜおもしろいのかがわからない。群像 2011年 02月号 [雑誌]出版社/メーカー:…

吉祥寺美術館「100かいだてのいえのひみつ 岩井俊雄が子どもたちと作る絵本と遊びの世界展」

メディアクリエイターによる絵本「100かいだてのいえ」「ちか100かいだてのいえ」の原画と制作過程のメモやラフ、それから岩井氏が自分の子どものためにつくったダンボールのおもちゃなどで構成。来場した子どもたちが描いた100かいだてのいえの絵も展示され…

拒絶の愉楽

今日も六時起床。いつだったか、目が覚めて、ああ朝だ、と思い、枕元に置いてあるジーンズとシャツに着替えたところで時計を見てみるとまだ午前三時で、あ、しまった、寝惚けて着替えてしまった、と思ったがもう一度パジャマに着替えるのは馬鹿馬鹿しいので…

青木淳悟「私のいない高校」

「群像」2月号掲載。カナダから来た年間留学生は、英語もフランス語も苦手。実はブラジルからカナダへの移民だった。…が、今のところ、言語や国籍といったアイデンティティを支える部分の揺らぎのようなもの、あるいは存在の不安やコミュニケーションの不安…

いたって平和な休日作業日

夜中、花子に朝ゴハンを催促されたのでダイニングで缶詰を開けて用意していると、ぼくの気配で目を覚ましたのか、麦次郎が寄ってきて足元あたりをくるくると回るようにうろつき、ぼくにもちょうだい、と言ってきた(ようなそぶりを見せた)ので花子に与えよ…

三浦雅士「孤独の発明」(14)

「人称の磁場」。よしもとばなな『彼女について』。そうか、最近ばななはこんな作品を書いているのか。初期のものしか読んでなかったからなあ…。彼女について作者: よしもとばなな出版社/メーカー: 文藝春秋発売日: 2008/11/13メディア: 単行本購入: 2人 ク…

パンプキンも含めて

五時四十五分起床。バッチリ、発作は治まっている。ややハイテンションで身支度を進める。外はまだ暗い。 仕事。先日の取材内容の取りまとめ。夕方までかかった。 すこし散歩してから、仕事再開。今週なかばに、と言われていた案件が今日になって来週に延び…

喘息発作

昨夜は気持ちよく眠れたというのに、朝起きると咳やら痰やらでヨレヨレになっている。喘息だ。まあ大丈夫だろう、と、経験上ごく軽い症状の緩和によく効くことがわかっている(そして毎朝の日課にもしている)長いリズムの腹式呼吸24回をしてみたが、まった…

三浦雅士「孤独の発明」(14)

「群像」2月号より。「人称の磁場」。「私」が「あなた」に語りかけることで「私」と「あなた」が主体として一体化した結果、「わたしたち」が生まれる。すると、「わたしたち」という集合体に対峙するのは、「あなたたち」ではなく、完全なる外部の存在、す…

守秘義務

四時五十分起床。大慌てで身支度し、六時前に出発。湯河原へ向かう。富士山、海。 八時、湯河原着。代理店の方、制作会社の方などと合流し、某所へ。取材なのだが守秘義務があるのでこれ以上書けない…。十六時、取材終了。十七時三十分、西荻窪着。偶然、吉…

今日の事件簿

すごい営業事件 No Vision, No Business事件 打ち合わせに饅頭事件 喉にパンが引っ掛かっている事件 ムギジ絶好調事件 花子は床生活事件

保坂和志「未明の闘争」(16)

「群像」2月号より。不確実な記憶を軸に物語が進むのだから、物語自体も不確実になっている。だが、その不確実さを生み出しているのは他でもない、言葉という絵画や音楽に比べるとより確実性の高い(絵画や音楽よりも抽象表現のとりにくい、つまりなにを語っ…

理屈抜きで納得できることもある

五時五十五分起床。今日も冷え込みは厳しい。麦次郎は調子がよさそうだが、皮下輸液の際に失禁してしまった。トイレに行きたいのに、捕まえて、押さえこんでしまったからだと思う。 午前中は書斎で仕事。早めに昼食を摂り、午後イチから恵比寿で打ち合わせ。…