わたしが猫に蹴っとばされる理由

文学・芸術・哲学・思想の読書&鑑賞日記が中心ですが、雑食系なのでいろいろ取り上げてます。猫もいるよ♡

2016-06-01から1ヶ月間の記事一覧

今日の事件簿

わかったから起こさないでくれよな事件 新しいTシャツのコットンの匂い事件 無事に発行されましたよ事件 張り切る郵便局員事件 パン、パン、パン事件 笑いながら文字起こし事件 事務処理はどんどん増えるよ事件 トラックボールにウンコされた事件 夕食軽くし…

ダニロ・キシュ/山崎佳代子訳『庭、灰』

父が書きつづけた、まったく架空の時刻表という内容の著作。奇妙なだけでなく未完成な状態だったので、当然ながらどの出版社も相手にしてくれず… 突然、レムの『完全な真空』かよ、って感じの内容に驚いた。なんだか盛りだくさんな小説だ。 庭、灰/見えない…

出ました報告、そして叫び

四時、五時と連続で麦次郎に叩き起こされる。猫トイレを確認したら、二箇所に大量のウンコ。二度ともウンコ出ました報告だったらしい。花子が他界してから、麦次郎はオシッコもウンコも必ず出た後に報告してくれるようになった。それどころか、最近はお水を…

今ここにある一日の連続性とその終焉

五時三十分起床→身支度→動物たちの世話→朝食→メールチェック→とと姉ちゃん→少し掃除機(残りは妻にまかせた)→雨のなか外出→茗荷谷で打ち合わせ→東京駅へ移動→丸善でハヤシライス→新幹線で名古屋へ→取材一本→名古屋コーチン鶏飯弁当を食べながら新幹線で東京…

ダニロ・キシュ/山崎佳代子訳『庭、灰』

「群像」の連載小説をみんな読んだので読書再開。 ほのかな憧れを抱くお姉さんの癲癇発作を目の当たりにした少年。母への愛情との奇妙だが誰でも通るのかもしれない、ジレンマ。ま、ぼくはこういう感情を抱いたことはないけど。 やっぱり過剰な描写の文体が…

猫の腰、猫の尿

五時四十五分起床。麦次郎、おしっこ大失敗。猫トイレの入り口に敷いておいたペットシーツを飛び越えて広範囲に尿が拡がってしまっている。ま、加齢で腰をかがめる姿勢が取りにくくなっているようだから、しかたないんだけどね。 コジコジ、朝は超不機嫌。何…

熊野純彦「美と倫理のはざまで(9)」

「群像」2016年7月号掲載。副題は「「自然の目的」と「自然目的」 --自然の外的合目的性と内的合目的性--」。 自然界に存在するものの「目的」の相関関係。究極の目的へと向かうもの、目的が円環化するもの…。人間という主体による解釈という罠、なんて書い…

遅めの子

六時起床。晴れ。薄曇りだが陽の差す時間は陽が高くなるにつれて増えているようだ。観葉植物をすべてベランダに出し、たっぷりと水を与える。ブリタの浄水器のカートリッジを交換。使いはじめOKまでに三度ほど、かまどでいうなら空焚きのような感じで水を通…

非常に不本意な今日の事件簿

なぜか下痢なので文章を書く気が起きない… ちょっと念入り掃除事件 普通のごまだれ冷やし中華でした事件 麦次郎、病院へ事件 やっぱり腎不全がステージ4からステージ1まで劇的に改善できてるよ事件 頭蓋骨割れても大丈夫きっと恢復できるよ子猫ちゃん事件 湿…

磯崎憲一郎「鳥獣戯画」(6)

「群像」2016年7月号掲載。 ずっと女優の身の上話ばかりがつづいていたが、ようやく語り手である小説家で元大企業のサラリーマンだった「私」が再登場。語り手の男は女優とともに京都をめぐる。そしてタイトルにもなっている「鳥獣戯画」も登場。迷走小説か…

机上を舞う

五時四十五分起床。ここのところハードワークがつづいているが意外にも目覚めがいいのはなぜだろう。脳味噌が疲れすぎて睡眠がより深くなっているということか。その割には、何度も起きる。正確には、何度も起こされる。その都度、眠りは浅くなるはずだ。あ…

今日の事件簿

麦次郎おしっこ成功事件 なんとかなりそう事件 ↓麦次郎の猫トイレの必需品 山善(YAMAZEN) お徳用使い捨てペットシーツ(超薄型レギュラー200枚入) 出版社/メーカー: YAMAZEN 山善 メディア: その他 購入: 1人 クリック: 1回 この商品を含むブログを見る

今日の事件簿

もたもたの朝事件 ざざぶり事件 水忘れた事件 ドンシャリドンシャリうるさいよ事件 猫メガネケース事件 カードは少ないほうがいい事件 フルグラプルーン雷おこし事件 赤鉛筆がまた終わる事件 クルマ型の紙をあげるよ事件 ↓こないだ買った。 大洪水(上) (P+D …

佐々木敦「新・私小説論(7) 反(半?)・私小説作家たち(承前)」

「群像」2016年7月号掲載。もう、ただひたすらに小島信夫の私小説論。晩年の、地の文なんだかセリフなんだかわからず、シーンも考えも渾然一体となったよくわからん作品『残光』の解説もちろっと。そして、保坂和志、堀江敏幸。それから後藤明生。 小島信夫…

すごい処方

五時三十分、例によって元気なジジイ猫に耳元で叫ばれて起床。雨。 朝イチで近所のかかりつけ内科医へ。喘息の検診。すこしのどが痛い、と言ったらのどを見て、これくらいならいっぱいうがいすれば治るよ、と言われた。すごい処方だ。 妻は友人と横浜でイベ…

