わたしが猫に蹴っとばされる理由

文学・芸術・哲学・思想の読書&鑑賞日記が中心ですが、雑食系なのでいろいろ取り上げてます。猫もいるよ♡

2007-12-01から1ヶ月間の記事一覧

花子と新潮文庫

花子、書店でもらった新潮文庫のキャラクターのパンダが印刷されたしおりに、急に興味を示した。丸くて小さなものが好きなので、まるっとしたパンダのデザインが(しおり自体は四角だけれど)気になったのだろう。与えてみたら、激しく遊びはじめた。が、す…

聴覚/今年の漢字

六時四十五分起床。久々の雨。というよりも、久々の雨音というべきか。近ごろは、何かにつけて耳を澄ます。音から何かを捉えようとする。以前は耳よりも先に目が動き、色や形で対象を捉えた。それがいつしか、音で捉えるようになっている。いや、音も気にす…

金井美恵子『岸辺のない海』

主人公の身勝手な主張、現実から目を背けつつ現実の中にあえて埋没しようとするひねくれた意識と行動の連続。自分を含めたあらゆる存在の否定。ただひとつ、心のよりどころとなるのは彼女の存在だけ。しかし、その彼女からも彼は疎まれる。今風にいうと、ア…

貧弱な本能

六時四十五分起床。もう少し早く起きたかったが、「布団のぬくもり」というこの季節ならではの誘惑にどうしても勝てない。布団から上体を起こせば、冷えきった部屋の空気にさらされた身体はすぐさま縮み上がる。そんな様子を想像しているわけではない。ただ…

金井美恵子『岸辺のない海』

主人公、他人とのコミュニケーション能力が欠落している。漱石の『坊っちゃん』の主人公もコミュニケーション能力が欠落していたが、これは正義感や優しさ、頑固さ、実直さなどに由来しているものだ。ところが本作の主人公は違う。ただ、ひたすらにひねくれ…

眠気と眠気の合間/今日もブリ

七時三十分起床。眠い。 某IT企業パンフ、某飲料メーカー企画、某企業(業種書けない。アダルトではない)ウェブサイトなど。眠い。 十五時三十分、並川歯科医院へ。半年おきの定期健診。あまり眠くない。 十六時、カミサンと合流。荻窪の「ジーンズメイト」…

ブリとちまめ

六時五十分起床。部屋は冷え込んでいるのに、結露が少ないのはなぜだろう。 某IT企業パンフ。超えたかな、と思ったら、あとはスラスラと書くことができた。ただし、そうなるまでに、そしてそうなってからも、何度か花子にジャマをされ、そのたびに筆を置いて…

アジフライ丼

日経新聞で連載している小泉武夫氏のコラムに載っていたレシピ。ありがとうございます。恍惚とするほどのうまさでした。マジで。つくるひとは、小泉さんに感謝しましょう。 アジフライを買ってくる。自分で揚げてもいい。冷めてしまったら、オーブントースタ…

花子、またラッパ/顔洗いの技

右耳の内側、付け根のあたりをまた引っ掻いてしまった。というわけで、またエリザベスカラーを装着。最近は慣れたもので、付けたからといって嫌がらない。顔を洗えないのが唯一の不満のようだったが、最近はラッパの内側をベロベロとなめてから、そこに顔を…

TXの無線LANが突然使用不能になっていたのだけれど

いくらスキャンさせても、使用可能なアクセスポイントのリストにウチのルータが表示されない。TXの内蔵無線LANがぶっ壊れたかと思っていたのだが、SSIDを再度入力してみたら、あっさりスキャンできるようになった。うーん、よくわからん。

PSION NETBOOK PROで無線LAN

ヤフオクで1,000円で落札した11Mbpsの無線LANカードでインターネット接続できた。設定は簡単すぎて拍子抜けた。SSIDとWEPキーを登録し、あとはルータにNETBOOKのMACアドレスを登録するだけ。 問題はメールソフト。ぼくが(というか、スタジオ・キャットキッ…

金井美恵子『岸辺のない海』

誰とも会わずに、最低限の生活用品以外はすべてしまい込んでしまい、毛布とシーツにくるまって何もせずに生きてみることにした主人公。孤独の実践。いや、これじゃ孤独死の実践だ。独りよがりの極み、といったところか。岸辺のない海 (1974年)作者: 金井美恵…

ナカヤマくんと福利厚生

中学時代の夢を見た。ぼくは教室にいた。RCサクセションが好きだったナカヤマくんがすぐそばにいたから、中学二年のころだと思う。身体測定があるのだが、なぜかその内容が血液検査だったりバリウムだったり。ぼくは教師に向かって「先日、会社の福利厚生で…

荒木飛呂彦『スティール・ボール・ラン』(14)

ジャイロとウェカピポ、鉄球対鉄球の対決。ニョホホ。STEEL BALL RUN vol.14―ジョジョの奇妙な冒険Part7 (14) (ジャンプコミックス)作者: 荒木飛呂彦出版社/メーカー: 集英社発売日: 2007/12/04メディア: コミック購入: 7人 クリック: 28回この商品を含むブ…

古井由吉『白暗淵』

ぼくが最も気に入っている(というか、スゲエと思っている)作家のひとりである古井由吉の最新作。ようやく出たか。「群像」で「黙躁」というタイトルで連載していた連作短編が一冊に。連載時のタイトル、好きだったんだけどなあ。 全部読んでしまっているの…

