わたしが猫に蹴っとばされる理由

文学・芸術・哲学・思想の読書&鑑賞日記が中心ですが、雑食系なのでいろいろ取り上げてます。猫もいるよ♡

2020-07-01から1ヶ月間の記事一覧

『掃除婦のための手引き書』を読みはじめる

五時四十分起床。朝のうちは雨だったがいつの間にか止み、その後は時折青空も見えた。 仕事。午前中は月末の事務処理。大慌てで銀行へ。個人の口座に定期預金が残っていたことに気づいた。どうしよう。 午後はZoomで打ち合わせを済ませてから作業。複数の案…

引きずり、ばたつき

五時四十分起床。朝から軽い疲労を感じているのは、昨夜遅くまで仕事したせいだろう。馬車馬のような働き方をしなくなったから、以前ほど疲れを引きずることはなくなった。 日中は仕事。ひたすら仕事。夏休み前でさまざまな案件がバタつきはじめている。だが…

今日の事件簿

大慌て作業事件 大慌て銀行事件 ゆっくりパン事件 慌てず作業事件 刺身がお買い得事件 目論見が…事件 結局夜中まで仕事事件

筒井康隆「ジャックポット」

「新潮」2020年8月号掲載。 読了。「たられば」の世界が悪ふざけの渦のなかで突然現実味を帯びてくる。だが、作者はそれを畏れない。最後はSF作家としての矜恃と敬意なのだろうか、ハインライン礼讃で幕を閉じる。なるほど、だからこのタイトルなのか。 新潮…

切迫感を伴わない

五時四十分起床。だらだらと降ったり止んだり。「だらだら」という言葉には怠惰さや、いやいやながら、という雰囲気がつきまとう。だが雨の表現に使うと、いやいやながらという意味合いは薄れ、むしろ、「じりじりと寄ってくる」「少しずついびる」のような…

筒井康隆「ジャックポット」

「新潮」2020年8月号掲載。 第一章読了。危機的状況は笑い飛ばす。案外、そんな姿勢にこそ希望は宿る。ま、今回の危機では大声で笑っちゃいけないけどね。 第二章はこのままコロナ禍が進んだらの世界。ちゃかし、いじり、悪ふざけ。筒井さんの真骨頂ですな。…

今日の事件簿

右の親指にへんな痛み事件 筆記具に迷う事件あるいは痛みの原因さがし事件 シェーバーで肌荒れた事件 マスクで汗びっちょり事件 こわいよー事件 会議室にアクリルパーテーションがあった事件×2 ぶどうパンまりまり事件 ひさびさのKさんTさんRさん事件 岩田華…

葵、三歳。

六時起床。今日は愛猫・葵の三歳の誕生日。ぼくの誕生日とは一日違いだ。妻が、購入しておいた新しいおもちゃを下ろしてあげた。ま、いつも遊んでいるものだから、特に変わった様子は見せなかったのだが。昨夜、もうひとつの誕生日プレゼントに、と猫タワー…

堀江敏幸「二月のつぎに七月が」(26)

「群像」 2020年8月号掲載。 今月分読了。場面は変わり、丕出子さんと野球好きな父親との会話。今度は謎めいたお客について語りあうのではなく、父親のモノの考え方や記憶を軸に、遠回りするように、そしてそのお客、すなわち阿見さんのことをササッとかすめ…

ポール・オースター/柴田元幸訳『ガラスの街』

時間があるときにだけ少し、という断片的な読み方になっているが…。探偵と間違えられて依頼を受けてしまった作家クインは、遂行中に尾行相手を見失い、依頼主とまったく連絡が取れなくなり、ただただニューヨークの街をさまよいつづける。そこで目にする数々…

筒井康隆「ジャックポット」

「新潮」2020年8月号掲載。まだほんの少ししか読んでいないのだが……これ、筒井版『フィネガンズ・ウェイク』? 新型コロナウイルス、徹底した言葉遊び、そして風刺。 新潮 2020年 08 月号 発売日: 2020/07/07 メディア: 雑誌 パプリカ (新潮文庫) 作者:康隆,…

寝る

誕生日。アラフィフ後半戦突入。 五時四十分起床。雨。午前中は掃除。妻がつくってくれたビビン麺で昼食。 時折激しい雨がけたたましく降る。頭痛がしんどくなってきたので、午後はひたすら寝た。 夕方、復活。「劇場版コンフィデンスマンJPロマンス編」を観…

困った時のドクターグリップ

今朝も五時四十分起床。連休二日目。今日も天気ははっきりしないが、はっきりしすぎて大変なことになっている西日本に比べたら幸せなのだろう。 仕事。朝から某エネルギー系企業の採用案内。掃除をはさんで、祝日ではあるが振込のために銀行に向かい、ついで…

堀江敏幸「二月のつぎに七月が」(26)

「群像」 2020年8月号掲載。食堂の料理人である笛田さんとその妻。会話の中に現れる、何者なのかわからないお客さん。毎回おなじカレーを食べ、コーヒーの回数券を利用し、食堂では古い文庫本を静かに読みふけるその様子は大学の教授のようだ、しかしこのお…

イメージの上書き

五時四十分起床。時折、不安になるほどの豪雨になることが何度もあるのだが、それはほんの一瞬で、あとはしとしとと、ぼくの子どもの頃の記憶にある地味な梅雨の雨がだらだらとつづく。季節のイメージがどんどん上書きされていく。例えば冬を思い出してみる…

