わたしが猫に蹴っとばされる理由

文学・芸術・哲学・思想の読書&鑑賞日記が中心ですが、雑食系なのでいろいろ取り上げてます。猫もいるよ♡

2016-01-01から1ヶ月間の記事一覧

津島佑子「オートバイ、あるいは夢の手触り」読了

留学生の曾祖母の買ったオートバイは事故で損失。その後、物語は語り手の女性の若いころの不倫話へ……。おもしろいのだが、前半の曾祖母のエピソードのほうが好きだな。 群像 2016年 02 月号 [雑誌] 出版社/メーカー: 講談社 発売日: 2016/01/07 メディア: 雑…

白梅紅梅蝋梅も

五時四十分、また夢のカットアウト。ドクター・マーチンの古くなった靴を捨てた。その後、オードリーの二人が登場したのは覚えているのだが、どんな流れでだったのかはさっぱり覚えていない。結局、また芸能人だ。 [ドクターマーチン]Dr.Martens 1461 3EYE M…

津島佑子「オートバイ、あるいは夢の手触り」

「群像」2016年2月号掲載。 大学講師をしていたことのある語り手が出会ったフランス領のとある南の島から留学してきた少女から聞いた、彼女の曾祖母の物語。まだ全然読み終わってないのだが、なんだか、今の朝ドラにもつながっているような。 群像 2016年 02…

金目鯛と牡蠣

四時、夢がカットアウトしたような状態で唐突に目が覚めた。内容ははっきりとは覚えていないのだが、残しておいたメモを見てみると、東京MX「5時に夢中!」の木曜担当の黒船特派員ジョナサンが、いろとりどりの、タペストリーというかバナーというか、そんな…

雑貨パーカッションライブ

他人に投げつけ、ぶつけるために、本来は黒板に文字を書くために使うチョークを買いに出かけた。チョーク屋はすぐに見つかった。店員は木村拓哉だった。草彅剛と中居正広が合流してきた。ぼくを交えた三人で、洗濯板やらタライやら鍋やらまな板やらで、雑貨…

「週刊モーニング」

「グラゼニ」。また、苦しむ夏之助を読まなければいけなくなるのか……!? 「4D」。映画化したらおもしろいだろうなあ。 「きのう何食べた?」オレもシロさん同様、無趣味だよ……。ランニングと筋トレは体力維持という意味合いが強いし読書と美術鑑賞は仕事に直…

壇蜜の缶

壇蜜さん(あえて「さん」をつけさせていただく)が、スカートの中から何かを取りだした。キャンディーやクッキーが入っている缶だった。黄色ベースの派手なデザインのひょうたん型で、すき焼き鍋のような取っ手がある。これを、ぼくにあげる、という。あり…

金井美恵子「小さな女の子のいっぱいになった膀胱について」

「群像」2016年1月号掲載の、金井美恵子の特別寄稿文。 金井さんが気まぐれでふと読みはじめた藤枝静男著作集第一巻目に収録されている「志賀直哉・天皇・中野重治」に登場している園池公到(そのいけきんゆき)が、銀座線で偶然出会った将校の四、五歳くら…

今日の事件簿

麦次郎、夜中はおしっこの報告不要だよ事件 麦次郎、今外に出ても真っ暗だよ事件 麦次郎、いくらなんでもそりゃ食べすぎだよ事件 麦次郎、お風呂のフタの上に飛び乗り事件 Nさん、お久しぶりです事件 案内状がもうすぐ届く事件 ZOMOに次ぐZOMO事件 漁師めし…

鷲田清一『ちぐはぐな身体 ファッションって何?』読了

朝日新聞で「折々のことば」を毎日連載している鷲田清一の、二十年くらい前に書かれたファッション論。「わたし」と世界との関係を、ゆがんでいてすべてを認識しきれない、つまり自分自身でありながらも自分から遠く想像で全体像を掴むしかない危うい存在で…

アプデ三昧

五時四十分、自然に目が覚めてしまう。要求はされていないものの麦次郎のゴハンを用意してやると、ホットカーペットの端のあたりからジロリと見られた。のそっと起き上がったが、食べているところは確認せずにトイレへ向かった。今朝も冷え込みは厳しい。震…

佐々木敦「新・私小説論 第四回『私小説論』論(承前)」

「群像」2016年2月号掲載の評論。 小林秀雄『私小説論』を起源とした(?)私小説論の変遷、と書いてしまうとあまりにざっくりしすぎているかな。 私小説には「私小説として書かれた小説」と「私小説として読まれる小説」の二種類があるという考え方は面白い…

今日の事件簿

氷点下の朝事件 それでも麦次郎は外に出たがる事件 麦次郎うんこおしっこ大成功事件 銀行あっちこっち事件 いちじくは好きです事件 小さい馬事件 甘酒立ち飲み事件 変色してるじゃありませんか事件 漁師めし3袋でかりんとう事件(おまけ事件) 急に動き出し…

大澤真幸「〈世界史〉の哲学 近世篇24 王朝、王冠、そして……威厳」

「群像」2016年1月号掲載。「王の二つの身体」の掘り下げはまだまだつづく。王は個人、一人の人間だが、王の王たる印である王冠はキリストの奇跡の象徴であり、王が政治を司る者であることの証明であり、威厳の象徴である。そして、継承される為政者は不死鳥…

もう二度と

六時三十分起床。麦次郎、午前中は延々と騒ぎつづけていた。冷え込みはより厳しく北からの風も幾分強めだというのに、何度外に出しても、また出せ、出せ、とうるさい。もっとも、外に出ている時間は一回あたり数分、しかも絶対にぼくに抱かれた状態で、なの…

