わたしが猫に蹴っとばされる理由

文学・芸術・哲学・思想の読書&鑑賞日記が中心ですが、雑食系なのでいろいろ取り上げてます。猫もいるよ♡

2016-07-01から1ヶ月間の記事一覧

イタロ・カルヴィーノ/米川良夫訳『見えない都市』

何日か前からちょいちょい読んでいる。学生のころに二回読んだはずなのだが、まったく内容を覚えていないくて呆然とする。ま、覚えていなくても仕方ない作品なんだけどね。マルコ・ポーロがフビライ汗に旅の途中で立ち寄ったさまざま都市について語る、とい…

意図せずムギュッと

五時、麦次郎にゴハン。夜中のうちに妻が与えた黒缶はまるっと残している。シーバを与えたが、おいしい汁の部分だけキレイに舐めて、身は残した。食欲が落ちているのか、歯石がたまっているか、わがままを言っているだけか。ゴハンをあげてからトイレに入っ…

驚愕の珈琲色

ちょっと疲れたので短めに。 六時三十分起床。夏の朝。麦次郎、ウンコの量が減っている。コジコジは換羽がまた激しくなっている。 午前中は掃除に精を出す。「とと姉ちゃん」、NHK BSプレミアムの「暮しの手帖」特番。買い出し。 鰻丼で昼食。うまし。 午後…

爽やかさからはほど遠く

五時三十分起床。爽やかな朝か、と起き上がり新聞を取りに外へ出ると、やや曇りがちで、布団の中で(といっても半分蹴飛ばしたタオルケットしか体にはかかっていないわけだが)イメージしていた夏の朝からはやや遠い。麦次郎がオシッコを全部猫トイレの外に…

週刊モーニング

「グラゼニ」。いろいろつながってくるなあ。 「会長 島耕作」。ストーリーがゴルゴ13化している。 新連載のロボット開発マンガがおもしろかった。 グラゼニ?東京ドーム編?(7) (モーニングコミックス) 作者: 森高夕次,アダチケイジ 出版社/メーカー: 講談…

早歩きでは進めない

六時起床。梅雨は明けたらしいが重苦しい雰囲気はわずかに尾を引き、そこに微かに真夏の強さ厳しさが加わる。結局梅雨の中休みの日のようじゃねーか、と空に向かって小さく悪態をついてみる。時折雲が切れ、真夏の日差しが道路を照らした。その明かりを感じ…

磯崎憲一郎「鳥獣戯画」(7)

「群像」2016年8月号掲載。 脱サラした小説家のモノローグだったはずが、女優の半生記になり、鳥獣戯画の話になり、そして等々、高山寺明恵上人の幼少期の話になってしまった。物語であることを拒否し、作品の構造を壊しながら新たに展開していく。 群像 201…

時折、入らない

五時三十分、目が覚めてしまう。暑さではなく、麦次郎にゴハンを、という使命感ゆえに意識のスイッチが入ったようだが、時折ではあるが入らない日もあるのはどういうことだろう。麦、先週は食欲が今ひとつだったが、今週はいつもどおりに戻った。コジコジは…

今日の事件簿

朝のウン散らかし事件 クリニックがらがら事件 杉並の栗事件 午後は黙々と事件 久しぶりのハーゲンダッツ事件 ↓栗。杉並区内です。

瀬戸内寂聴「いのち」(5)

「群像」2016年8月号掲載。 河野多惠子との思い出から、今度は大庭みな子へ。親友という感じが全面に出ていた河野との思い出とは対照的に、大庭に対しては尊敬と戸惑いとが複雑に入り混じっていて、不思議な感覚。 群像 2016年 08 月号 [雑誌] 出版社/メーカ…

怠惰の重力

五時四十分起床。この季節の朝の涼しさは、暑さとおなじくらい人を怠惰にさせる気がする。目は覚めたが、この心地よさのなかでいつまでも寝ていたい気持ちが、誘惑となり、願望となり、やがて布団への重力へと変化する。そうなる前に身を起こした。 麦次郎は…

佐伯一麦「山海記」(4)

「群像」2016年8月号掲載。 東北の震災後、被災地に住みつづける作家の「彼」は、水辺の災害の傷跡を歴史の中に残す土地をめぐる旅をつづける。地名の由来、古代の天皇と神の伝承。震災を背景としているところがズシンと重くのしかかるのだが、歴史を辿り断…

肉を焼く

六時三十分起床。ぼくがポケモンGo禁止令を発令する夢を見た。 麦次郎、起きる直前に大騒ぎ。案の定、オシッコを盛大にこぼしていた。コジコジはここ数日、朝のテンションが低い。日差しよけのネットのせいで朝日がうまく入らなくなったからだろうか。今朝は…

あれ?

