わたしが猫に蹴っとばされる理由

文学・芸術・哲学・思想の読書&鑑賞日記が中心ですが、雑食系なのでいろいろ取り上げてます。猫もいるよ♡

2006-01-01から1年間の記事一覧

ひとりサッカーなど

花子、夕方は画廊「ギャルリカプリス」から届いた荷物の梱包用のヒモでおおはしゃぎ。ひとりサッカーをしたり、ニンゲンに投げてもらったり。今は満足してグーグーと寝ている。と思ったら、突然むっくり起き上がり、カリカリを食べはじめた。 麦次郎、昼間は…

ピンクの空気

六時五十分起床。ここ数日は布団から抜け出すと、部屋の中の冷えた空気に身を縮めることが多かったというのに、今朝はまったく感じない。だが窓を濡らす結露は相変わらず。昨日に比べれば、量はやや少ない。 某IT企業PR誌のマンガ。台詞を清書する。 午後、…

ロングサイズ

花子、明け方にロングサイズの毛玉ゲロをした。全長約30cm、成分のほとんどが毛玉である。こんなものを腹の中に貯めていたのだから、機嫌が悪くなって当然だ。 麦次郎、最近またベランダに姿を見せはじめた雀たちに夢中だ。 ぷちぷち、41g。ハイテンションは…

むずかる

気づけば十二月も半ば。日ごとに夜明け前の冷え込みは厳しくなるようで、一昨日より昨日、昨日より今日、と窓を濡らす朝の結露が増えてゆく。七時起床。 終日書斎に籠って仕事。時折思い出したようにむずかる花子を適当にあやしながら仕事。黙々とパンフレッ…

やめてくれ

花子、早朝の一時間おき行動はやめてくれ。 それはさておき、また右目のまぶたをひっかいてしまった。しばらく様子見。 麦次郎、今日はずっと畳んでいない洗濯物に埋もれて寝ていた。畳んでいないというよりも、麦がいるから畳めなかったのだ。 ぷちぷちは41…

堀江敏幸『いつか王子駅で』

古書店のオヤジの店をのぞきに行った主人公の回想。知性的だが軽妙な回想ではあるが、実はかなりの暴走っぷり。それを正当化するかのような一文を、ちょっと引用。これには激しく同意できる。内省も促される。 (前略)退屈な日常をいかに反復すべきかをみず…

アデノウィルス・リターンズ

三時、花子にゴハンちょーだい、と起こされる。ゴハンを与え、しばらく面倒を見る。 四時、花子につまらん、退屈だ、と起こされる。おもちゃを取り出し、しばらく遊ぶ。 五時、花子にウンコが出る、と起こされる。ウンコの始末をし、その後も興奮状態の花子…

ヒゲが伸びる

麦次郎、カミサンが個展に来てくださった方からいただいたお土産のヒモやら紙袋のてさげの部分やらで楽しく遊んでいる。なんだか最近ヒゲが妙に伸びた、とカミサン。 花子、患部を執拗に掻いたりしなくなった。いい感じ。 ぷちぷちは悪い感じだ。体重、今日…

堀江敏幸『いつか王子駅で』

淡々としたナチュラルな、でもときおりインテリジェンスを感じさせる文体で下町での人間模様を描いている。傑作『河岸忘日抄』を軽くした感じか。堀江敏幸は最近注目している作家のひとり。視点と語り口はどこか保坂和志に似てなくもないが、堀江のほうが主…

冬の色

七時起床。青空に、部屋の四方八方から反物をクルクルと転がし布地を幾重も重ね置いたような帯状の雲ばかりが拡がっている。空気は冷たい。かすかに、枯れ枝を鳴らす冬の風の音がする。 午前中はサティ、モーツァルトを聴きながら書斎で某社(業種が書けない…

ちょっとワガママかな

花子も麦次郎も、今日は少々ワガママ気味。個展が終わったのだから、もっと自分たちをかまってくれ、と言いたいらしい。 ぷちぷち、42gの大台へ。着実に肥えている。

個展の日

八時三十分起床。晴れている。カミサンの個展最終日をよい天気で迎えられたのは幸運だ。 掃除などを済ませ、荻窪の「洋食亭ブラームス」でハヤシライスを食べてから恵比寿にある個展会場「ギャルリカプリス」へ。十七時まで会場にいた。ご来場くださった皆様…

平穏

みんないい子でした。

ガルシア=マルケス『わが悲しき娼婦たちの思い出』読了

この作品を軽妙かつユーモラスにそして命の尊厳を描いた作品、などと評しているのをあちこちで見かけたが、うーん、違うんじゃないかな。これは、死を間近に感じはじめた、まともな愛を知らぬ男が、九十歳にしてはじめて他人を愛することで自己愛を恢復する…

東西狂言の会(三鷹公会堂)

毎年、暮れになると野村家・茂山家の東西狂言一族が三鷹に集まり、より多くの方に古典芸能である狂言を親しんでもらうために、こうした会を開いている。ぼくが観に行くのは、今年で二回目。 冒頭に我らが狂言サイボーグ、野村萬斎氏が軽〜い文化人的なニオイ…

寛やかでもない、緩やかでもない、

八時三十分起床。窓を開けると、雨。もう時雨という言葉も使えない、だがこれは長く降りそうだ、静かに、ゆるやかに、だが「寛やか」や「緩やか」といった漢字は当てはまらない、冬にしかないほんのわずかの厳しさを含んだ細かな雨が散り、そして舞う。 午前…

ガルシア=マルケス『わが悲しき娼婦たちの思い出』

売春宿で起こる殺人事件によって、別れ別れになる主人公と少女。そして、その後の誤解に満ちた再会。うーん、物語の展開としてはベタ過ぎる。これは連ドラか?