羽田圭介「コンテクスト・オブ・ザ・デッド」

次々と登場する人物たち。単なるゾンビ小説というわけではなく、日本社会のゆがみだの出版業界の裏事情だのが小出しでちょいちょい描かれていく…。 群像 2016年 02 月号 [雑誌] 出版社/メーカー: 講談社 発売日: 2016/01/07 メディア: 雑誌 この商品を含むブ…

角度の変化、ふんばりの変化

四時、相変わらず内容は覚えていないのだが、妙な夢で目が覚めた。と同時に右足のふくらはぎがピキン。こむら返りだ。四十を過ぎてから年に二、三回は起きるようになった。老化なのか、それとも。三十代より今のほうがよほど鍛えているのだが。 六時三十分起…

痙攣と落下

五時四十分起床。早朝から麦次郎がてんかん発作を起こしてしまった。飲み水はちょっと運動になるからとテーブルの上にのせていたのだが、飲水中に発作を起こし、痙攣しながら床に落ちてしまった。高さ、約1m。妻と二人で慌てて介抱し様子を見たのだが、大事…

週刊モーニング

「終電ちゃん」なんだかよくわからないが、コレ好き。 「グラゼニ」ちょっとコワイ感じ……。 「セケンノハテマデ」もう最終回。うーん、やはり名作「誰も寝てはならぬ」は超えられないのか。 グラゼニ~東京ドーム編~(5) (モーニング KC) 作者: アダチケイジ,…

珍味のあとのように

五時四十分起床。相変わらず夢は奇妙で、初めての珍味を飽きるまで食べた後に口の中に残った味と触感だけがしつこく尾を引く。やはり夢の記憶だけは付いてこない。 麦次郎、朝から大騒ぎ。外に出せとうるさいのでだっこして外廊下に出たら、上の階のNさんと…

羽田圭介「コンテクスト・オブ・ザ・デッド」(1)

「群像」2016年2月号掲載の新連載小説。 一挙に200枚掲載なので全然読み切れていないのだが、今のところ、売れない小説家を主人公にしたゾンビ小説。「ゾンビ取りガール」みたいな世界観なのかな。 羽田氏、テレビに出まくっているが、ちゃーんと書いている…

それは枕を変える前から

五時四十五分起床。枕を変えてから、妙な夢ばかり見る。だがその内容は少しも覚えておらず、ただただ、残尿感のように夢の不条理さや中途半端さに対するわだかまりばかりが、記憶としてではなく、感情としてのみ、しつこく残る。……と思ったが、まだ枕を変え…

いしいしんじ「浅瀬にて」

「新潮」2016年2月号掲載。 自転車が登場するから現代ではあるのだろうが、戦後まもないころなのか、それとも二十一世紀なのかが、今ひとつはっきりしない設定。浅瀬の海のそばに住む人々の伝説と、伝説の浸透した日常を、中学生男子の視点から描いている。…

740

五時十五分、自分の咳の音と胸の振動で目が覚めた。軽く痰も出る。喘息発作か、と思ったが、さほど息苦しくはない。ピークフローを計測しても、通常が750から800のところ740だから、若干下がってはいるものの、どうってことはない。麦次郎にゴハンをねだられ…

磯崎憲一郎「鳥獣戯画」(1)

「群像」2016年2月号掲載。三井物産を退社し小説家一本となったイソケンさん。そうか、連載もできるようになったということか…。 作者本人がモデルなのか、サラリーマンを辞めた小説家、その怒りと奇妙な出会い。暴走すれすれの危うい流れと、なんだか視野の…

雨降る雪/枕を変える

五時四十五分起床。部屋の中のあまりの冷え込みに、上体を起こしたまま、しばらく布団から抜けられず。雪。しかし、あっという間に雨に変わった。マンションの階段がスリップしやすくなっていたので、慌ててささっと雪をかいた。ついでにエントランスも軽く…

熊野純彦「美と倫理のはざまで カントの世界像をめぐって」(3)

「群像」1月号掲載。哲学の領域とその区分について。純粋理性の哲学=予備学+哲学的認識の全体。 批判とは否定ではなく、認識の可能性と不可能性のあいだで限界線を引き、境界を設定する作業のこと。 形而上学とは、実質的な哲学認識のこと。形而上学=自然…

三本足の大型犬

六時三十分起床。晴れ。きびしい冷え込み。 麦次郎、おしっこは軽く失敗。そしてちょっとだけゲロ。 食事を済ませ、ランニングへ。善福寺川沿いを17.5km。あまりに気持ちよくて予定より長く走ってしまった。朝走るといろんなドウブツと出会えて楽しい。カル…

今日は情報が多いので事実だけを時系列で羅列

高校の陸上部の仲間と知らない人の家に不法侵入して遊んでいたのだが、卒業後二人でバイトしていた店に行こうということになり久々に顔を出したら、店舗の屋上でウンコをもらしてしまい、尻とズボンを洗える場所を求めて街を彷徨った。銭湯なら洗えるかと思…

今日の事件簿

鵜飼いの鵜のようにアワビが魚や貝を採ってくれる夢を見た事件 麦次郎の寝床はテーブルの位置に左右される事件 納豆ふりかけ事件 急に仕事が立て込みはじめたよ事件 スペックばっかししかも複雑事件 ゴミ袋の売り場がわからない事件 ペットの売り場は敢えて…