PSION NETBOOK PRO

かつてSeries 5という傑作PDAを製造販売していたPSION(サイオンと読む)の、コンシューマー向け最終製品。かつてはEPOCという独自OSを展開していたが、これは現在携帯電話用のSymbianへと姿を変えている。NETBOOKも初代はEPOCだったが、最終製品のPROではMi…

なまけ猫王国6・初日/そばでそばを食う

八時起床。昨夜、調子に乗って日本酒「鷹勇」を飲み過ぎたせいか、少々目覚めが悪い。もやもやした感覚につきまとわれつつ、掃除をしていると、だんだん脳がしゃっきりしてきた。宿酔いというわけではなく、単に寝過ぎただけなのかもしれない。七時間近く寝…

スター・プラチナと年末進行/スター・プラチナと特別純米酒

六時五十分起床。年内が納品の案件が多い。今日は某官公庁のパンフに注力するつもりだったが、溢れんばかりのメールが届き、その対応にもかなりの時間が必要になった。「ジョジョの奇妙な冒険」の空条承太郎のスタンドは、時を止めることができる。うらやま…

DI

うーん、ここのところ書斎に籠って座りきりで作業することが多いからだろうか、肛門の調子が悪い。鬱血しないように、なるべく散歩するようにしているのだが。こまめに立ち上がって体操でもすべきか。

寝ながら全裸

六時四十分起床。外に出てみる。吐く息が白い。空は青く、霞みながらも広く高く、どこまでも伸びてゆくように見える。近所の桜の葉は大半が落ち、青空に枯れ枝が黒々と映える。 某官公庁パンフ、某IT企業パンフ、某肥料メーカーパンフ。加えて、会社の年末調…

金井美恵子『岸辺のない海』

好きでもない相手に、言っていることがよくわからんし面倒くさいし相手してられん、別れよう、と言われる主人公。別れることに対しては呆れるほどドライ。しかし、その後に「書く」ことによって内面を見つめ直すと……骨の髄までサミシイ奴だ。もっとも、「書…

冷え込み→アル中/社長→新人/IT→コトバ

六時四十五分起床。今年一番の冷え込みだ、と窓の結露が教えてくれた。真夏のビールジョッキの外側をびっしりと覆う水滴を連想させる。だが、だからといってビールが飲みたくなったわけではない。早朝からそんなものを飲みたがるのは、アル中だけだ。湯をわ…

町田康『猫のあしあと』

保護した猫、ウメチャンが病死。後悔が町田を(エッセイだから語り手=町田と決めつけていいんだよな…)締めつける。だが、やがて新たな猫の保護に関心は移っていく。馬鹿馬鹿しいエピソードを挟んで悲しさをごまかしているようだけれど、その間には様々な恢…

金井美恵子『岸辺のない海』

彼女への手紙。彼は、彼女とは誰なのかわからずにこれを書いているのか、わからないふりをしているのか。岸辺のない海 (1974年)作者: 金井美恵子出版社/メーカー: 中央公論社発売日: 1974メディア: ? クリック: 1回この商品を含むブログ (12件) を見る

ITと肥料

六時起床。眠いのに起きてしまったのは、師走で気が急いているからだろうか。まだ危機的状況には陥っていない。多少の余裕はある。 某IT企業パンフレット、某肥料メーカーパンフレットなど。極端なようだが、よくよく考えるにどちらも最先端技術をもつ企業。…

金井美恵子『岸辺のない海』

街を放浪する彼は独りよがりでへ理屈屋でひねくれた迷惑者。恋する相手である彼女のことを想い、それを手紙に書こうとする彼もまた独りよがりでへ理屈だが、ひねくれた感覚がさっと失せ、純情な部分が見苦しいほどに強まってゆく。岸辺のない海 (1974年)作者…

伊藤比呂美『伊藤ふきげん製作所』

荻窪駅前、南口にある古本屋で購入。思春期にはいったふきげんな娘その他ふきげんな家族との暮らしを綴ったエッセイ。医者の待合室ですこし読んだ。詩や小説と比べるとチカラが抜けていて、柳腰な感じが心地よかったりする。とはいえ書いてあることはけっこ…

ブランケット・ミルフィーユ/注射でプラマイゼロ

七時起床。昨夜は花子に掛け布団の上にゲロをされたため、布団ナシで寝るはめになった。仕方ないのでタオルケット三枚、アクリル毛布三枚というブランケット・ミルフィーユ状態で寝た。寒いかと思ったが、これが意外に暖かい。目覚めても、気持ちよすぎてな…

金井美恵子『岸辺のない海』

金井美恵子ってイヤなヤツを描くのがホントにうまい。目白ものではイヤなヤツを鼻で笑いバカにするような感じだが、本作の狙いはそんなシニカルなものではない……と思うが、よくわからん。岸辺のない海 (1974年)作者: 金井美恵子出版社/メーカー: 中央公論社…

美味しんぼ風アホみたいにカンタンな手抜きうどん・改

マンガでは乾麺を使っていたと思う。今回は冷凍の讃岐うどんで。ドラマ「新美味しんぼ2」では昆布の佃煮なども使っていたので、これはパクった。 長ねぎ、わけぎなどをたーくさん小口切りかみじんぎりにしておく。 湯をわかす。 どんぶりにうめぼしをちぎっ…