瀬戸内寂聴「いのち」(4)

「群像」2016年7月号掲載。休載かと思ったら見間違えだった。 寂聴らしき語り手が、親友である河野多惠子の結婚生活と渡米、そして寂聴の出家後しばらくつづいた絶縁状態について語る。ここに円地文子がさりげなく絡んでいる。この作品、ちょっと「トットテ…

ただし昼に寝る

一時三十分、四時三十分、五時三十分、と三度も麦次郎に叩き起こされる。夜の睡眠時間はだいたい五時間。妻は八時間くらい寝ている。日本人の平均が確か七時間くらいだったから、短めではあるのだろう。ただし昼食後に十五分から二十分、横になる。眠ってし…

佐伯一麦「山海記」(3)

「群像」2016年7月号掲載。 ヨシ、アシ、オギといった水辺の植物のこと、日本の古代における天災の記録、そんなものをちょいちょい挟みながら、東日本大震災の被災地に住む小説家の乗ったバスは丹原、松原と進んでいく。 群像 2016年 07 月号 [雑誌] 出版社/…

走らない

六時起床。麦次郎にたたき起こされる。晴れ。布団を干す。 日曜ではあるが、仕事。金曜の取材の録音データの文字起こし。腕がおかしくなってくる。 うどんで昼食。そして仕事再開。麦次郎を外廊下に出す。カワウが飛んでいるのをいっしょに眺めた。 夕方は走…

三浦雅士「言語の政治学」(1)

「群像」2016年7月号掲載。以前連載され、熱心に読み込んでいたのだがまったく単行本かされる気配のない文芸批評「孤独の発明」(オースターの作品となぜか同タイトルw)の最終章としての連載、とあるのだが、今のところ、そんな感じは全然ないんだけど。全…

芸能ニュースの見過ぎだな

六時三十分起床。軽い咳、気管支に何かがコロコロと引っ掛かるような感覚。喘息ではない。ここのところ仕事がハードだったので体調を崩しかけているか。 晴れ。夏の厳しさはなく、初夏のさわやかさがわずかに感じられるものの、どことなく無国籍的、無時間的…

今日の事件簿

銀行事件 パン事件 新幹線事件 関西弁のおにいさん寝ながらちょいちょい起きてiPadでマンガ読んでるよ事件 適当アイスコーヒー事件 名古屋で1本ドタキャン事件 30分押し事件 2時間30分押し事件 マドンナのTシャツを着たイタリアの青年事件 なぜかリーダーシ…

週刊モーニング

「終電ちゃん」アニメ風の絵はニガテなのだが、このマンガは好き。ギャグとかわいさと哀愁と。 「グラゼニ」。プロのシビアさ。こわ。 「GIANT KILLING」今回はとっても疾走感に溢れている。 「宇宙兄弟」そうか、月なら人は飛べるのか。 「会長 島耕作」闇…

左手で箸を持つ、左手で歯を磨く

微かな寝苦しさは梅雨ゆえのもので、微かなのどの渇きは夏の予兆で、と考えていくと、夜中にふと眼が覚めるのは寝苦しさや渇きといった季節のシグナルゆえのもの、と考えると不快なりにも風情を感じなくもないのだが、そこに「夜中に大騒ぎする猫」という要…

今日の事件簿

二度起き二度寝事件 さつまいもパン事件 ひさびさで眼からまたウロコ事件 カロリー高め事件 社長でしたか事件 お昼食べれない事件 なんとか脱出事件 富士そばで5分事件 やっとわかった事件

ダニロ・キシュ/山崎佳代子訳『庭、灰』

鉄道での旅行の予告、そしてそれに関連する不眠症の改善方法についての模索。家族に悲劇が待っている、という先入観を抱いたまま読んでいるので、小さな幸せの描写がせつなくてせつなくて。 庭、灰/見えない都市 (池澤夏樹=個人編集 世界文学全集2) 作者: イ…

オマエはアホかと猫に言われる

五時二十五分起床。しかし二十分ほど茫漠と過ごしてしまう。体は起きているが脳が眠い。が、朝日を浴びるとしゃっきりしてきた。 麦次郎、ここ数日やたらとうるさい。ごはんを食べ終わったり、おしっこをし終わったり、ウンコし終わったり、水を飲み終わった…

今日の事件簿

篠突く梅雨の朝の雨事件 快便猫事件 猛進事件 ご配慮事件 布巾軽コゲ事件 集中事件 きちんと録れてる事件 もう黙々と事件 頼むから顔面はやめてくれ事件 腹減った夜事件 ↓気分転換で読んだ。 ムーたち(1) (モーニングコミックス) 作者: 榎本俊二 出版社/…

ダニロ・キシュ/山崎佳代子訳『庭、灰』

語り手の「僕」の母への愛情と死への恐怖が、過剰気味に装飾された文体で語られる。文化的背景が違うのでわかりにくい比喩があったりして、ちょっと読みすすめるのがしんどくなるレベル。「僕」の繊細な感受性や真理の揺れみたいなものが巧みにつづられてい…

カレーの日

六時三十分起床。晴れ。朝日に夏の光の鋭さはないのだが、暑くなる予感だけは強く感じる。 ここ数日、妙に叫ぶ回数の増えた麦次郎にゴハンを与え、人の言葉のマネをするようになったが何を言っているかさっぱりわからないコジコジのカゴを掃除しゴハンを足す…