わたしが猫に蹴っとばされる理由

文学・芸術・哲学・思想の読書&鑑賞日記が中心ですが、雑食系なのでいろいろ取り上げてます。猫もいるよ♡

2007-11-01から1ヶ月間の記事一覧

尿検査その後

河北病院から尿検査の結果表が届いた。問題なし。どうやら尿潜血の原因は、風邪気味だったことにあるようだ。

肩痛え

しゃがんだ姿勢から、立ち上がった勢いで中途半端に空いていたドアのノブの部分に肩を思いきりぶつけてしまって、痛え。腕が動くから、骨はやられていないはずだ。打ち身だと思う。シップをしたが、明日になっても痛み引きはじめないようなら病院だな。

この程度なら/不安が残る

六時三十分、昨日とおなじ時間に起きるが、結露の具合は昨日とまるで違う。さらりと拭ける。この程度の冷え込みなら、花子がグズることもない。 某官公庁パンフ。午後からは某官公庁の別のパンフの件で打ち合わせ。某キャラクターを利用するので、版権元との…

金井美恵子『岸辺のない海』

今日から読みはじめた。とりあえず10ページほど読んだが、作品世界の全体像がさっぱりわからん。どうやら手紙を書くことが好きな青年が何かを回想しているらしいのだが、うまく掴めない。これでもか、というくらいチカラの入った情景描写が、これでもか、と…

冬来る

六時三十分起床。昨日以上の冷え込み。耳を澄ますと、木枯らしのような風の音がかすかに聞こえた。桜や銀杏の乾いた枯れ葉が乾いた風に煽られ舞い上がるイメージが、ふわりとまぶたの裏側に浮かんだ。朝のニュースは、どの番組も「冬到来」を熱心に告げてい…

伊藤比呂美『ラニーニャ』読了

「ハウス・プラント」よりわかりにくい作品だが、印象的なラストシーンで一気に読者を惹き付ける。 前夫から逃げだすように渡米し、アメリカ人の内縁の夫(?)、娘ふたりと暮らす「あたし」に、つぎつぎと襲いかかる不幸。不幸は連鎖しながら、さまざまな二…

スリゴロカレー(四人前)

野菜すり下ろし豚肉ゴロゴロカレーの略。命名、自分。野菜のさわやかな感じと甘味が生きる、自然食系のレストランで出てきそうな感じの仕上がりになる。 用意するもの 豚肩ブロック 400g(脂っこいのが好きならバラでもよい) 玉ねぎ 中〜大2個 にんじん 1本…

ウリウリ二態

七時四十五分、花子が枕元に身体を寄せてきた。寒いからいっしょに寝よう、と言っているように思える。が、目を閉じていながらもブンブンと振られるシッポが何度も顔に触れ、それがくすぐったくてしかたない。これで目が覚めぬはずもなく、花子の意向とは裏…

TXで(たぶん)はじめてのリセットループ

あれこれとソフトを詰め込まないことにしているので動作は安定していたはずなのだが、おそらく母艦の同期ソフトを何度もインストールし、そのたびにシンクロを繰り返していたからだろう、今朝、(たぶん)はじめてリセットループを経験した。何度も起動しつ…

損保ジャパン東郷青児美術館「美しき女性印象派画家 ベルト・モリゾ展」および常設展

モリゾというと、マネやモネに隠れた印象派のオマケ的なイメージしか持っていなかった。そんな先入観を抱いたまま、招待券があるからという理由だけで会場に突撃し、最初の十数点を観てやや失望し、それでも全部観とかなきゃ、と思いながら先へ進んで、「淡…

ギャルリ カプリス 千里個展「千里100猫展…ん?!」

立体猫作家・千里さんの毎年恒例の個展。古い和服の縮緬などを使った日本的なテイストが色濃く漂う猫が、最終日一日前でいくつかの作品はすでに持ち帰られてしまったせいもあってホントに百匹いるかはわからなかったけれど、とにかくこれでもかッてなくらい…

展→展

八時起床。窓が結露していた。晩秋というよりは初冬の冷え込み。気のせいか、木々が一気に赤や黄に色づき、落葉したように思える。 カミサンと恵比寿へ。「ギャルリ カプリス」でカミサン個展の打ち合わせ(というよりは作品の納品、かな。よくわからん)。…

Missing Sync 6.0を導入したけど…

母艦のiMacをリプレースしたので、Palmとの同期ソフトであるMissing Syncもバージョンアップしてみた。Missing Syncは、どういうわけかぼくの環境ではPalm DesktopもiSyncもうまく動作しない(あるいは不安定になる)ので利用しているのだが、今回のバージョ…

伊藤比呂美『ラニーニャ』

語り手の娘の、拒食症から過食症への移行。エルニーニョ⇔ラニーニャ、カリフォルニアの青空⇔カリフォルニアの雨、拒食症⇔過食症、崩壊寸前の日本の家⇔立派(だが欠陥だらけ)なアメリカの住宅、日本人の前夫⇔アメリカ人の現在の(内縁の?)夫。家族生活の二…

秋のさび猫/メガネは白山

六時三十分起床。曇天。急な冷え込みに、軽く身を縮める。季節の変わり目に体が反応しているのだろう、インコのぷちぷちは換羽がはじまった。ちょっと体力消耗気味。 某IT企業PR誌、某官公庁パンフレット(の二冊目)。 午前中、昼食のパンを買うついでに散…