そこそこの長文を書いたのに、うまくアップできず、文章もまるごと消えた……。 六時三十分起床。午前中は掃除。パンで昼食。午後は読書。夕方はランニング16kmを1時間30分。 妻に誕生日プレゼントの手ぬぐいをもらった。地元のタルトの名店でフルーツタルトを…

橋本治「九十八歳になった私」(2)

「群像」2016年8月号掲載。 ボケかけた老作家が、年一回のペースで衆議院解散してるじゃねーかとぼやく、というだけの話なのだが、記憶をうまく維持できず情報の理解力の衰えも感じはじめている自分へのユーモラスな自虐と社会批判の精神(といっても社会を…

明けない

五時三十分起床。雨。テレビの天気予報によると七月いっぱいは梅雨が明けないかもしれないという。これほど長い梅雨は過去にあっただろうか、と記憶を辿るが、梅雨入りも梅雨明けも、その天候の大きな変化こそある程度記憶に残っているものの、それが何年前…

雨のなかの雨乞い

五時四十五分起床。雨。激しい雨がいつの間にか霧雨に変わっている。その繊細な降り方からは梅雨の終わりなど到底イメージできず、湿気でうねりまくる髪の状態に対する不満も重なり、梅雨明けが待ち遠しくなる。しかし東京の水瓶と呼ばれる地域ではまだまだ…

木村友祐「野良ビトたちの燃え上がる肖像」

現在の社会状況や政治の方向性が巧みに盛り込まれている…。 新潮 2016年 08 月号 [雑誌] 出版社/メーカー: 新潮社 発売日: 2016/07/07 メディア: 雑誌 この商品を含むブログを見る 木村友祐の作品はこちら。

頻尿の道

某案件の、来るはずだった指示が昨日来なかったせいだろう、夜中に何度も目が覚めた。そのたびに麦次郎をいじり、水を飲み、ついでだからと小便をする。こんなことを繰り返していくうちに、人は頻尿になるのだろう、か。 五時四十五分起床。 麦次郎、ここ数…

今日の事件簿

結局さらに手を加えたよ事件 鶏肉カシューナッツランチ事件 電車熟睡事件 話と違って面白くなってた事件 こんなに高かったっけ?事件 でも納得事件 ココカラファインには寄らなかった事件 暑いよー事件 頭のなかはきっちり整理事件

大澤真幸「〈世界史〉の哲学」

群像2016年7月号掲載「近世篇29 狂気の理性」、同8月号掲載「近世篇30 万有引力と最後の魔術師」。一気に読んでみた。 中世までは狂人たちと健常者が共存する社会が成立していたが、近世になると狂人は特別視される。そこには排除と神聖化が共存している、と…

ばっかしの連休

六時起床。海の日。晴れたり曇ったりをのんびりと繰り返す朝。麦次郎もコジコジも大人しい。 午前中は仕事。某案件のコピーを仕上げる。ほぼ完璧と思っていたが、見直すとちょいちょい直したくなる。 昨日銀座で買ったメゾンカイザーのパンで昼食。ターメリ…

ささっと銀座へ/ヨウジの新作

六時三十分起床。梅雨の曇天。しかし、まれに差し込む朝日が微かに夏の雰囲気を帯びている。徐々に陽の当たる時間は長くなっているようだ。ベランダに日よけ用のネットを貼った。アマゾンだか楽天だかで購入した農作業用のものを、毎夏、梅雨が明けそうなタ…

家事の日、恐怖の日

六時三十分起床。麦次郎はずっと廊下で寝ている。コジコジはゴニョゴニョとしゃべったり、天井からぶら下がったりして遊んでいる。 家事ばかりしていたらあっという間に夕方になってしまった。ランニングへ。石神井公園まで往復。11kmを1時間。戻ってからコ…

木村友祐「野良ビトたちの燃え上がる肖像」

河原のホームレスたちを失礼な態度で取材していたライターが、ホームレスになってしまう……。 しっかり地に足を付けて生活している感覚がうまく出ていておもしろい。 新潮 2016年 08 月号 [雑誌] 出版社/メーカー: 新潮社 発売日: 2016/07/07 メディア: 雑誌 …

目に鳥

五時五十分起床。まだ梅雨はつづく。麦次郎は湿った重い空気などまるで気にせず、早朝から廊下とリビングを行ったり来たり、気まぐれに繰り返している。 妻は同業者主催のワークショップに参加するために外出。ぼくは仕事。昼食も夕食もお弁当でちゃちゃちゃ…

週刊モーニング

「終電ちゃん」今、一番好きな漫画かも。 「グラゼニ」ドラフト会議のドラマ。実際にもあるんだろうなあ。 「宇宙兄弟」怖い。 「会長 島耕作」怖い。 終電ちゃん(1) (モーニング KC) 作者: 藤本正二 出版社/メーカー: 講談社 発売日: 2016/03/23 メディア: …

減らす/増える

五時四十五分起床。いつも玄関で寝ている麦次郎が、今日は廊下で寝ていた。 午前中は八重洲で打ち合わせ。帰りは荻窪ルミネで昼食を、と思ったが、バーゲン初日のせいだろうか、どの店も激混みで断念。外でどこか食事を、とも思ったが、暑い中をうろつくのが…

今日の事件簿

がっちり理論武装、なのか?事件 ひとまず読んでみた事件 よくわからなかった事件 うどんにそばを足す事件 ウィッチヘーゼル事件 ロッソ事件 炭酸事件 歯ブラシ事件 ReFa事件 T.N.ディッキンソンズ T.N.DICKINSONS ティーエヌディッキンソンズ WH アストリン…

木村友祐「野良ビトたちの燃え上がる肖像」

「新潮」2016年8月号掲載。 この作家、名前も知らなかったし、当然ながら初めて読む。 河川敷で暮らすおっちゃんたちを題材にした作品のようだが……。 新潮 2016年 08 月号 [雑誌] 出版社/メーカー: 新潮社 発売日: 2016/07/07 メディア: 雑誌 この商品を含む…