保坂和志「鉄の胡蝶の歳月の記憶に夢に掘るか」(24)

「群像」 2020年8月号掲載分、読了。 以前は語り手が過去の記憶を思いつくままに辿っていったたり大きく離れてみたり…というインプロビゼーションみたいな流れが作品をかたちづくっていたが(実際は計算づくの可能性もあるけれど)、ここ数回は新型コロナ前…

保坂和志「鉄の胡蝶の歳月の記憶に夢に掘るか」(24)

「群像」 2020年8月号掲載。まだ全部は読めてない。そして、またタイトルが微妙に変わっている。 新型コロナウイルスの流行中に、やたらに外猫にエサをあげてしまうダメな元警官の老人が引っ越すことになる。その老人が住んでいた家の解体工事によって、猫た…

免罪符とは言えない

五時四十分起床。雨が降ったり止んだり。気まぐれな梅雨。 九時、外出。電車は比較的空いている。マスク着用率は高いが、山手線で乗り込んできた白人系の男性はノーマスク。海外では宗教的・思想的な理由からマスクの着用を拒否する人が多いと聞く。この男性…

四連休の前だから

五時四十分起床。慌ただしい一日。朝イチで某案件の納品を済ませ、事務処理をし、掃除をしてから銀行で振り込みなどの手続きを済ませ、午後からは明日打ち合わせ予定の新規案件の資料を読みつつ、別の新規案件の相談に対応したり、もうひとつ別の新規案件の…

松田青子「斧語り」

「群像」 2020年8月号掲載の短篇。この作家の作品を読むのは初めてだと思う。 寺の住職だった祖父がしっかり手入れをして大切に使っていた斧を、祖父の遺言により譲り受けることになってしまった青年は、同棲する同性の恋人とベランダで古くなった家具を分解…

長野まゆみ「ゴッホの犬と耳とひまわり」(8)

「群像」 2020年8月号掲載。 語り手の「ぼく」、画家の母、食品関連の仕事をしているらしい妹、その夫で「ゴッホの家計簿」らしきものの翻訳を依頼した河島の孫(なのかな)の海一とランチを楽しんでいる。食卓に並んだ手づくりパンは「ゴッホの耳」と名づけ…

今日の事件簿

いつもより微妙に早起き事件 なのにいつもより身支度のろのろ事件 慌ただしそうな雰囲気事件 K事件 ちくわ飯事件 集中力途切れてダージリン事件 ノート水びたし事件 冷やし鯛焼き事件 補助軸ぼこぼこ事件 イカエビサラダうまうま事件 ▼気づいたらぼこぼこ。

熊野純彦『西洋哲学史 古代から中世へ』

過去に哲学関連の入門書は何冊か読んでいるけれど、歴史的視点から体系化されているものは読んだことがなかった。昨日の、竹田青嗣セミナーを見て、自分には哲学史、思想史の知識が体系化されていないことを痛感。というわけで、買ったままだったこの本を読…

長嶋有「ゴジとサンペイ」

「群像」 2020年8月号掲載。緊急事態宣言中、オンラインゲーム仲間の二人の女性が初めて会うことになって待ち合わせ、公園で弁当を食べる。その後、彼女たちはホームセンターでスコップを買い、自称引き籠もりの片方の女性が飼っていた犬「ゴジ」を家の庭に…

人間の光と影

六時起床。久々にまったく雨の降らない一日。午前中はせっせと掃除。 午後はひたすら読書。「群像」をパラパラしていたのだが、お笑いコンビ・かが屋の加賀(ロン毛のほう)がエッセイを書いていた。働かず、酒飲んで暴れて、というタイヘンな父親だったらし…

竹田青嗣×苫野一徳のセミナーに参加する

五時四十分起床。雨。朝のうちは強かった雨足が次第に弱まり、午後には止んでしまった。だが空はなお重い。 午前中は掃除。いつか使うだろう、という安易な理由でつい溜め込んでしまった大量のAmazonのロゴ入り段ボール箱を処分。少しだけ残すことにした。 …

今日の事件簿

うれしい知らせ事件 そりゃそうですよね契約があるから事件 どんどん増えていますね事件 消しゴムのカス食べられた事件 豪華なDM2通事件 3分間地獄プランク事件 おいしいメンチカツおいしいアジフライ事件 父、予定よりかなり早く退院事件 鷲田清一「所有に…

代わりに犬をたくさん見かけた。

五時四十分起床。雨は降っていないが、日の光を浴びれるのはまだまだ先だという予報も十分に納得できるくらいに空の色は重い。 仕事。某案件の赤字が戻り、少々バタつく。 妻、昨日の目の違和感がまだつづいているので今日も眼科へ。大きな問題はなかったそ…

ヘボい風邪

五時四十分起床。雨。 仕事。せっせと進めているうちに雨は止んだようなので、掃除機をかけてから30分ほどウォーキング。湿度が高いせいだろう、マスクの内側が息苦しい。 昨日購入しておいたしらすをトーストにして昼食。わが家のオーブントースターは買っ…

猫とは面白い動物だ

睡眠障害か。ここ数週間、夜中に三度くらい起きている。直接的な原因はわかっている。暑さと水分の摂りすぎだ。就寝前にグビグビと水を飲み過ぎている。だからトイレで目が覚める。用を足してすっきりしたところですぐ眠ればいいのだが、また水を飲む。しか…