伊藤比呂美『ラニーニャ』

台風の被害に遭った日本の家での暮らしぶりの描写が徹底的に悲惨。比呂美ねーさんの場合、小説も基本的に詩人の視点と言葉で書いているように思えるので、この描写を(虚構世界における)現実と受け止めるべきなのか、それとも描写全体が何かの比喩なのか、…

町田康『土間の四十八滝』

最近は町田作品を読むことが増えた。これは詩集。町田はときおり作品に詩を織り交ぜるのことがあるが、なかなかユニークなのでまとめて読んだらおもしろいかな、と思った次第。土間の四十八滝 (ハルキ文庫)作者: 町田康出版社/メーカー: 角川春樹事務所発売…

小島信夫『殉教|微笑』『墓碑銘』

小島さんが亡くなって、もう半年くらい経つのかな? 氏の作品の魅力を知ったのはここ二、三年のことなので、非常に残念。本当は『別れる理由』が読みたいのだが廃刊。古本屋では値段が高騰しているので手が出せない。墓碑銘 (講談社文芸文庫)作者: 小島信夫…

2007ブシャール・エイネ ボージョレ・ヴィラージュ・ヌーヴォ

発売元はアサヒビール。偏頭痛持ちのぼくは基本的に赤ワインは頭痛を誘発することがあるので飲まないことにしているのだが、まあこれはお祭りみたいなものだし、いいかな、と毎年ちょっとだけ飲むのだが、満足したためしがない……。今日飲んだこのボージョレ…

土地食勘

今日も六時三十分起床。今日カミサンが健康診断でバリウムを飲む関係で、昨晩はゴハンを十九時に食べてしまったせいで、腹がすく。だが基本的に朝から固形物は摂らないことにしているので、昼までガマン。 慌ただしく身支度、掃除を済ませて外出。カミサンは…

町田康『猫のあしあと』

雑誌「FRAU」連載の猫エッセイ。前作『猫にかまけて』の続編。猫を通じて、生と死について考察をめぐらしているのは前作同様だが、前作より町田節が強く濃く炸裂している。猫のあしあと作者: 町田康出版社/メーカー: 講談社発売日: 2007/10/19メディア: 単行…

伊藤比呂美『ラニーニャ』

浜辺に打ち上げられた竹→娘の激ヤセ→鬱だった(内縁の?)夫と、欠陥住宅→家にアリ→日本に残した家と前夫→前夫とピアノ→……。 一見バラバラなようなのだが、すべてがどこかで連結しているように読めなくもない。「家族」のあり方、そして家族が集まり暮らす「…

桧アレルギー猫

六時三十分起床。夜中、花子に何度も起こされた。ぼくの髪の毛をなめたり胸の上に乗ったり側頭部に頭突きしたり腹にダイブしたりしては、布団に入れろだの顔を掻けだのゴハンをくれだのとうるさく注文する。ちょっと甘え過ぎだ。いったいどうした、と思いつ…

伊藤比呂美『ラニーニャ』

表題作「ラニーニャ」を読みはじめる。カリフォルニアを襲う豪雨の中をドライブする語り手「あたし」とふたりの子どもは、あちこちでクルマが事故っているのを見かける。 気象の描写に、エルニーニョ/ラニーニャの「性」の話が重なり、季節の描写が重なり、…

青っぱなデトックス

六時四十分起床。ハナミズ、出ねえや。薬が効いたのか、自然治癒する頃合いだったのか。チン、と力を込め空気を一気に鼻からティッシュへ吹き出させると、鼻孔の奥からねばっこいものがドロンと流れてくる、あの感覚がちょっと懐かしい。おかしな快感だ。本…

寝言

チケット屋「ディスクガレージ」のメルマガより引用。おもしろいなあ、このメルマガの編集後記。 寝言。旦那は寝言をものすごくはっきり発音する。 6年前、初めて聞いた寝言は 「ブレーキパットとエンジンオイル」だった。 ロマンチックもへったくれもない。…

伊藤比呂美『ラニーニャ』

「ハウス・プラント」読了。読み進めるにつれ、作中の要素がみなバラバラであることに気づく。庭の様子は、語り手は園芸好きらしいというのにユーカリの毒素にやられたせいかバラバラした感じで、そもそもユーカリ自体がバラバラ(というよりはバサバサ、か…

ほおぼねあたりにたまるらしい

実は、先週からハナが絶不調だった。花子がではない。ハナが、だ。ノーズ。鼻。穴の奥にハナミズが溜まる。気持ち悪いし呼吸しにくいから、チーンとかむ。すると出てくるのは、まことちゃんもビックリ(比喩が古いか…)というほど青い、うみのような粘液質の…

伊藤比呂美『ラニーニャ』

「ハウス・プラント」。植物に関する日常での細かな出来事(というよりはトラブル)に、家族のトラブルや自分自身のトラブルが軽く混じり込むようなストーリー構成。物語上における擬音の使い方が巧み。音に意味が感じられてくる。そこに、対比的に語り手に…

サツマイモの豆乳ポタージュ

【用意するモノ(四人前)】 サツマイモ 二本くらい 玉ねぎ 中1/2 無調整豆乳 400〜500cc 水 400ccくらい コンソメ 固形のもの1つ 生クリーム 100cc〜200cc(お好み。入れなくてもいいよ) バター 大さじ1.5くらい 塩コショウ それなりに 【特別に用意する…