麦次郎、スズメに興奮す

花子はほぼ終日デロンギのオイルヒーターの横から動かなかった。 麦次郎、昼食後カミサンが病院に出かけると、さみしくなったようでナンナンと大鳴き。しかたがないので十五分ほどリビングにいてやった。といってもゴロリ横になって仮眠を取っただけだが。と…

アデノウィルス、今度は

七時起床。普通に起きることができる。体調はすっかり恢復したようだ。身体はすこぶる調子がいいのに、鉛色の空とは残念だ、そう思いながらいつものように身支度し、いつものようにドウブツの世話をする。 と思ったら、今度はカミサンが感染したようだ。喉が…

ラッパレス

花子、昨夜からエリザベスカラーをはずしている。もう眉の上の炎症は完治しているはずだが、気になるようで、どうしても掻きむしってしまう。これは性格によるところなので、書かなくなるまで様子を見つづけるしかないか、というのが今のところの判断。とき…

川上弘美『真鶴』

『センセイの鞄』は読みはじめたものの、ぼくにはさっぱりおもしろくなくて(内容の文学的価値はわからんでもないが)途中でやめた。他の作品は読むどころか興味が持てないことが多かったのだが、本作は新聞の書評を読んで妙に引かれた。 真鶴作者: 川上弘美…

諸星大二郎「スノウホワイト」

グリムのような物語、と副題にある。 個人的には、早く「西遊妖猿伝」のつづきを読みたいのだが。あるいは、妖怪ハンターシリーズの新作。スノウホワイト グリムのような物語作者: 諸星大二郎出版社/メーカー: 東京創元社発売日: 2006/11/30メディア: 単行本…

浦沢直樹「20世紀少年(22)」

すぐに読んだ。感想は日記欄参照。 そうか、映画化されるのか……。 ケンヂのヂがジではなくヂなのは、やはり「ケンヂ&ザ・トリップス」の影響なのだろうか。気になって検索したら、まだ現役! スゲエ。http://www.kentori.net/pc/index.html 20世紀少年―本格…

Nine Horses「Money for All」

シングルなのだろうけれど、ミニアルバムに限りなく近い。タイトル曲はちょっとブラックっぽい乗りで軽快。一方で、「Snow Borne Sorrow」に収録されていた曲のリミックスは、各曲の違った側面が強調されていて聴きごたえたっぷり。お得な一枚。 アマゾンで…

アデノウィルスその後

六時四十五分起床。左側だけが痛む感覚、脇腹の中に一本鉄芯が通り、そこから茨がわさわさと生えて腸を傷つけるような感覚、とでも言おうか、そんな痛みに昨日は、もう勘弁してくれ、オレは(たぶん)何も悪いことなんかしちゃいない、この痛みは罰ゲームだ…

アデノウィルス

七時、起床するも猛烈な腹痛。左側だけが鋭く痛み、身支度もままならない。九時、あわててかかりつけの医者へ。アデノウィルスに感染している、と言われた。午前中は休養。処方された薬を飲んだので痛みはほぼ治まったが、今度は頭痛が激しくなってきた。こ…

甘え猫

花子、夜中にぼくを無理矢理起こし、ゴロゴロと喉を鳴らして甘え、ぼくの腹の上で寝直すのが日課になりつつある。下痢をした後の身体にとって腹の上で寝られるのは酷だが、耐えた。 麦次郎、冬になってホットカーペットのスイッチをオンにすることが多くなっ…

ガルシア=マルケス『わが悲しき娼婦たちの思い出』

九十歳を迎えた主人公は、せっかくのうるわしき処女との一夜を、何もせずに過ごす。以後、彼はその処女に恋するようになる。 九十歳と十五歳。コラムニストと女工。買春する男と売春する女。そんな、意外な組み合わせの純愛、ということだろうか。

King Crimoson症候群

七時。下半身は相変わらず力が抜けているような感覚がするが、腹痛は消えた。起きてみる。立てる。抜けていたはずの力も、足の裏、足首、ふくらはぎ、腿、と問題なく伝わっていく。昨夜の下痢は、まあ毒が抜けたようなものだろう、と考え起床。いつものよう…

激しい下痢が

七時起床。日中は仕事。夕方、都立大塚病院に入院中の伯父を見舞ってから小石川のL社へ。打ち合わせ。地域猫か外飼いの猫か、ゴハンをもらっているところを見かけた。 夕食、「のだめ」、入浴。出たところで腹痛が。トイレからしばらく出られなくなる。 力が…