わたしが猫に蹴っとばされる理由

文学・芸術・哲学・思想の読書&鑑賞日記が中心ですが、雑食系なのでいろいろ取り上げてます。猫もいるよ♡

美術展

眠気の湯切り

五時四十分起床。昨日の18kmランニングの疲労が少々残っているのと、相変わらずの朝の冷え込みとで、朝の動作がついつい緩慢になる。眠気の湯切り、と個人的には読んでいるのだが、キビキビと動くことでラーメンの湯切りの如く、全身にまとわりつく眠気を振…

「パルコ広告展」を観る

五時四十分起床。身支度して、動物たちの世話をして、と平日と変わらない朝。冷え込みは昨日よりやや厳しいか。 外出。妻と横浜へ。桜木町の重慶飯店カジュアル版みたいな「重慶厨房」でランチ。五目焼きそばと牛バラごはん、そして餃子。本家より素材を少し…

今も昔も遊び方は同じ

五時四十分起床。朝のうちは昨日の雨がしぶとく残り、気温もかなり下がっていたようだ。窓外を気にしつつ身支度、朝食。その後、先日購入した葵の猫タワーを組み立てる。アマゾンオリジナルのものでシンプルな構成だが、猫飼いの間で妙に評価が高い。ウチで…

ゲルハルト・リヒター展へ

五時四十分起床。やや暑い朝。 午前中は三十分だけ仕事し、その後は掃除。 午後、妻は吉祥寺「錆猫ギャラリー」でのチャリティ展の立ち会いへ。 明日から始まります!懐かし作品いろいろチャリティ価格で並べてきました。楽しくお買い物して猫助け どうぞよ…

悲しみ、そして希望の兆し

五時四十分起床。巨大な滑り台のついた銭湯に入る夢を観た。 今日はオフ。午前中は掃除。午後は妻と吉祥寺へ。びっくりするほど人が多い。 吉祥寺美術館へ。「土田圭介鉛筆画展 心の灯り」を観る。2020年におなじ吉祥寺美術館で個展が開かれたのだけれど、緊…

銀座メゾンエルメス「ベゾアール(結石)|シャルロット・デュマ展」

久々に完全オフだったので行ってみた。デュマはオランダ人の写真家で、現代における動物と人の関係性をテーマにした作品を撮りつづけている。2014年からは日本の在来馬を撮影しているそうだ。 作品はいずれも動物を溺愛しているような感覚が一切なく、単体の…

「特別展 中野嘉之の世界」→サイトウマサミツ/まさき/本多厚二「Mercadinho '20」

五時四十分起床。冬晴れ。気温も冬相応に下がっているようだ。まもなくバレンタインがやって来る。このカタカナ六文字を見ると、高校一年生の時、陸上部の部室でその日誰からもチョコレートをもらえなかった者同士でダラダラ無駄話をしていたことを思い出す…

青木野枝「霧と鉄と山と」

日曜美術館のアートシーンや、「美術手帖」だったかな、のサイトで紹介されていて気になったので行ってみた。メインで使われているのは鉄。近くで見ると切断したり溶接したりビス留めしたりガラスをはめ込んだり、とかなり無骨な作り方をしているというのに…

吉祥寺美術館「千田康広 -イメージからの解放-」

世界的に活動する現代美術作家のインスタレーション。光(と闇)、そして自然が本来持っている美を、「加工」によって最大限に引き出したり、違う魅力を生み出したりするのが巧み。展示されているのは交錯しながら上昇するする短い光の中に包まれる体験型作…

東京ステーションギャラリー「坂田一男 捲土重来」

明日までだったので滑り込むようにして観てきた。チラシには「キュビスム以降の抽象絵画の展開を核心で理解し、その可能性を極限まで推し進めた画家」とある。図形化された具象を描くキュビスムではなく、抽象画寄りの作品が多いのだが、時折テーマ/モチー…

三鷹市美術ギャラリー 「壁に世界をみる ——吉田穂高」

以前、ある企業のカレンダーの企画で作品を使わせていただき、不肖ながらぼくが解説を書いた洋画家/版画家の吉田博の息子さん。父親とは違いかなり前衛的な作風だとは聞いていたのだけれど、作品を実際に鑑賞したことはなかった。驚いたのは、その抽象性、…

ショーン・タンの世界

六時起床。曇りがちではあるが雨は上がり、陽の差す時間も多いと感じられる。午前中は掃除とアイロン。 午後は妻とちひろ美術館へ。開催中の「ショーン・タンの世界展」を観る。絵は気になっていたが作品は読んだことがなく、話題だったから興味を持った、と…

はな子のいる風景

六時十五分起床。午前中はひたすら掃除。長雨のせいだろうか、階上から錆を含んだ水が長いこと垂れつづけていたようで、二階のわが家、そして一階のお宅の庭がひどく汚れている。三階の方のベランダに付けられている古いパラボラアンテナが原因なのか、それ…

ホテル雅叙園東京「和室で楽しむねこアート 福ねこat百段階段」

目黒雅叙園の「百段階段」で開催されている猫アートイベント。猫町さんが企画している模様。関係ないけど、目黒雅叙園のオーナーって外資系ファンドなのね。 日本における「アート」「アーティスト」は、芸術/芸術家であると主張しきれないものの(芸術とい…

三鷹市美術ギャラリー「根付 ~江戸と現代を結ぶ造形~ 展」

どうやら安土桃山時代頃に生まれたらしい、日本伝統のストラップ「根付け」の、歴史的名品と現代作家の作品、両方を一度に楽しめる展覧会。展示品が小さいので、虫眼鏡を渡される。こんなのはじめてだ(笑)。種類、モチーフだけでなく、原料や技法もよくわ…

山本耀司・朝倉優佳「画と機」(東京オペラシティ アートギャラリー)

Yohji Yamamotoファンとしては絶対に見逃せない展覧会、ということで行ってみた。「ガキみたいに絵を描く」と言っていた山本耀司の言葉どおり、ジジイなのに若いエネルギーが感じられるタッチのラフなペインティング。正直言って絵のほうは感銘を受けたもの…

今年おもしろかったもの、感慨ぶかかったもの 2016年

《文学》 ※新刊だけ ●奥泉光『ビビビ・ビ・バップ』 ●古井由吉「新潮」の連作短篇 ●瀬戸内寂聴「いのち」(「群像」連載中) ●磯崎憲一郎「鳥獣戯画」(「群像」連載中) ●保坂和志『地鳴き、小鳥みたいな』 おもしろい作品に出会えてはいるのだけれど、文芸…

世田谷美術館 開館30周年「コレクションの5つの物語」「ぜんぶ1986年」

前者は、世田谷美術館の所蔵品を美術と生活をめぐる視点から、5つの物語(+プロローグ、挿話、エピローグ)として構成して展示した企画展。バラバラに思える作品群が、音楽で言えば一つの組曲のように重層化していくから不思議だ。 プロローグ:マックス・…